今日はふきの調理法・食べ方をテーマにしたいと思います^^
季節になるとたくさん頂く事の多いふきですが、
ふきの調理法というと一番に思い浮かべるのは「煮物」
という方がほとんどだと思います。
煮物以外には、どんな調理法があるのでしょうか。
また調理の仕方はどうすればよいでしょうか。
ふきの調理法についてまとめていきたいと思います。

ふきの調理法は?
ふきが出回る時期は春から初夏にかけてであり、
その頃が天然物の旬になります。
ハウス物は10月から翌5月頃まで出荷されています。
そのあとに、ふきが店頭に並び始めます。
蕗の薹は、ふきの地下茎(地面に埋もれている茎)から出てくる花のツボミで、
はじめは、蕗の薹だけがポコッと地面から出てきます。
その後、小さいふきの葉があちこちに出始めて
グングン大きくなり、よく見かけるふきの形になります。
私たちが食べているふきの茎の部分が「葉柄」といって
葉と茎をつないでいる部分で、ほんとの茎は地面に埋もれています。
蕗の薹はニョキニョキと大きくなり
タンポポのように綿毛をつけて飛んでいきます。

なので、道路脇や田んぼのあぜ道などいろんな所で、育つ事ができるんですね。
ふきの調理法(あく抜き方法)
ふきに限らず山菜類はあくが強いのであく抜きが必要です。

下処理しないとまずくて食べられませんが、そんなに難しくない
簡単なやり方をご紹介します。
ふきを料理する場合、必ずこのあく抜きという作業が必要になってきます。
1⃣ふきを切ります。
ふきはなるべく大きなお鍋で茹でると
後の皮をむく本数が少なくすむので、その長さにあわせて切りましょう。

たくさん茹でる場合は深さも必要ですが
長さが大事なので、大きなフライパンでも大丈夫です。
★ふきの葉は、一般に捨てますが食べることもできます!!
葉の食べ方について詳しくはこちらをどうぞ
ふきの葉っぱは食べれる?下処理から活用法まで
2⃣板ずりをします。
ふき 1束 に対して 塩大さじ山盛り1杯 を、まな板の上に並べたふきに
まんべんなく行き渡るようにふりかけたら、
ゴロゴロと軽く手でおさえながら、塩がなじむように転がしていきます。

板ずりすると、ふきが色よく仕上がり、あくがでやすくなります。
3⃣ふきをゆでます。
沸騰したお湯に塩のついたままのふきを入れ、
細い部分は 2~3分 、太い部分は 4~5分 程度を目安にゆでます。

茹であがったら、氷水にとっていきます。
4⃣ふきの皮をむきます。
ふきが完全に冷めたら、ふきの太い部分を上にして手に持ち、
3~4㎝ ほど端の方から皮をむきます。

一周ぐるっとむき終わったら、
むいた部分の皮をまとまて手にもち一気にひきおろします。
こうすると、いっぺんに皮がむけて時短にもなりきれいにむく事が出来ます。
むき終えたふきは、お好みの大きさにカットして、
水を入れた保存容器に入れて、冷蔵庫へ2時間ほど保管すれば、
あく抜きの完成です。

あく抜き後は、水につけて保存すれば、数日持ちます。
ただ、毎日水は交換するようにしてください。
ふきの調理法や食べ方は?
ふきの調理法は,煮物が定番ですが、他にはどんな食べ方があるのでしょうか。
ふきの調理法について紹介していきます。
【ふきの煮物】
一般に煮物にして食べられることが多いです。
煮浸し
信田巻き
炒め煮
卵とじ煮

【簡単ポイント】
煮物にする時は、長さ 3~4㎝ の長さの ぶつ切り にするのがおすすめです。
たけのこや高野豆腐、厚揚げのような味が煮含まるものと一緒に煮ると、
味も色どりもきれいな一品になります。
【ふきの炒め物】
煮物の次の定番といえば、炒め物です。
きんぴら風
オイスターソース炒め
ピリ辛炒め
しょうが焼き風

【簡単ポイント】
炒め物は 5㎜程度の斜め切り がよいです。
断面が大きくなるのでたれがよくからみます。
シャキシャキ食感も残しつつ、繊維もたちきるので
口あたりもやさしくなります。
一緒に炒める具材にあわせて、ふきの厚さをかえると
味の染み込みが均等になって美味しいですよ。
【ふきの揚げ物】
揚げ物にすると、苦味が緩和されておいしくなります。
フライ
かき揚げ

【簡単ポイント】
フライはベーコンや豚肉などに巻いてから揚げるとよいです。
ふきの香りと豚肉などの旨味が引き立てあって美味しいです。
水分が多いので、よく水気をきってから衣につけましょう。
かき揚げは 1~1.5㎝ぐらいの小口切り にすると、衣がつきやすいです。
【ふきの和え物】
白和え
サラダ
酢味噌和え
【簡単ポイント】
幅 5㎜ 程度、長さ 4~5㎝ ぐらいの 斜め切り がおすすめです。
味もなじんで、見た目もよいのです。
時間がたつと水分がでて味付けがうすくなるので、
食べる直前にあえると,美味しくいただけます。
【ふきのごはんもの】
炒飯
炊き込みご飯
ちらし寿司
【簡単ポイント】
ふきは 3~5㎜ぐらいの、小口切り がおすすめです。
もう少し小さい方がよい場合は半月切りにします。
炒飯の場合はちょっと多すぎたかもと思うぐらいが、
香りと食感がよく美味しいですよ。
ちらし寿司は、錦糸卵や人参なども入れると、色どりがきれいです。
あまり入れすぎると、ただのちらし寿司になるので、
量は控えめにしてくださいね。
【ふきの汁もの】
味噌汁
お吸い物

【簡単ポイント】
5㎜ 程度の 斜め切り がよいです。
汁ものに使うと
汁ごといただくために、後味のほろ苦さを感じます。
苦手な方はきってから水にさらして使うと、食べやすくなりますよ。
他にもパスタの具材や、ふきのピクルスなども美味しいです。
外部サイトですが、ふきのおすすめ調理法をご紹介します。
ふきのピクルス風
レシピ
ついつい箸がのびてしまいます☆

引用元:https://cookpad.com/recipe/1773323
春のお野菜☆ふきとベーコンのフライ
レシピ
ベーコンとの相性抜群です◎

引用元:https://cookpad.com/recipe/1357214
筍☆ふきとしらすの絶品ペペロンチーノ
レシピ
ふきのほろ苦さがアクセントになってます♪

引用元https://cookpad.com/recipe/3886113
「アンゼリカ風」ふきの砂糖漬け
レシピ
おやつにもケーキやパンにも利用できます♪

引用元:https://cookpad.com/recipe/3198693
このようにふきには、様々な調理法があります。
煮物や炒め物にするのが定番ですが、その他の調理法もぜひ試してみてください。
天然もののふきはこの時期
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ふきの調理法・食べ方まとめ
今回はふきの調理法をテーマにまとめてみました。
あく抜きをして冷蔵庫に保管すれば、切り方や調理の仕方で
いろんなアレンジができます。
つい煮物だけになりがちですが、
いろんな調理方でレシピの幅もグンと広がりますね。
思わぬ、黄金レシピが出来るかもしれないですよ。
季節の味をいろんな調理方で楽しんでみてくださいね。
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