今日は、大和芋の保存方法をテーマにしていきたいと思います^^
大和芋の保存はどうすれば良いのでしょうか。
また真空パックのものはそのままでも良いのでしょうか。
大和芋についてまとめていきます。
大和芋の保存方法はどうする?
山芋(ヤマノイモ)の一種である大和芋ですが、
長芋同様に、スーパーで多く販売されている
種類であるといえます。
大和芋の特徴としては、
皮の色がベージュっぽくて、そして長芋よりも
平べったい形をしています。
いちょう芋とも呼ばれ、
いちょうの葉のような形をしていますが、
手のような形にも見えるので、
手いもと呼ばれたりもします。
そしてこれは関東圏の話であり、
実は関西では、大和芋と呼ばれる芋は異なります。
関西では、握りこぶしのような芋をさし、
つくね芋 と呼ばれています。
こちらはいちょう芋よりも粘りが強いのが特徴です。
粘りの度合は
長芋<いちょう芋<つくね芋
となります。
私が住んでいるのは現在関東圏ですので、
今回は大和芋(いちょう芋)の保存方法について
まとめていきます。
大和芋の冷蔵保存
大和芋の基本的な保存は冷蔵保存がおススメです。
そして基本的に販売しているような大和芋は、
真空パックのものの方が多いかと思います。
真空パックに入っている大和芋は、
真空パックの封を切って、切り口をラップで包む
ようにして冷蔵室で保存します。
ちなみに、真空パックの状態のままで冷蔵保存しても
日持ちします。
冷蔵保存の賞味期限
大和芋を冷蔵保存した場合の賞味期限は
2週間 となります。
大和芋は新鮮なものであっても、
独特のにおいがあります。
なので、真空パックの状態の大和芋を開封しても
腐っているというわけではないです。
腐っているものの場合は、鼻につくようなにおいがあります。
基本的に大和芋は、切り口がカットされて、
真空パックで販売されているものが多いですが、
カットされていない、そのままの状態のものであれば
冷蔵庫で 1~2か月 程度は日持ちします。
大和芋の冷凍保存
大和芋は、冷凍保存することもできます。
長期保存するのであれば冷凍保存が向いています。
とろろにして保存する場合
1・大和芋の皮をスプーンで取り除き、
手で持つ部分は皮を残しておきます。
2・変色防止のため、酢水に5~10分ほど
つけておきます。
※酢水は3% 水1ℓに対して、酢大さじ2杯程度の
濃度で大丈夫です。
3・水気を切ったら、そのまますりおろします。
大和芋のとろろは、粘りがかなり強いです。
4・そのままジップつきの袋にいれて、
冷凍庫で保存します。
使うときは、自然解凍にするか、もしくは
ぬるま湯につけて、解凍してください。
カットして保存する場合
1・まずはスプーンで大和芋の皮を取り除き、
酢水につけておきます。
2・薄切りや拍子木切りなど、使いやすい大きさにカットし、
ラップで小分けに包んだ後
ジップつきの袋にいれて、冷凍庫保存します。
カットしたものは、
解凍なしでそのまま加熱して食べることができます。
冷凍保存の賞味期限
大和芋を冷凍保存した場合の賞味期限は
1か月 となります。
1か月くらいであれば冷凍庫での保存が可能です。
大和芋の常温保存
大和芋の状態(傷がないもの)によっては、常温での保存も可能です。
常温といっても冷暗所などの14℃以下で、
風通しが良く、日が直接当たらない環境を
選んでください。
保存方法としては、
大和芋を新聞紙でくるむなどして、
保存します。
常温保存の賞味期限
大和芋を常温保存した場合の賞味期限は、
2週間 程度となります。
保存温度が高くなると、
大和芋の劣化が早まるので、なるべく早めに
お召し上がりください。
大和芋を扱う時の注意点
大和芋を含む山芋類には、皮付近に
シュウ酸カルシウム という成分を含みます。
このシュウ酸カルシウムは針のような結晶構造をしており、
大和芋をすりおろすときに、
手に針のような結晶構造がささることで
手がかゆくなります。
つまり、山芋をすりおろすときにできる痒みは、
山芋が原因だったのです。
このシュウ酸カルシウムの構造は、
熱や酸により溶解するので、
あらかじめ山芋類をすりおろす前に、
皮をむいて酢水、もしくはレモン水に5~10分程度つけておくと
良いです。
それでも手がかゆくなってしまった場合は、
薄い酢水で手を洗い流すか、
お湯で手を洗ってください。
かゆみが和らぐのが水で洗ったときよりも
早くなります。
大和芋の選び方
スーパーでは様々な大和芋が販売されているかと
思います。
大和芋を選ぶ際は、以下のような点に注意して
購入してみてください。
・切り口の色が白いもの
・傷のないもの
また、大和芋は主に平べったい形をしたタイプと棒状のものが
ありますが、
皮の剥きやすさでいえば、棒状のタイプのものの方が
剥きやすくなります。
[br num=”1″]
まとめ
今回は、大和芋の保存方法をテーマにしてまとめてみました。
大和芋は、真空パックのものの販売が多いかと思いますが、
基本的には冷蔵室での保存になります。
芋類ですので、葉物野菜よりは長く日持ちします。
とろろにして食べられることが多いですが、
磯辺揚げや炒め物にしても美味しくいただけます。
★こちらの記事もどうぞ
大和芋の食べ方はどうする?皮むきは?