今日は、しめじは腐るとどうなるかをテーマにしていきたいと思います^^
しめじは腐るとどうなるのでしょうか。
また白いカビのようなものは大丈夫でしょうか。
しめじについてまとめていきます。
しめじは腐るとどうなる?
しめじは、1年中流通していますが、
スーパーで購入できるのは、多くが菌床栽培のものです。
しめじの旬は9~11月 とされていますが、
それは天然ものの旬であり、
菌床栽培のものは特に旬はありません。
しめじで多く流通しているのは「ぶなしめじ」という
かさが茶色くて丸いものです。
他にも本しめじやはたけしめじは
一般に流通量が少ないです。
そんな多く流通しているぶなしめじは、
冷蔵庫で1週間程度日持ちします。
ですが、もとから品質が悪かったり、
保存状態が悪いと長くは持ちません。
また腐ってしまうこともあるので、その場合は
食べないで廃棄した方が良いといえます。
しめじが腐っている場合は以下のような状態になります。
・ぬめりがあって溶けている
・汁がでている
このような状態のしめじは
食べない方が良いといえます。
しめじは、きのこ類ですので、
独特のきのこ臭のようなものはあります。
ですが、あきらかに変な臭いがある場合は、
腐っている可能性もあります。
★しめじの保存方法に関してはこちらをどうぞ
しめじの日持ちする保存方法!冷凍も!賞味期限・保存期間は?
しめじは、冷蔵庫の保存であれば 1週間 程度はもちます。
それ以上に長持ちさせたい場合は、
冷凍保存がむいています。
また、しめじは水気に弱く、水気があると
腐りやすいので、水気には注意しましょう。
しめじに白いカビのようなものがあるのは食べられる?
しめじは、かさの部分に白いカビのようなものが、
ついていることがあります。
これはカビではなく、
「気中菌糸」 というものです。
しめじの一部であり、
健康を害するものではないので、
白いものがでているしめじも安心して食べられます 。
そもそもしめじを始めとするきのこ類は、
動物や植物ではなく、
「菌類」に分類されています。
菌類には、カビも含まれています。
そもそも菌糸が集まることにより、
きのこ(子実体)を形成し、さらに胞子を飛ばして
子孫を残そうとします。
ではなぜ菌糸がかさの部分からでてきてしまうのかというと、
まだ胞子を飛ばす環境ではなかったと
判断したときに、子実体ではなく、菌糸に戻ろうとする
働きであるといえます。
湿度が高い状態のときに、
気中菌糸が発生しやすくなるとされています。
なので、パックのまま保存するときも、
加湿状態、そして水気がたまらないように、
少しパックをあけて保存すると良いです。
ただ緑のものはカビの可能性が高い といえます。
購入時についていなかったのに、
保存過程においてカビができていたら、
カビが発生したと考えたほうが良いといえます。
しめじで苦いものは大丈夫?
しめじの中には、苦味があるものがあります。
このしめじにおける苦味の原因は、
「テルペン」 という物質が多く含まれていることにより
おこります。
テルペンは、植物に含まれるイソプレンという物質が
結合してできた物質であり、
病原菌が植物に侵入するのを防いでいます。
テルペンは、きのこ類では、ぶなしめじに多く含まれています。
なので、ぶなしめじを食べたときに、
苦味を感じることもありますが、
苦いしめじを食べても健康に害はありません 。
またぶなしめじの種類によっては、
このテルペン含有量は少なく、苦味を感じにくいものも
あります。
ホワイトぶなしめじはクセが少ないです。
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また、しめじの苦味は成分によるものなので、
苦味があるしめじは、古くなっているというわけではないです。
なお、しめじの苦味は、長く茹でるなど調理することにより、
感じやすくなるとされています。
しめじの加熱時間は量もよりますが、
1~2分 程度です。
少量であれば、ゆで時間も1分程度で大丈夫です。
また苦味が気になるという場合は、
マヨネーズ炒めや、オイスターソース炒めなど、
苦味が気にならないような調理法をしてみると
良いかと思います。
まとめ
今回は、しめじは腐るとどうなるかをテーマにして
まとめてみました。
しめじは、腐ってしまうと、
異臭がしたり、ぬめりがでてきたりします。
白いカビのようなものがある場合は、
カビではなく、気中菌糸というしめじの成分の可能性が
高いです。
そのような場合は安心して食べることができます。
ですが、緑のカビには注意しましょう。
また、苦味があるしめじも、腐っているというわけではなく、
しめじの成分である「テルペン」という物質が原因です。
このテルペンは、植物に含まれている成分であり、
体に毒のある成分ではないので、
安心して食べられます。
苦味はしめじにもよりますが、
苦味の少ないしめじも登場しています。
テルペンは、ぶなしめじに多い成分ですが、
ホワイトぶなしめじは、茶色いぶなしめじよりも
苦味は少ないです。
気になる方は、白いぶなしめじを試してみるのも
良いかと思います。
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