みょうがの収穫時期のタイミングや方法についてご紹介します。
みょうがの収穫時期はいつごろでしょうか。
また方法はどうすれば良いのでしょうか。
みょうがについてまとめていきます。
みょうがの収穫時期のタイミングは?
みょうがは、主に薬味として利用される野菜のうちの一つです。
1年中食べられることができますが、それはハウス栽培のものもあるためです。
一般に旬は夏の時期であり、家庭菜園の場合は、夏 にみょうがを収穫します。
また薬味として利用されることが多いのですが、薬味以外にも、甘酢漬けにしたり、天ぷらにしたりとみょうがをそのまま味わうこともできます。
独特の苦味が苦手…という方もいますが、その苦味が好きという方も多いですね。
みょうがの栽培条件
普通野菜を栽培するときは、できるだけ日当たりの良い土地を選ぶと思いますが、みょうがの場合はそうではありません。
みょうがを栽培する上での、条件は以下のようになります。
【栽培適温】 15~20℃
【日照条件】明るい日陰
【連作障害】起こりにくい
みょうがは、乾燥に弱いので、日差しが強すぎるところではうまく育ちません。
選ぶのであれば、家や木の陰ができるような環境がむいています。
プランターの場合は、置く位置を変えることができますが、地植えにする場合は、場所選びに気をつけましょう。
また栽培周期は以下のようになります。
【夏みょうが(早生種)】
植え付け時期 : 3~4月
収穫時期 : 6~8月
【秋みょうが(晩生種)】
植え付け時期 : 3~4月
収穫時期 : 9~10月
夏みょうがは少し小ぶりで、秋みょうがの方がやや大型です。
種類によって、収穫時期はやや変わってきます。
夏みょうがの収穫時期は6~8月
秋みょうがの収穫時期は9~10月
みょうがの収穫前に乾燥予防
みょうがは夏が収穫時期となりますが、植え付けから3週間程度で芽がでてくるようになります。
土の表面から、みょうがの新芽がでてきたら、乾燥防止のために、落ち葉や藁などを上に敷くようにします。
そうすることで、株の乾燥を防ぐだけでなく、みょうがに直接光があたって、色の変色や花が咲いてしまうのを防ぐ効果があります。
また、みょうがの葉は成長するとぐんぐん伸びます。
植え付けから2か月程度で、本葉数枚に。
収穫の夏に向けてどんどん葉が成長していくので、その際、10日に1回程度追肥をしてあげた方が良いのですが、同時に、葉の成長がすごいので、混み合っているところがあったら、剪定してあげると良いです。
割と放置の実家のみょうがの葉はこんな状態になっていました。
気になる方はぜひ剪定をしてください。
みょうがの収穫方法
実際に、みょうがが成長したら収穫を行います。
収穫のタイミング
夏ミョウガ:6~8月
秋ミョウガ:9~10月
が収穫のタイミングです。
みょうがの株元近くから花茎が顔をだしてくるので、太さが1.5cm程度のものを、花が開花する前の蕾を、手で株元をポキッと折って収穫します。
土の中からひょこっと顔をだしていて、ある程度(1.5cmくらい)になったらみょうがは収穫してしまいましょう!
父によるみょうがの収穫風景
収穫しにくい場合は、手ではなく、ナイフなどを使って収穫してください。
なお、藁の下にひょっことでているかもしれないので、かきわけて、みょうががでているかどうか確認してください。
なお、みょうがの収穫はなるべく花が咲く前に済ませるようにしてください。
開花前の蕾の状態のみょうがを収穫するようにします。
みょうがの花が咲いてしまうと風味が落ちてしまいます 。
とはいえ、収穫する際なかなか気が付かないことも多く、花が咲いてから気づいて収穫ということも。
実家でも花が咲いてしまいますが、花が咲いているものでも収穫して食べられますよ!
みょうがの収穫は2年目~
みょうがは植え付け1年目は収穫できないことがあります。
植え付け1年目は、収穫の時期が安定しないためです。
1年目に収穫できなかったものでも、次の年になると、収穫できるようになります。
冬の時期になると、地上部が枯れてしまいますが、また翌年の春になると芽がでてくるようになるので、株がダメになったと思って捨てたりしないでください。
みょうがの収穫が終わったら備える・植え替え
みょうがを収穫しても、翌年また収穫することができるので、収穫が終わったら自然に枯れるのを待ち、春になって芽がでる前に、刈り取って肥料をまいておきます。
こうすることで、次の年もみょうがを収穫することができます。
またみょうがは 3~4年 くらいが収穫量が多いとされていますが、あまり年月がたつと株元が混み合ってくるので、植え替えをした方が生育が良くなります。
みょうがを掘り起こして、 3芽 ずつ15cm程度の長さに調整してはさみで切るようにします。
みょうがを植え付けたら、 4~5年 、もしくは3~4年ごとに植え替え をしてあげると、生育が良くなって収穫量もUPします。
なお、みょうがはあまり連作障害は起こらないとされていますが、植え替えする場合は、新しい土地などに植え替えてあげると良いかと思います。
プランターの場合は、新しい土をいれてあげれば問題ないです。
みょうがの栄養
みょうがは野菜に多く含まれているβカロテンやビタミンCなどの含有量は多くはありません。
ですが、みょうがの香り成分である「αピネン」には様々な効能があるとされています。
・体を温める
・ストレスを緩和する
・頭をスッキリする
・食欲増進
などの効能があるとされています。
特に血行を良くして体を温める作用があるので、冷え性や生理痛などで悩みのある女性にもおススメの食材です。
みょうがは夏に多く収穫できるので、体を冷やすと思われがちですが、これらの作用により、実は体を温める作用があるのです。
なお、食欲増進の効能があるので、夏バテ気味の方にもおすすめの食材といえます。
ただαピネンは揮発性なので、なるべく薬味などにして刻んで食べる場合は、食べる直前に調理することをおススメします。
今回は主にみょうがの収穫についてまとめました。
みょうがの栽培に関しては他の記事に記載していますので、そちらを参考にしていただけると幸いです。
みょうがはプランターでの栽培も可能ですので、家にスペースがないという方は、プランターでの栽培もおススメです。
みょうがの収穫時期まとめ
今回は、みょうがの収穫時期やタイミングをテーマにしてまとめてみました。
みょうがの収穫は6~10月ごろです。
株元から花芽がでてくるので、そちらを手でかきとるようにして収穫してください。
花が咲く前のみょうがを収穫するようにします。
また、収穫したみょうがは冷凍保存もできるので、冷蔵保存しきれない場合は、冷凍保存がおススメです。
冷蔵保存も乾燥に注意すれば1週間程度は保存できますが、風味が落ちてしまうので、なるべく早く調理した方が良いですね。