料理

大根の煮物のコツは?部位・場所はどこを使う?冷凍保存も可能なの?

大根の煮物のコツや部位、場所がテーマです。

大根の煮物には、何かコツがあるのでしょうか。また、大根の煮物にむいている部位・場所はどのあたりなのでしょうか。

また大根の煮物は冷凍保存も可能なのでしょうか。

大根の煮物についてまとめていきます。



大根の煮物のコツとは?

大根は、冬が旬の野菜です。

1年を通して販売されている大根ですが、一番おいしい時期は、11~2月の冬の時期とされており、冬の大根は寒さで甘味もあり、煮物にも最適となっています。

逆に、夏でも食べられる大根ですが、夏の時期になると、苦みがでてしまったりと、煮物にはあまり向かない大根となります。

そんな大根の煮物ですが、ちょっと工夫をするだけで、より美味しい大根の煮物になります。

そのコツについてまとめていきます。

 

ポイントは以下の3点です。

  1. 皮は厚めに剥く
  2. 面取りをして、隠し包丁をいれる
  3. 米・米のとぎ汁で下茹でする

1・皮は厚めに剥く

煮物にする場合、大根の皮は厚めに剥くようにします。

皮の厚みは、 2~3mm程度厚めに剥くのがコツです。

大根の皮の内側には硬い筋があるので、この部分を取り除くことで、食感も良くなります。

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2・面取りをして、隠し包丁をいれる

大根の煮物は輪切りにすることが多いと思いますが、輪切りにした大根の角を取り除き、面取りすることで、煮崩れを防ぐことができます

また、大根の煮物の場合は、隠し包丁といって、裏面に1cm程度の十字の切れ目をつけます。

隠し包丁をいれることで、火の通りが良くなりますし、そして味が染み込みやすくなります。

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盛り付けの際は、隠し包丁をいれた面を裏面として盛りつけするのが良いです。

3・米のとぎ汁で下茹でする

大根は、煮物として煮詰める前に、あらかじめ下茹でするのが良いです。

下茹での方法としては、大根をいれた鍋に米大さじ1杯程度、もしくは米のとぎ汁をいれて一緒に煮るようにします。

下茹では、大根が柔らかくなる20分程度の時間が目安です。

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米をいれることで、独特の大根の苦味やえぐみを取り除くことができます。

竹串がすーっと入る程度になるまで下茹でします。

これらのポイントを行ってから煮物にすることで、味が染み込んで美味しい大根の煮物をつくることができます。



大根の煮物の部位・場所はどこを使う?

さらに、大根の煮物にする場所を選ぶことで、美味しい煮物を作ることができます。

大根は主に

  • 大根の先端の「下部」
  • 大根の真ん中の「中央部」
  • 大根の葉の方の「上部」

に分けることができます。

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この中で、大根の煮物に向いている部分は、【中央部】です。

大根が特に甘いのは【上部】です。

ですので、この部分は生食もできるため、サラダなどにするのが向いています。

また大根おろしの辛味が苦手という方は、この上部を大根おろしにするのが良いです。

 

なぜ、煮物に大根の「中央部」 が向いているのかというと、適度な甘味が残っていて、辛味も少ないためです。

そして大根の真ん中の部分は、一番大根の太さが均等になる部分ですので、煮物など、見た目にも気をつかう料理にも向いているといえます。

 

逆に大根の「下部」は、大根の部位の中で一番辛味が強い部位となっています。

辛味が得意な方は大根おろしにする他、漬物にも最適です。

こちらの記事もどうぞ
大根おろしはどの部分?辛い時甘くするにはこうする!皮はむくべき?

もちろん大量につくる場合は、まるごと1本使うのもアリです。

ただ、部位別に分けるとすると、真ん中の部位が一番煮物にむいている部位といえます。



大根の煮物は冷凍保存も可能

大根の煮物は、大量につくることもあるかと思います。

そんなときは、ずっと鍋で大根の煮物を保存しておくのは、食品衛生上、あまりよくありません。

大根の煮物は、冷蔵保存もできますが、長く日持ちさせたい場合は、冷凍保存も可能です。

大根の煮物を冷凍保存しておくと、おかずが一品足りないときにも解凍して使えるようになるので、便利です。

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大根の煮物の冷凍保存の方法

基本的に大根の煮物を冷凍保存する場合は、煮汁ごと冷凍保存してしまうのが良いかと思います。

  1. まずは調理した大根の煮物の粗熱をとります。
  2. 続いて、タッパーもしくはジップつきの袋を用意し、そこに煮汁ごといれます。
    ※あまり安いものを使用すると、ジップつきの袋であっても液漏れするので、要注意です。
  3. あとはそのまま冷凍庫で保存するようにします。

1回の使用量で小分けにしておいて、保存すると使いやすくなります。

冷凍保存することで、大根の煮物であっても1か月程度日持ちすることができます。

解凍する際は、電子レンジでの解凍もOKですが、汁ごとなので、ムラができてしまいます。

ですので、冷蔵庫内で自然解凍したあとに、鍋などにいれて加熱して温め直すのが良いといえます。

ただ、大根の煮物は、冷凍保存してしまうと日持ちするのですが、冷凍によって、細胞が破壊され、食感がかなり柔らかくなりますし、多少食味も落ちてしまうので、その点は注意が必要です。

大根の煮物のコツまとめ

大根の煮物のコツや、大根の煮物で使える部位をテーマにしてまとめました。

大根の煮物はひと手間加えることで、より美味しくなります。

また、大根の煮物を多く作った場合は、冷凍での保存も可能です。

ですが、多少食感は変わってきてしまうので、その点は注意が必要です。

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大根の煮物が苦い!どうすれば良い?煮物のカロリーはどれくらい?

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