料理

自然薯のむかごを美味しくいただこう!旬の時期は?

今日は自然薯のむかごをテーマにしたい思います^^

むかごは聞いたことあるけど、買ったことがない方もいるのではないでしょうか。

実際、むかごとはどんなものなのでしょうか。

またいつ頃が旬の時期なのでしょうか?

自然薯のむかごについて、その正体から簡単な料理の仕方も含めてまとめていきたいと思います。



むかごとは?旬の時期はいつ?

むかごは長いもや自然薯などのヤマノイモ属の葉の付け根にできる球芽です。

ヤマノイモ類はつる性の植物で、土の中に自然薯や長芋などが出来て、地上では上へ上へとつるが伸びていき葉がついていきます。

その葉の付け根にできる 1㎝~2㎝ のかわいいお団子状の物がむかごです。

一般的に食材として売られているものは山芋類のむかごのことをいいます。

自然薯のむかごは種?

自然薯に限らずヤマノイモ類は、だいたいの種類がむかごをつけます。

「むかごは種?」と思われがちですが、実は違っていて、そこには植物が生きていくための知恵が隠されています。

種ではないのですが、自然薯や長芋などのヤマノイモ類がむかごをつけるのは子孫を残すためです。

ヤマノイモの種や実は、花を咲かせた時に、その下にちょうちんの様な形の物をつけます。


これがヤマノイモの実でやがて枯れて種ができます。

この種は、軽く風に飛ばされて遠くで芽をだすことが出来るのですが、あまり栄養分がありません。

むかごは遠くまで飛ばされないかわりに養分はたくさんあって、地面にそのままおちることで芽をだすことができます。

因みに自然薯は坦根体(茎と根の中間のような性質をもつ)という部分と考えられています。

根が太くなった部分のように思いますが根っこではないんですね。

自然薯のむかごの旬の時期はいつ?

むかごは9月頃から実を付け始めて9月の下旬から11月初旬頃に収穫の時期を迎えます。

完熟した旬の時期 10月~11月頃 になります。

葉が黄色くなり指で触っただけで葉の付け根からポロっととれるようになり、そのまま放置したものは土におちて自然薯の芽をだすんです。

秋にしか食べられない旬の味覚ですが、たくさん栽培されていないので、スーパーなどでは、売られていることが少ないのですが、道の駅や農産物直売所などでは、比較的売られています!



むかごの選び方と保存方法

道の駅や直売所で購入するときは、以下のポイントに気をつけてください。

むかごの選び方としては、皮にはりがあって、シワがなくつやのある物を選びましょう。

又大きさもポイントでなるべく揃ったものの方が、火のとおりが均一になって調理しやすいので、よくみて選ぶと良いです!

不揃いだと、大きいむかごには、火があまり通っていないことがあります。

またむかごの皮はとても薄いので、室温においておくと、乾燥してどんどんシワシワになってしまいます。

あまり湿った状態にしておくと、カビがはえてしまう事があります。

ですので保存する時は乾燥しないようにする事が大切です。

湿らせたキッチンペーパーなどにくるんで、保存袋に入れてから冷蔵庫の野菜室などに保存するようにしましょう。



自然薯のむかご料理

自然薯のむかごを美味しく調理する ポイントは下処理 にあります。

下処理というと面倒と思われがちですが、とても簡単なので、せっかくの自然薯むかごをワンランクアップさせて美味しくいただきましょう。

むかごの下処理の仕方

① むかごはこまかい汚れや土がついているのでよく洗います。

すり鉢にむかごを入れたら、かぶるくらいの水をいれて、その中でゴロゴロとやさしく転がします。

最初は水が濁りますが、何回かお水をかえて洗うときれいになるので大丈夫ですよ。

すり鉢がない場合はザルにボールをおいても代用できます。

② 沸騰したお湯に 1分程度 湯どおしして、あく抜きをします。

ザルにとり、水気をきれば完了です。

※ポイント※

あく抜きをすると、むかご独特の苦みやえぐみがやわらぐので、調理した時に、より美味しくいただくことができます。

自然薯のむかごはくせがなくモッチリ、ほっくりした食感が特徴で、いろんなお料理に活躍してくれるので、いくつかレシピをご紹介しますね。

むかごご飯

材料(2人分)

むかご・・・約大さじ2杯(お好みでたくさん入れても大丈夫です)
お米・・・2合
水・・・・400ml(目安なので、お好みのかたさで)
お酒・・・大さじ1
塩・・・小さじ1
醤油・・・小さじ2杯

① 炊飯器にお米と調味料を入れて、後からお水を炊飯器のメモリまで加えます。

最後にあく抜きしたむかごを入れてスイッチを入れるでけです。

※ポイント※

先にお米と調味料をいれてから、メモリまでお水を入れたら、かるくかき混ぜて、最後にむかごを入れれば水加減を間違える心配はなく、おいしくできあがりますよ。

むかごの塩ゆで

材料

むかご・・適量(たくさんでも少しでも大丈夫です)
塩・・お水に対して1%(1ℓのお水の場合塩10g)

① お鍋にお湯をわかしてお塩を入れたらあく抜きしたむかごを入れます。

② 2~3分たったら、竹ぐしなどで刺してみて、スーッと入れば茹であがりです。

③ ザルにとって水気をきって出来上がりです。

※ポイント※

ゆで時間は大きさにもよるので、まだ堅いようでしたら
2~3分 ゆで時間をのばしてください。

お好みで茹であがりにお塩をかけても大丈夫です。

ホックリ、ねっとりした食感とお塩でパクパク手がのびちゃいます^^

自然薯のむかごまとめ

今回は自然薯むかごについてまとめてみました。

むかごには消化を助けてくれる「アミラーゼ」や、血糖値の上昇を防いだり、余分なコレステロールを排出する「マンナン」が含まれています。

たくさん食べても消化酵素がはたらいてくれて、そのうえ美味しいなら、いうことないですね。

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