今日は、しいたけ茶の効果や効能をテーマにしていきたいと思います^^
しいたけ茶を飲むことでどのような効果・効能が期待できるのでしょうか。
また、実際に効果はあるといえるのでしょうか。
しいたけ茶についてまとめていきます。
しいたけ茶の効果・効能とは?
健康茶として注目を集めている「しいたけ茶」。
しいたけから成分を抽出して作られるお茶で、
しいたけの風味が味わえるので出汁やスープとしても使うことができます。
コレステロール値を下げたり、動脈硬化を防ぐことが知られていますが、
実際にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
煮物としても食べられるしいたけですが、
しいたけ・しいたけ茶には以下のような成分が含まれています。
エリタデニン
しいたけには「エリタデニン」 という成分が含まれています。
これはしいたけとマッシュルームからしか抽出されない特有の成分で、
血液中のコレステロール量を低下させる効能があります。
しかも、コレステロール値を下げるだけでなく、
悪玉コレステロールを減らし
善玉コレステロールを増やす作用があることが知られています。
つまり、 動脈硬化の予防 にも効果が期待できます。
マッシュルームにはエリタデニンが微量でしか含んでおらず、
しいたけはマッシュルームの70~100倍の量のエリタデニンが含まれている事が分かっています。
マッシュルーム:0.7mg%
しいたけ(傘):60~70mg%
数値引用元:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1949/28/9/28_9_503/_article/-char/ja/
調理によって壊れることがない強い成分の為、
生のしいたけにも乾燥しいたけにも損失がなく含まれていますので、
しいたけ茶でエリタデニンを摂取することができるのですね。
レンチナン
レンチナンはしいたけ特有の香りの成分で、
免疫力を高める効果とともに抗がん作用があることが分かっています。
レンチナンはβグルカン(多糖類の一種)です。
実際にしいたけから抽出されたレンチナンの抗がん作用が認められ、
医療現場でも使用されています。
現在は抗がん剤治療による免疫力低下を補う目的で使われることが多いとされています。
ビタミンD
ビタミンDは骨の形成に役立つ 栄養素です。
骨の健康に関わる栄養素、といえばカルシウムですが、
ビタミンDはそのカルシウムの吸収を促進するはたらきを持っています。
また、ビタミンDは日光の紫外線を浴びることでその合成が進むことが知られています。
生しいたけのビタミンD含有量が 0.41μg/100g であるのに対し、
干ししいたけのビタミンD含有量は約30倍の 12.7μg/100g !
したがって、しいたけ茶には豊富なビタミンDが含まれているといえます。
しいたけ茶とカルシウムを含む食品を一緒に摂取することで骨粗鬆症の予防が期待できるでしょう。
しいたけに含まれるビタミンD2の前駆体である
エルゴステロールは、紫外線にあたることでビタミンDに変化しています。
なので、しいたけを食べる際は、
生ではなく、太陽の光にあててから食べたほうが
ビタミンD量、旨味もUPします。
食物繊維
食物繊維は便秘を解消し、お通じを良くする効果があります。
しいたけも他のキノコ類と同じように食物繊維が豊富に含まれています。
生しいたけの食物繊維含有量が 4.2g/100g
となります。
食物繊維は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」に分けられますが、しいたけは腸内改善に効果的な「不溶性食物繊維」の方を多く含んでいます。
水に溶けにくい性質のため便の水分を保ち、腸の働きを活発にさせるはたらきがあるのです。
便秘がひどくなると肌荒れ、食欲不振、頭痛、肩こりなどの体の不調が現れますので、
便秘に悩んでいる方はしいたけなどの食物繊維が豊富な食材を
毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
しいたけの成分を抽出したしいたけ茶なら、手軽に摂取することができますね。
また、しいたけ茶はカフェインレス なので妊娠中の方や、
夜寝る前なども安心して飲むことができますよ。
しいたけ茶は実際に効果があるの?
そんな、体にいいことばかりのしいたけ茶ですが、
実際に効果はあるのでしょうか。
しいたけには食物繊維が豊富に含まれていますが、
しいたけ茶でも食物繊維を多く摂取することはできるのでしょうか。
先述した通り、しいたけには食物繊維のうち「不溶性食物繊維」 を多く含んでいます。
これは、水に溶けない食物繊維のため、
お茶として溶け出している食物繊維はほとんど無いことが考えられます。
ですので、しいたけ茶だけを飲んでも食物繊維を摂取することは難しいといえます。
なので、便秘解消の効果を期待して飲むものではないですね。
その他のしいたけの成分は抽出されているので、
実際にエリタデニンの効果として、
血糖値が下がったという声もあるようです。
ただ、私は元から血糖値が高いわけではないので、
その辺の効果は実感できていません。
しいたけ茶を簡単につくる
実は、しいたけ茶は簡単につくることができます。
干ししいたけ1個を細かく刻み、
100cc程の熱湯を注いで一晩置いて塩を少々加えてできあがりです。
この時刻んだしいたけも丸ごと食べることで、食物繊維をより効率的に摂取することができます。
ただ、手間がかかりますので、
時間がない・面倒という方には市販品がおすすめです。
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粉末タイプなので、お湯をそそぐだけでいただけます。
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しいたけ茶の味はおいしいといえる?
しいたけのお茶っておいしいの?
と思いますよね。
しいたけのお茶ってどんな味!?
と疑問に思う方も多いかと思いますが、
お茶というよりは、しいたけ汁=出汁
という感じです。
干しシイタケの戻し汁は出汁にもなりますよね。
つまり、しいたけをお茶にすることで
旨味成分が抽出され、スープのような感じです。
個人的には、一般的に飲まれるお茶のほうが好きですが、
やはり健康効果を期待するものなので、
おいしい、おいしくないという意見はでますよね。
ただしいたけ茶の口コミを見ると、「おいしい!」 という声が多く寄せられています。
しいたけの風味が良く、スープ感覚で飲まれている方が多いとのことです。
少し小腹が空いた時に飲んでもいいかもしれませんね。
かなり低カロリーですので。
しいたけの味が苦手、、という方も、
しいたけ茶だったら飲める!と感じる方も多いようです。
やっぱり苦手という方は
更に飲みやすくするために、
①黒胡椒を加える
②柚子胡椒を加える
③わさびを加える
などで味を調整すると、おいしく飲むことができますよ。
また、しいたけ茶を飲むタイミングですが、
しいたけ茶には中性脂肪を下げるはたらきがありますので、
食後に飲むことが効果的です。
まとめ
今回はしいたけ茶の効果・効能をテーマにしてまとめてみました。
食物繊維に関しては、お茶に溶け出している食物繊維は微量だと考えられます。
なので、繊維の効果も得たい方は、
茶殻も一緒に食べてしまう方が効果的だと言えます。
しいたけが苦手な方でも、しいたけに含まれる栄養を
しいたけ茶で手軽に摂取できることはうれしいですね。
たくさんの健康効果を持つと言われているしいたけ茶、
気になる方は、試してみるのもアリですね。
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