健康

銀杏は妊婦が食べてもOK!何個までOK?

今日は銀杏は妊婦さんが食べれる食べ物なのかをテーマにしていきたいと思います^^

秋の味覚銀杏ですが、妊婦さんは食べても大丈夫なのでしょうか。

食べることで赤ちゃんになに影響があるのでしょか。

銀杏と妊婦さんについてまとめていいます。



銀杏は妊婦がたべてもOK?

普段は普通に食べていた銀杏ですが、妊娠中の場合も普段と同じく食べてもよいか悩んじゃいますよね。

結論からいうと食べてOKです。

食べてもよいのですが食べる量が問題です。

銀杏には、ギンコトキシン(別名4′-O-メチルピリドキシン・4′-メトキシピリドキシン)という物質が含まれています。

よく聞く「銀杏中毒」といいう言葉、この中毒の原因はこの物質によるもので、ビタミンB6と構造が似ているために,食べ過ぎてしまうとビタミンB6の働きを阻害してビタミンB6不足をおこします。

そしてけいれんや嘔吐、呼吸困難や意識混濁などを引き起こしてしまいます。

日本中毒情報センターによると、成人は40個未満、子供は7個未満が中毒をおこさなかった範囲とされています。

ただ、あくまでも目安なので体質やその時の栄養バランスによりちがってきます。

妊婦さんの場合、栄養のバランスが崩れて低栄養になりがちです。

妊娠中は胎盤を経由してビタミンやアミノ酸、酸素、抗体などがおくられます。

赤ちゃんにとって大切な栄養はお母さんが低栄養だとさまざまの問題がおきてしまいます。

低栄養でビタミンが不足している状態の時に、普通の時と同じだけ銀杏を食べてしまうと銀杏の中毒になるリスクがたかまります。



妊婦は銀杏を何個まで食べてよいの?

では具体的に妊婦さんは何個まで食べてOKなのでしょうか。

いまのところ、詳しい文献や国のデータベースには記述はありませんでした。

また、厚生労働省の妊娠中に避けた方がよい食べ物の中にも含まれていません。
※参考元:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.html

個人の栄養バランスや体質はいろいろです。

なので具体的に何個まで、という具体的な数を断定することはできないんですね。

ただ、上記のようにビタミンが不足している場合があるので、何十個単位ではなく数個単位であれば、銀杏の中毒になる可能性はとても低くなります

又、他の食べ物でビタミン類を補う事でよりリスクをさげる事ができるわけです。

ビタミン豊富な野菜のサラダや炒め物などを副菜にそえた、栄養バランスのよい食事が大切ということですね。

1日に何十個も食べるという食べ過ぎだけは避けてください。



妊婦さんにうれしい銀杏の栄養成分

妊娠初期の妊婦さんの80%の方は「つわり」というつらい症状があらわれます。

この期間(約6週~15週)ぐらいまでは食欲がなくなったり食事量が減ってしまったりします。

このつわりの詳しいメカニズムはまだわかっていません。

ですが、赤ちゃんに必要な栄養は母胎の血流通じて供給されるので、お母さんの健康維持と必要な栄養をなるべく摂取しなければなりません。

しかし、銀杏には妊婦さんにうれしい栄養成分が含まれているんです。

どんな栄養素が含まれているか詳しくみていきましょう。

銀杏に含まれる栄養<葉酸>

厚生労働省の食事摂取基準をみると、妊婦さんや妊活中の方は一日440㎍が必要とされています。

ふつうの成人女性の摂取量が240㎍なので、約2倍必要なんですね。

葉酸はビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの正常な発育に大切な働きをしています。

妊娠初期の時点で、葉酸が不足してしまうと神経管閉鎖障害という発育不全になるリスクが高まります。

またビタミン12と協力して赤血球をつくる栄養素なので、妊婦さんがおこしやすい貧血対策にも活躍してくれます。

他にも、有有害物質「ホモシステイン」を減らしてつわりを軽減すると考えられています。

銀杏には葉酸が5粒あたり3.5の含まれています。

量は多くないですが、いろんな食材とくみあわせて摂取しましょう。

※葉酸を多く含む食べ物※(100gあたり)

・枝豆      260㎍(ゆで)
・ほうれん草   110㎍(ゆで)
・サニーレタス  120㎍
・いちご     90㎍
・エリンギ    57㎍
・納豆     110~120㎍

 

レバーにもたくさんの葉酸や鉄分が含まれていますがビタミンAも多く含まれています。

ビタミンAも大切な栄養素なのですが、過剰に摂取すると赤ちゃんの先天性異常が増えるとされています。

妊娠中には適した食べ物ですが、頻繁に食べるのは控えましょう。

冷え性に効果あり

妊婦さんにとって冷えは大敵!体が冷えてしまうと血流が低下して、その結果つわりがひどくなったり、お腹が張ってしまったりと、赤ちゃんにともお母さんにも不都合なことがおきてしまいます。

葉酸は血行促進に関係しているので、積極的にとることで冷え性の改善につながります。

むくみを解消する効果<カリウム>

妊娠中にむくみがひどくなってしまった方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

妊娠中はホルモンのバランスが崩れたり、赤ちゃんに酸素や栄養をおくるために血液の量が増加します。

さらに妊娠中の血液は、血漿成分だけが増えるので薄くサラサラとした血液になります

サラサラしているので、赤ちゃんにたくさんの栄養を届けやすくなるのですが薄いので、血管の外にしみ出てしまい、むくみがおこりやすくなります。

むくみの原因のひとつに塩分の摂り過ぎがあり、現代社会だと知らず知らずの間に多くとってしまいがちなんです。

銀杏にはむくみ解消を助けるカリウムが含まれています

ナトリウムとバランスをとりながら、体の中で摂り過ぎたナトリウムを体外への排出を促す働きをしてくれます。

なので、妊娠中はとくに塩分を控えめにしてカリウムを含む食品を多めに摂取するようにしましょう。

銀杏まとめ

妊婦さんは銀杏が食べれる?についてまとめてみました。

銀杏に含まれる葉酸は妊婦さんにとって大切な栄養素です。

ほんの数個茶碗蒸しに入っている程度でしたら食べれるので、秋の味覚を味わってくださいね。

銀杏の栄養が実はすごい!カリウムやマグネシウムも豊富

 

Sponsored Link