舞茸の食べ過ぎがテーマです。
舞茸の食べ過ぎは危険なのでしょうか。また便秘解消にも効果はあるのでしょうか。
舞茸についてまとめていきます。
舞茸の食べ過ぎは危険?下痢になることも?
舞茸の旬は10~11月程度の秋の時期とされています。
舞茸は1年中食べることができますが、それは、菌床栽培されたものであり、天然のものはほとんど出回ることはありません。
舞茸・しめじ・えのき・エリンギなど、様々なきのこ類は、菌床栽培により、夏場などでも1年中食べることができます。
野菜売り場の近くに基本的に陳列されてますね。
そんな舞茸ですが、食べ過ぎると危険なことはあるのでしょうか。
舞茸の食べ過ぎで起こる可能性があるのは、「下痢」 の症状です。
基本的に舞茸を食べて、何かしらトラブルが起こる…という人は少ないのですが、一部の方では、 腹痛・下痢 の症状を起こす方がいます。
実際、私の知人も下痢の症状に見舞われました。
秋の味覚であるきのこ料理をたくさん振る舞おうと思い、舞茸1~2パックを料理に使ったのですが、それを美味しいと食べてくれた方が次の日、下痢の症状で苦しんだようです。
というわけで、実際食べ過ぎると下痢の症状は起こる可能性があるので舞茸好き!とうい方は注意しましょう。
また、舞茸を食べ過ぎることにより、食中毒が発生する可能性があるので注意が必要です。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
舞茸は生では食べられない?アレルギー症状に注意も!
舞茸で下痢が起こる原因は?
舞茸で下痢が起こってしまう原因としては、「不溶性食物繊維」が原因であると考えられます。
茹でた舞茸に含まれる食物繊維は、4.3g/100gという量です。
これがどれくらいの量なのかというと、蒸したさつまいもでも、3.8g/100gですので、舞茸の方が食物繊維量が多いといえます。
舞茸に含まれている食物繊維量のうち、4.1g/100gは不溶性食物繊維量なので、不溶性食物繊維がかなり多く含まれているといえます。
不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動を刺激して、便通を良くするという効果があります。
適量であれば、問題はないのですが、この食物繊維の作用により、腹痛・下痢を起こすことがあります。
なので、元からおなかを下しやすい方は、一度に大量に食物繊維を含むものを食べるのは止めた方が良いといえます。
舞茸の1日の摂取目安量は?
舞茸に特に摂取基準というものはありません。
ただ、日本人の食事摂取基準からすると食物繊維の目標量は
- 成人男性: 20g /1日
- 成人女性: 18g /1日
とされています。
つまり1食で換算すると、6~7g程度を摂取することが理想です。と考えると、舞茸は茹でたもので4.3g/100gも含まれています。
なので100g摂取すると1食で必要な食物繊維量をほぼ摂取してしまうことになります。100gは1パック程度の量です。
なので、多くても1日100g、お腹を壊しやすい方は50g程度にとどめた方が良いといえます。
また舞茸は加熱食材です。
なので、生食すると食中毒を起こし、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
必ず舞茸は加熱してから調理するようにしましょう。
舞茸は便秘解消にも効果が!
舞茸を食べ過ぎると下痢になる可能性がある、と先ほど説明しましたが、下痢になる要因でもある食物繊維が豊富に含まれています。
この食物繊維は適量であれば、便秘にも効果があります。
食物繊維は、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維の2種類がありますが、それぞれ働きが異なります。
水溶性食物繊維には
- 血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病を予防する
- 腸内の善玉菌を増やす
不溶性食物繊維には
- 腸内の蠕動運動を刺激して、便秘を解消する
- 便のかさを増やす
- 有害物質を体外へ排泄する
などの働きがあります。
人間にとっては、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は、1:2の割合で摂取することが望ましいとされています。
舞茸に含まれている食物繊維によって、便のかさが増え、便秘解消となりますが、水溶性食物繊維も摂取することが望ましいです。
舞茸に便秘解消を望むのであれば、同時に海藻、納豆類、果物なども摂取すると、より効果があります。
逆に不溶性食物繊維だけを多く摂取して便秘になる可能性もあるので、バランスが大切です。
またダイエット中の方は便秘がちになりやすいですが、舞茸は茹でたもので18kcalなので、ダイエットしている方も安心して食べることができます。
まいたけの成分MXフラクションでダイエット効果
舞茸には、他のきのこには含まれていない成分であるMXフラクションという成分が含まれているとされています。
このMXフラクションは、腸内、肝臓内におけるコレステロールの吸収を抑え、さらにコレステロールの排泄を促進してくれる効果があるといわれています。
これらの作用により、舞茸にはダイエット効果があるとして注目されています。
ただこの成分は、水に溶けやすいので、舞茸を茹でてしまうと成分が流出してしまいます。
ですので、流出した成分も食べられる汁物がおススメといえます。
舞茸の食べ過ぎまとめ
舞茸の食べ過ぎをテーマにしてまとめました。
舞茸は食物繊維が豊富なので、食べ過ぎにより、下痢の症状が起こる可能性があります。多くても1日1パック程度にとどめておいた方が良いといえます。
また、舞茸に含まれる食物繊維には便秘解消をする効果もあります。
ダイエット中の方は、便秘がちになりやすいので、食物繊維が豊富なものを摂取するのもおススメです。
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