今日は、長芋を焼くだけの調理法をテーマにしていきたいと思います^^
長芋は焼くと栄養はどうなるのでしょうか。
また焼くと黒くなるのはなぜでしょうか。
長芋についてまとめていきます。
長芋の焼くだけレシピ!
長芋は、山芋の一種です。
山芋には様々な種類がありますが、
山芋の中で多く流通しているのは、
長芋であるといえます。
そのほか、いちょう芋、つくね芋、自然薯なども
山芋の一種です。
そんな長芋は、山芋の中でも水分量が多く、
粘り気が弱いために、とろろにする他、
サラダや煮物にして食べられています。
そして焼くだけでも美味しくいただけます。
長芋の焼き方についてまとめていきます。
~長芋の下処理~
1・まずは、長芋をよく洗います。
2・続いて、長芋の皮は厚めに剥き、
さらに、お好みの切り方で長芋をカットします。
※焼くだけでしたら、輪切りが多いです。
3・すぐに焼くのであればここで下処理は終了です。
長芋のあく抜きをするのは、
長芋が黒や茶色に変色してしまうのを防ぐためです。
長芋などの山芋類であれば、
「チロシン」 というアミノ酸が「チロシナーゼ」 という酵素によって、
メラニンを生成し、
黒っぽくなります。
このチロシナーゼは、酵素であるため
水につけたり、加熱したりすることで
失活します。
つまり働かなくなるのです。
なので、サラダやすりおろしたりする場合は、
変色しやすいのですが、
焼く場合であれば、変色しにくくなるので、
あく抜きはしなくても大丈夫 です。
では簡単な長芋の焼くだけのレシピを紹介します。
焼き長芋
~必要なもの~
長芋:100g
ゴマ油:大さじ1杯
からし、醤油:少々
~作り方~
1・まずは、長芋をよく洗い、皮をむきます。
2・長芋は1cm程度の輪切りにします。
3・フライパンを熱し、
ごま油をいれて、長芋を焼きます。
うっすら焦げ目がつくまで焼きます。
4・うっすら焦げ目がついたら、
醤油をまわしかけて、
さらにわさびや辛子を添えて完成です。
焦げ目がつくくらいでしたら、
シャキシャキとした食感が残ります。
焼くだけでも美味しくいただけます。
長芋のガーリックバター
~必要なもの~
長芋:150~200g程度
にんにくチューブ:2~3cm程度
バター:10g
酒:大さじ1
醤油:小さじ1杯
~作り方~
1・まずは、長芋をよく洗い、皮を剥きます。
2・続いて、長芋は1cm程度の輪切りにしておきます。
3・フライパンを熱し、バター10gを溶かして、
にんにくを炒めます。
4・にんにくの香りがしてきたら、
長芋を並べて焼いていきます。
ひっくり返して、両面焦げ目がつくくらい
熱します。
5・最後に酒大さじ1杯、醤油小さじ1杯をいれて、
全体に味を絡めたら完成です。
お好みで小ネギをのせてください。
焼くだけで簡単に長芋料理がつくれます。
その他、外部サイトですが、長芋を焼くだけの
おススメレシピを紹介します。
焼き長芋の明太子ソース♪
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/2363931
皮ごとのレシピですが、
食感が気になる方は、皮を剥いてからどうぞ!
明太子との相性が良い一品です。
●長芋の味噌バターステーキ●
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/2802296
バター醤油ではなく、味噌バターです!
このように長芋は、焼くだけでも
美味しくいただけます。
あともう一品欲しいときにもお試しください。
長芋は焼くと栄養はどうなる?
消化酵素
長芋には、消化酵素であるアミラーゼ が豊富に
含まれています。
このアミラーゼは、 加熱しない方が活性が
強い のです。
つまり、生の状態の方が消化酵素としての力を
発揮してくれるということです。
そもそも長芋を生で食べても、美味しく食べられるのは、
他の芋類と比較して消化酵素を豊富に含んでいるためです。
さつまいもやじゃがいもも、
生で食べることができるのですが、
加熱してから食べる人の方が多いですよね?
加熱した方が美味しいという理由の他、
消化が良いという理由があります。
稀にでんぷんが多いので、
さつまいもやじゃがいもをそのまま食べると
お腹を壊すことがあります。
長芋には消化酵素が豊富なので生食もOKです。
ちなみに、加熱したからといって、
ビタミンやミネラルの含有量にはあまり差は
ありません。
糖とタンパク質が結合した多糖類
長芋には、ネバネバした成分が含まれていますね。
あれは多糖類であり、ムチンと呼ばれています。
※昔の文献では、ムチンと表記されていたのですが、
最近では、植物由来のものは、ムチンと呼ばないと
いわれています。
このネバネバ成分は、 胃の粘膜を保護したり、
免疫力を高める作用 があります。
また血糖利の上昇を抑える働きも。
ただし、このネバネバ成分は 熱に弱い のです。
長芋は焼いても食感が違って美味しいのですが、
消化酵素やネバネバ成分の効果を期待する方は、
生食もおススメといえます。
★長芋の栄養に関してはこちらをどうぞ
長芋の効能・効果!栄養は加熱すると変わる?炭水化物量に注意!
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★生食に関してはこちらをどうぞ
長芋(山芋)は生で食べられる?期間は?
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長芋を焼くと黒くなるのはなぜ?
長芋を焼いたときに、黒く変色してしまったことが
ある方もいるかと思います。
長芋には、酵素が含まれており、
その影響により、黒く変色してしまうことがあります。
しかし加熱した場合に黒くなるのは、
長芋に含まれるポリフェノールの一種である
クロロゲン酸 が鉄 と反応したことで起こると
考えられます。
クロロゲン酸は、タンニンとも呼ばれますが、
鉄と反応して、黒色のタンニン鉄ができたと
考えられます。
生のときは大丈夫でも、加熱したことで
反応が急速に進みます。
また、鉄鍋のとき以外にも、金属のおろしがねで
すりおろした時でも、反応してとろろが
黒くなることがあります。
いずれにしろ、調理して黒く変色してしまったものは、
長芋に含まれている成分が影響しています。
ですので、見た目は気になるかもしれませんが、
食べても問題ありません。
手間のかからないとろろも
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まとめ
今回は、長芋の焼くレシピや変化をテーマにして
まとめてみました。
長芋は焼くだけで美味しくいただけます。
またビタミンやミネラルは焼いてもあまり変化は
ありませんが、
消化酵素やネバネバの成分は加熱することで
少なくなってしまいます。
生でも焼いても美味しくいただけるので
お好みでどうぞ★
レンジで簡単調理はこちらをどうぞ
長芋のレンジレシピ!加熱時間は?黒くなる原因は?