じゃがいもの皮が緑のものがテーマです。
じゃがいもでたまに皮が緑になっているものがありますよね。
あれは、実は毒が原因と言われています。
じゃがいもの芽にはソラニンという物質があって、毒があるといわれていますが、実は皮にも…?
じゃがいもが緑に変色した場合についてまとめていきます!
じゃがいものの皮が緑になったものは食べられる?
昔から、じゃがいもの芽を取り除く習慣というものがありますよね。
それは、じゃがいもの芽には、ソラニンという毒性のある物質が存在するため、その部分を取り除かないと、 食中毒 の被害が起こるためです。
でも、芽だけを取り除けば大丈夫というわけではないです。
結果的からいうと、皮が緑のものは、そのまま食べない方が良い!!
ということです。
芽には、毒性の物質であるソラニンやチャコニンという物質が存在しますが、じゃがいもが光にあたって、緑色に変色すると、その部分には、芽と同じ毒性の物質である、ソラニンやチャコニンが多く含まれています。
ソラニンやチャコニンを含んだじゃがいもを食べてしまうと食中毒を起こします。
数値的にいうと、ジャガイモの全体の毒の量が0.4%を超えると食中毒が発生すると言われています。
このソラニンは、最悪、中毒を起こし 死亡 することもありますが、その場合は、ソラニン・チャコニンを350mg程度摂取した場合で、通常の量では死に至ることはありません。
ただ、少量でも、腹痛・嘔吐・下痢などの症状が出るので、食べないようにしましょう。
子供の場合だと、大人よりも少量で食中毒を起こします。
緑のじゃがいもは危険ですが、黒くなっている場合は大丈夫です。
じゃがいもが変色!防止するには?黒や紫になったものは食べられる?
じゃがいもが黒い場合は、ポリフェノールによるものです。
じゃがいもの毒を取り除くには?
皮が緑色になったじゃがいもでも食べることはできます。
しかし、そのまま食べるのは危険です。
皮が緑色に緑化したものは、その皮のすぐ下にソラニンやチャコニンなどの毒が含まれていることがあります。

画像引用:http://www.geocities.jp/a5ama/e045.html
なので、皮だけではなく、中身の部分も深く切り取ってください 。
中身が緑色になっている部分も、大きく切り取ってください。
芽や根元を完全に取り除くことも忘れずに。
じゃがいもが緑色に変色するのは、光に当てた場合です。
光にあたると緑色になるということは、皮に 葉緑体 がでてきて光合成を行います。
その結果、全体が緑になってしまいます。
なので、緑色にしないためには、保存方法を守ることが大切です。
じゃがいもは、 涼しく、そして暗い場所 に保存しましょう。
そうすることで、緑色に皮が変色するのを防ぐことができます。
★こちらの記事を参考にどうぞ
じゃがいもの保存方法!冷蔵庫・冷凍・常温の期間が長くなる方法とは?
緑に変色したじゃがいもの味に違いは?
緑色に変色したじゃがいもですが、深めに皮をきちんと取り除けば、食べることはできます。

画像引用:http://www.filou.jp/clinic/yomo/01/yomo04.html
きちんと取り除いたものであれば、通常のじゃがいもとそこまで違いありません。
しかし、中毒症状を起こすほどのソラニンやチャコニンを含んでいると、じゃがいもを食べたときにえぐみや苦味を感じます。
食べて、舌にピリピリとする感じのあるじゃがいもは食べない方が良いでしょう。
皮が緑に変色したじゃがいもまとめ
皮が緑色に変色したじゃがいもをテーマにまとめました。
変色してなおかつ、毒が発生していたのでは怖いですね。
通常スーパーで買ったじゃがいもであれば、緑色に変色しているものはないと思います。
また、購入後は冷暗所での保存を忘れないように。。
家庭菜園で育てたじゃがいもは、土が浅くかぶっていると、じゃがいもが緑化しやすいので注意が必要です。
ソラニンやチャコニンなどのアルカロイド系の毒の場合、加熱しても270℃程度でないと、取り除くことができないので、気をつけましょう。