健康

豆苗の栄養はすごい?効果・効能は?加熱するとどうなる?

豆苗の栄養や効果効能がテーマです。

豆苗にはどのような栄養があるのでしょうか。

また効果・効能は何があるのでしょうか。

豆苗についてまとめていきます。



豆苗の栄養には何がある?

豆苗は1年中流通していますし、野菜の中でもそんなに値段が高くないので、お財布にも優しい食材ですよね。

そんな豆苗は、「えんどう豆を水耕栽培して、発芽させたもの」です。

あれは、スプラウトとも呼ばれる「新芽」 なのです。

スプラウトは、豆苗の他にもブロッコリースプラウトや、かいわれ大根など、パックで販売されています。

これらは栄養価が高く、がん予防にも効果があるといわれています。

では実際豆苗にはどのような栄養があるのでしょうか。

豆苗の栄養成分(100gあたり)

食品成分表をもとにすると、豆苗100gあたりの栄養成分は以下のようになります。

芽生え(生)芽生え(ゆで)
エネルギー(kcal)2427
タンパク質(g)3.83.6
脂質(g)0.40.6
炭水化物(g)3.23.8
食物繊維(g)2.23.5
カリウム(mg)13073
カルシウム(mg)78
鉄分(mg)0.80.9
βカロテン(µg)31004800
ビタミンB1(mg)0.170.1
ビタミンB2(mg)0.210.08
ビタミンB6(mg)0.150.07
ビタミンB12(µg)00
ビタミンK(µg)210300
ビタミンC(mg)4314
葉酸(mg)12051
ビタミンE(mg)1.63.2

※食品成分表には、トウミョウ・茎葉とトウミョウ・芽生えの項目がありますが、スーパーで多く流通しているのは、トウミョウ・芽生えの方なので、そちらのデータを記載しています。

 

このように豆苗には様々な栄養成分が含まれています。

豆苗で注目すべき栄養成分は以下のようになります。

・βカロテン
・葉酸
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンE
・ビタミンB群

豆苗はたくさん野菜がある中でも栄養価が高い方です。

元からスプラウトは、新芽であり栄養価が高いことで注目されていますが、豆苗には様々な栄養が含まれています。

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体に嬉しい効能もたくさんあります。

次から具体的に、豆苗の効果効能についてまとめていきます。



豆苗の効果・効能

では、豆苗にはどのような効果・効能があるでしょうか。

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豆苗は非常に栄養価が高いです。

しかも再生栽培も可能で、優秀です!

では具体的に説明していきます。

抗酸化作用(βカロテン)

豆苗にはβカロテンが豊富に含まれています。

βカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれており、抗酸化作用が強い物質です。

3100µg/100g という数値は野菜の中でもトップ20以内に入ります。

体内で、ビタミンAに変換され、

  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • 風邪を予防する
  • 夜盲症を予防する

などの効能があるとされています。

またビタミンAに変換されなかったβカロテンは、

  • がんを予防する
  • 動脈硬化などの生活習慣病を予防する

といった効能があります。

生の豆苗100gで1日に必要なビタミンAのうち、50% も補えます。

かなり含有量は多いといえます!

美肌効果(ビタミンC)

ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける、しみ、しわを予防するなど美肌効果 があります。

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またβカロテン同様に、風邪を予防する作用もあります。

ビタミンCは、主に野菜や果物に多く含まれていますが、野菜の中でもトップ15に入る含有量です。

生の豆苗100gで1日に必要なビタミンCの50%を摂取できます。

それだけビタミンC含有量が多いということです。

骨を丈夫にする(ビタミンK)

ビタミンKは、骨を丈夫にして骨粗鬆症を予防し、止血の役割をはたしています。

ビタミンKが不足すると血が固まりにくくなります

野菜では、モロヘイヤやあしたばにも多く含まれています。

貧血予防(葉酸)

葉酸といえば、ほうれん草!と思い浮かべる方も多いのですが、豆苗にも豊富に含まれています。

葉酸は不足すると、悪性貧血 の症状が起こります。

ですので、日頃から摂取する必要があります。

また妊婦さんは、特に葉酸を摂取する必要があり、その量は成人女性の摂取目安の2倍です。

生の豆苗100gで 120µg 、つまり成人女性の1日の推奨量の1/2量を摂取することができます。

強い抗酸化作用(ビタミンE)

ビタミンEは、βカロテンやビタミンC同様に、抗酸化作用が強い物質です。

主に魚介類に多く、野菜で多く含まれるのは珍しいです。

ビタミンEには、細胞膜の酸化を防ぎ、脳梗塞などの病気を防ぐ効能があるとされています。

また若返りのビタミンとも呼ばれており、老化防止 にも役立ちます。

代謝UP(ビタミンB群)

豆苗は、えんどうの若芽を食べる野菜ですので、豆類に多いビタミンB群が豊富です。

野菜の中でも含有量はトップクラスです。

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ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わる際の補酵素的な役割を果たしており、疲労回復に効果があります。

ビタミンB2は、糖質・タンパク質・脂質を体内でエネルギーに変える際に必要です。

また体内の過酸化脂質の抑制にも役立ちます。

つまり代謝をあげる目的でB2を摂取する人もいます。

ビタミンB6は、たんぱく質の代謝に必要な栄養素であり、血液や筋肉をつくる上でも必要な栄養素です。

ただ、ビタミンB群は水に溶けやすく、茹でると流出してしまいます。

 

このように、豆苗には様々な栄養があります。

通年購入できて、1パックあたり100円程度なのに、このように栄養価が高いので様々な料理に活かしてほしいです!



豆苗の効率良い食べ方は?加熱するとどうなる?

ではこのように栄養価の高い豆苗ですが、効率良く摂取するには、どのような調理法が向いているのでしょうか。

おススメは茹でるよりも炒める食べ方です。

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豆苗に多く含まれるβカロテンは、 油で炒めた方が吸収が良くなります

なので、炒めることでビタミンCが多少少なくなりますが、生食にする場合も、油を使ったドレッシングを使えば、βカロテンの吸収が良くなります。

また、ゆでてしまうと、様々な栄養素が流出してしまうので、茹でる場合は、栄養素を汁ごと摂取できるスープにした方が良いです。

ビタミンB群やビタミンCは水に溶けやすいので、せっかくの栄養が流出してしまうのです。

また茹でる場合もなるべく短時間の方が良いですね。

 

また豆苗は家庭でも簡単に種から栽培できます。
キッチンファーム 120【スプラウト】【豆苗】

再生栽培もできるので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

豆苗の栽培方法!再生栽培をしよう!再利用は何回まで?

豆苗の栄養と効果まとめ

豆苗の栄養をテーマにしてまとめました。

豆苗には様々な栄養成分が含まれており、効果・効能も期待できます。

1袋100円くらいで1年中購入できて、こんなに栄養価が高くて良いのか、と思います。

気軽に購入できるので、炒めものなどに調理して、食べてください!

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