あく抜き

あしたばの食べ方!あく抜きが必要です

今日はあしたばの食べ方をテーマにしていきたいと思います^^

あしたばというと青汁の原料というイメージがありますよね。

「苦くて、あの独特の香りがちょっと・・」という方もいるのではないでしょうか。

ちょっと一手間するだけで、苦みもやわらいでグンと食べやすくなるんですよ!

あしたばの食べ方についてまとめていきたいと思います。



あしたばを食べるときはあく抜きが必要

あしたば(明日葉)はセリ科の野菜で特有の香りと独特の苦みが特徴です。

「今日、葉をつんでも明日には新しい葉がでてくる」ということであしたば(明日葉)という名前がついたというのはとても有名ですよね。

実際には次の日に葉がでることはない(3~4日かかります)のですが、それだけ生命力が旺盛だという事のたとえで、江戸時代には滋養強壮によい薬草として使われていました。

青汁の原料で知られている「ケール」よりもビタミン類や鉄分・食物繊維などの栄養価が高く、いろんな栄養素がバランスよく含まれているところも優秀な健康野菜です。

八丈島が原産地の野草と考えられていて、あの独特のにがみや香りは自然ならではですね。

あしたばのあく抜き

あしたばの生食はとても苦くて食べることができません

あしたばが大好きな方でも「アクが強い!」と思うほど、苦みと渋みがあるんです。

なのであしたばを美味しく食べやすくするには、あく抜きが必要になってきます。

「あく抜きは面倒くさい!」と思われがちですが、あしたばのあく抜きはとっても簡単で時間もかかりません。

あく抜きの方法を紹介します。

あく抜きのやり方

1⃣あしたばはサッと洗います。茎と葉の部分で火の通りがちがうので、切りわけておきます。

2⃣沸騰したお湯に対して1.5%~2%(水1ℓに対して塩15g~20g)の塩を入れ、茎の部分から先に入れて30秒~1分ゆでます。あとから葉の部分を入れ、さらに30秒ほどゆでます。

3⃣茹で上がったらすぐに冷水に入れあら熱をとります。あら熱がとれたら水気をしっかりしぼって出来上がりです。

※水気をしっかりしぼらないとアクが残ってしまうので気をつけてください。

これであく抜きは終わりです。

ほうれん草のお浸しと作り方は同じなので簡単ですよね!

あとはお料理にあわせてカットして、さらに水気をギュッとしぼります。

そのまま小鉢に盛りつければお浸しの出来上がり。簡単に副菜が完成です!



あしたばのゆで時間は?

あしたばのゆで時間は目安として1分~1分30秒です。

茎の太さによってゆで時間はかわってくるので、茎のゆで具合を確認してくださいね。

少し堅いぐらいだとゆであがりが丁度よいかたさになります。

あしたばをゆでるとき気をつけるポイント

あく抜きにはいくつかポイントがあります。ちょっとした事で出来上がりが変わることがあるので、気をつけてくださいね。

たっぷりのお湯で茹でる

お湯の量が少ないと、あしたばを入れた時に温度がさがってしまい、茹ですぎてしまう事があるので気をつけてくださいね。

冷水に長くつけない

茹で上がったらすぐ冷水につけてあら熱をとります。

こうすると、茹であがりもきれいな緑色になる(色止め)のですが、冷水に長くおいておくと、せっかくのあしたばの栄養素が水に流れ出てしまいます。

あら熱がとれたらすぐ水から引き上げて、しっかり水気をしぼり栄養素を逃がさないようにしましょう。

あく抜きに塩は必要?

あく抜きの時に入れる塩は大切な働きをしています。

塩を入れて茹でると、茎などの繊維質の部分をやわらかくする働きがあって、そのため苦み・えぐみ(あく)をだしやすくなります。

例えば山菜の「ふき」は、まな板の上で塩をふってゴロゴロとこする「板ずり」をしてからお湯でゆでることで、あく抜きができるんです。

「青菜をゆでる時、塩を入れると色よくきれいに茹であがります」というのは、青菜などの色素は熱に弱く、茹ですぎると褐色の物質に変化してしまうんです。

でも塩をいれると野菜の色素が安定して変色しにくくなります

塩のパワーはすごいですよね。



あしたばの食べ方

あしたばの苦手な方も食べやすいお料理といったら、なんと言っても「天ぷら」がおすすめです!

天ぷらにすると苦みがやわらいで食べやすくなります

玉ねぎや人参などと一緒にかきあげの具材にすると、野菜の甘みっもあってより食べやすいですよ。

また、油と相性がよいので、ツナ缶(小1缶)とあしたば(200gぐらい)をマヨネース(大さじ4杯)であえて醤油を少しくわえるだけで、簡単に「あしたばのツナマヨあえ」ができあがり!マヨネーズはお好みで加減してください。

常備品でサッと簡単にできるので、お酒のおつまみにもぴったりです!

ほかにも豚肉や卵などと一緒に炒めても、たんぱく質が苦みをやわらげてくれて、クセになっちゃう美味しさです。

あしたばの食べ方のまとめ

今回はあしたばの食べ方についてまとめてみました。

あしたばはアクが強いので敬遠されがちですが、あく抜きをしっかりすれば美味しく食べることができます。

さらに体によい栄養も取り入れることができる、嬉しい健康野菜いうことがわかりました。

鮮度のよいものの見分け方は、緑色が鮮やかで、葉につやとはりがある濃い緑色のもの・茎が細めの物を選ぶようにしましょう。

茎が太いものは育ち過ぎていて、堅くアクが強いです

切り口が変色しているもの・色があせて黄色味がかった物は、収穫から時間がたち鮮度がおちていてアクも強くなっているので、購入する時のポイントにしてくださいね。

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