もやしが腐るとどうなのか、また見分け方がテーマです。
もやしは腐るとどうなるのでしょうか。
またもやしが腐った場合の見分け方はあるのでしょうか。
もやしについてまとめていきます。
もやしは腐るとどうなる?
もやしは、値段が安くどこでも販売されているので、購入しやすい野菜であるといえます。
1袋あたり30~40円程度で購入することができますし、もっと安い値段で買えることもあります。
もやしが目玉商品となり、安く購入できる場合、大量にもやしを購入することもあるかと思います。
ただ、問題なのはもやしが日持ちしないということです。
もやしには製造日と消費期限が記載されていますが、製造されて、期限までの日数は2~3日 です。
店頭で販売されているもやしの消費期限は次の日ということも珍しくありません。
買って冷蔵庫にいれたままにしておけば、もちろんもやしも腐ります。
もやしが腐ると以下のような状態となります。
・もやしが白→透明に変色している
・水気が多い
・ひげ根が茶色く変色している
・もやし独特のにおいがきつい
・鼻にツンとくるにおいがある
・全体的にぬるぬるしている
このような状態であれば、もやしが腐っている可能性が高いです。
実際にもやしが腐ってしまうとどうなるのか・・・というと、このような状態になります。


消費期限から1週間ほど冷蔵庫で時間を置いてしまったもやしです。
消費しようと思っていたのですが、期限切れになり、捨てられずに置いておいたらこんなことに。
写真を見てもらうとわかるかなと思うのですが、明らかに見た目が悪いです。
もやしの腐っているポイント
1⃣もやしの色が変色
もやしの色は綺麗な白い色が特徴的です。
ですが、腐ると薄っすら茶色っぽいような色になります。
表面が茹でたときのように水っぽくなっていますが、新鮮なもやしであれば、表面から水分が流出していないので、このように水っぽくはなりません。
2⃣水気が多い
多少もやしも呼吸をしているので、袋が湿気で曇ることがあります。
ただ、腐った状態のものは、袋の隅に、もやしからでた水分が溜まってしまいます。
水分が多くでているのは、劣化が始まっている証拠です。
3⃣ひげ根が茶色くなっている
新鮮なもやしのひげ根であれば、黄色のような色です。
それが腐ると、茶色っぽくなります。
4⃣臭いがきつい
もやしを茹でたときや、袋を開封したときは、もやし独特のにおいがありませんか?
腐ると、この臭いが数倍になって、鼻にツーんとくるようなにおいになります。
鼻を近づけるともやしの強烈なにおいがします。
5⃣ぬるぬるしている
他の野菜にもいえることですが、オクラなどの粘り気のある野菜以外、ぬるぬるしているのは、腐っていたり、腐る一歩手前のような状態です。
もやしでぬるぬるしているのは、腐っているといえますね。
このようなポイントはありますが、明らかに見ておかしいと思うようなものは腐っているといえます。
もやしの目安は、冷蔵庫保存で 2日 程度です。
購入したらなるべく早く食べるようにしてください。
水にもやしをつけておくと、多少長持ちします。

2日くらいじゃもやしを食べきることができないという方には冷凍保存がおススメです。
★もやしの保存に関してはこちらをどうぞ
もやしの保存期間は?保存方法まとめ!
冷凍保存の場合だと、冷蔵保存よりも食感は悪くなりますが、日持ちします。
保存期間は 2週間 が目安ですが、もっと冷凍庫の状態によっては1か月ほど冷凍保存することができます。
もやしの袋ごと冷凍保存することもできるので、時間がないという方には冷凍保存がおススメです。
もやしの見分け方
では、腐っているもやし、腐っていないもやしはどのようにして見分ければ良いのでしょうか。

もやしから臭いがしても大丈夫
もやしは悪くなってくると、すこし臭いがでてきます。
すっぱいような、独特なにおいです。
そんなもやしの臭いがあると腐っているのでは?と不安になりますが、ツンとくるようなにおいでなければ、もやし独特のにおいです。
野菜はにおいがないものも多いですが、もやしは独特のにおいがある野菜です。
腐っている場合は、臭いが強くなります。
なので、多少臭いがあるくらいであればまだ食べられるもやしです。
においが気になるのであれば、水でよく洗ってから、沸騰したお湯に酢小さじ1杯程度
をいれて茹でてみてください。

そうすると、くせが弱くなる上、もやしが白く仕上がります。
ただ消費期限が切れて、臭いがあるものは食べないでください。
賞味期限 →おいしく食べられる期限
消費期限 →期限を過ぎたら食べられなくなる
賞味期限は期限が切れても食べられますが、消費期限は、期限を過ぎたら食べないでという期限となっています。
もやしは一部茶色く変色していても大丈夫
もやしは腐ると茶色っぽく変色してきます。
品質が悪くなってくると、ひげ根が茶色っぽく変色してきます。
ただ、消費期限内であっても、変色はしてきます。
なので、少しひげ根のあたりだったり、もやしの一部が変色してきている状態だったら、まだ食べられます。
ひげ根がかなり褐色で水っぽく、萎れているような状態であれば、もやし自体の品質は落ちています。
多少茶色っぽい状態であれば、大丈夫です。
もやしの開封後はお早めに
もやしは1パック200~250g程度入っているので、一度に使いきれないということもあるかと思います。
ですが、一人暮らしだったり、ちょっとした料理に使う場合は、1袋という量は使いきれませんよね。
袋に入っている野菜は、開封して、そのままの状態にしておくと、品質が悪くなりがちです。
なので開封したら、そのままの袋ではなく、ポリ袋などにいれて軽く口を閉じて保存するようにしてください。
ポリ袋にいれ変えた場合でも、もやしの変色が酷かったり、水分が多く流出している状態になったら食べないようにしてください。
あくまで目安は2日程度です。
もやしの選び方
では購入するときは、どのようなもやしを選ぶのが良いのでしょうか。

・もやしの色が白い
・ハリがある
・葉の色が黄色い
・ひげ根が変色していない
・袋に水がたまっていない
このようなもやしを購入するときは選ぶようにすると良いです。
もやしやひげ根、葉が変色しているのは品質が悪くなってきている証拠です。
消費期限内であっても、お店の保存状態が悪いと、劣化が早まります。
よく状態をチェックしてから購入した方が良いです。
もやしの腐っている・見分け方まとめ
もやしが腐るとどうなるかをテーマにしてまとめました。
もやしは腐ると見た目だけの変化ではなく、においにも変化がでるようになります。
全体的に水っぽく、しなしなして、茶色くなっているものは腐っている可能性が高いので、食べない方が良いといえます。
もやしはクリーンな環境で栽培されていますが、成長には化学肥料が使われていません。
暗闇で栽培が行われており、成長したものは水で洗われてパックされて食卓に運ばれます。
他の野菜と同じように土で育つわけでもなく、カット野菜に近い状態で製造されています。
つまり菌が繁殖しやすい環境です。
かつてカット野菜に携わったことがあるのですが、パック後、一気に品質が低下するのであまり日持ちしなくなるのです。
日がたつにつれて、どんどん菌数が多くなっていき、野菜として提供NGの状態になります。
これらの計算がされて、もやしの消費期限が決められているので、冷蔵庫に放置しておいて、期限が切れたものは危険です。
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