今日は、みょうがの植え方や植え付け方法をテーマにしていきたいと思います^^
みょうがの植え方はどうすれば良いでしょうか。
またみょうがの植え替え時期のタイミングはいつごろでしょうか。
みょうがについてまとめていきます。
みょうがの植え方・植え付け方法とは?
みょうがは、特有の香りと辛味が特徴的な野菜です。
その香りを活かし、薬味として
利用されることが多いのではないでしょうか。
みょうがを食べるのは、土から顔をだした若い芽(花芽)です。
私の実家でも栽培していますし、
庭先のちょっとしたスペースでも栽培することができるので、
家庭菜園でもおススメの野菜です。
そんなみょうがはどのように育てれば良いのか、
みょうがについてまとめていきます。
【栽培適温】 15~20℃
【連作障害】無し
【日照】明るい日陰
まず、みょうがを栽培するにあたって、
植え付ける場所は、あまり日当たりが強くない
ようなところを選びます。
日当たりが強いと、みょうの生育には向きません。
畑の隅っこや、木の陰がみょうがの栽培に適した環境です。
実家では、畑のすみっこを利用しています。
みょうがの植え付け
みょうがを栽培するにあたって、
根株を用意します。
みょうがは種から育てません。
ネットでも販売されており、
芽が2.3個ついたものを入手するようにします。
画像引用元:http://www.tane4u.com/item_myouga.html
植え付け時期は、3月が一般的です。
プランターでの栽培も可能ですが、
今回は、地植えの方法を説明していきます。
★プランターでの栽培に関してはこちらをどうぞ
みょうがをプランターで!肥料のタイミングや生え方は?
1・まずは、みょうがを植え付ける前に土づくりを
行います。
植え付けの2週間前に苦土石灰150g/m2をまき、
よく耕しておきます。
2・さらに植え付けの1週間前に堆肥4kg/m2、
化学肥料をよくまいて、
耕しておきます。
畑は畝幅60cm、高さ5~10cmとします。
水はけが悪い場合は、さらに高めにしておきます。
3・みょうがを植え付けていきます。
みょうがを植え付ける際は、畝に溝を掘って(7~8cm)
そこに株間30cmでみょうがを植え付けていきます。
手がきですが、下のイラストがイメージです。
そして溝にみょうがの根株を30cm間隔で置いたら、
上から覆土して、少し鎮圧します。
これで植え付けはOKです。
植え付け後はたっぷり水を与えるようにしてください。
栽培管理
みょうがは放任でも育ちます。
ですので、そんなに細かな栽培管理は必要ないですが、
みょうがを枯れさせないためにも
ある程度管理が必要です。
【水やり】
みょうがは乾燥に注意するようにします。
畑で栽培する場合は、
土自体が水を含んでいますが、
土の表面が乾いていたら、たっぷり水やりを
行うようにしてください。
プランターの場合は、
特に水やりに注意が必要です。
【追肥】
畑で栽培する場合も、
定期的に追肥を行うようにします。
植え付け後、みょうがの草丈が20cm程度に
なったら10日に1回程度、
株元に追肥するようにします。
特に夏に向けて、みょうががどんどん成長します。
みょうがの収穫時期
夏ミョウガ(早生種)は 6~8月
秋ミョウガ(晩成種)は 9~10月
が収穫のタイミングとなります。
みょうがは株の周りに、次々に
花芽がでてくるので、
それを手で折って収穫するようにします。
無理な場合は、ナイフ等で。
実家のみょうが
9月下旬収穫のために、
花が咲いてしまっています…。
花が咲いてしまうと、
風味が落ちてしまうので、
なるべく地上にでた状態で早めに
収穫するようにしてください。
なお、みょうがは植え付け1年目は、
成長により収穫できないこともあります。
1年目・2年目は収穫量が望めないこともありますが、
3~4年もたつと、収穫量が望めるようになります。
冬になると、みょうがの地上部が枯れてしまいますが、
春になると、また芽がでるようになります。
みょうがの植え替え
みょうがの植え替えのタイミングは、
植え付け後4~5年たってから です。
みょうがを植え付けてから
4~5年たったら、植え替えをすると
みょうがの 生育が良くなります 。
それくらい時間がたつと、
株が混み合ってくるので生育しにくくなるという
わけです。
みょうがの植え替え方法としては、
春のみょうがから芽がでてくる前に、
みょうがを掘りあげて、3芽ずつ (15cm程度)
くらいにハサミなどで切って切り分けます。
そして、切り分けたものを新しい場所で
育てるようにしてください。
みょうがを植え替える場合も、
同様に土を耕して用意しておき、
株間をとって植え付けるようにしてください。
みょうがは野菜の中でも、
比較的栽培しやすいです。
収穫したみょうがは、薬味の他、
味噌汁や天ぷらの具材にしても美味しくいただけます。
また、多く収穫した場合は、
冷凍保存も可能です。
★冷凍保存に関してはこちらをどうぞ
みょうがの賞味期限や冷凍方法は?保存方法まとめ
また、みょうがは野菜の中でも、
病気・害虫の心配はほとんどありません。
実家のみょうがは特に病気の心配はありませんでした。
稀に
「紋枯病」…花蕾に小さい斑点ができ、次第に拡大していく。
斑点は次第に腐敗していき、褐変する。
「葉枯病」…葉に白い病斑ができ、次第に広がっていく。
病斑が拡大すると、葉が枯死し、成長の妨げとなる。
降雨によって感染する。
「根茎腐敗病」…株元に近い葉が黄化して、萎縮し、
次第に株全体が委縮するようになる。
症状が酷い場合は、枯死する。
これらの病気は、連作や過湿によって起こりやすくなります。
みょうがは、野菜の中でも連作障害は起こりにくいのですが、
こういった病気が起こることもあるので、
あらかじめ、植え替える時などは別の場所で栽培するのが
良いかと思います。
また、高温多湿にならないよう、
水はけの良い環境で栽培します。
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まとめ
今回は、みょうがの植え方・植え替え方法をテーマにして
まとめてみました。
みょうがは種ではなく、根株(地下茎)から
栽培する野菜です。
野菜の中では栽培しやすく、放任でも育ちますが、
植え替えをした方が、株が混み合うのを避け、
生育が良くなるので、収穫量が望めるようになります。
また栽培する際は、乾燥に注意が必要ですが、
水はけの悪い環境で栽培すると、
病気の被害にあうこともあるので、
畝を高くして水はけの良い土地で栽培するのが良いです。