白いさつまいもの種類や特徴がテーマです。
紫色の皮をしたさつまいもが定番ですが、実は皮が白いさつまいももあります!
また、さつまいもを切ると、白い液がでてくることがありますよね?
あれも実は、さつまいもの成分で、しかも良い効果のある成分なんです。
皮が白いさつまいもや、さつまいもの白い液についてまとめていきます。
皮が白いさつまいもの種類や特徴とは?
紫色のさつまいもが一般的ですが、実は、皮が白くて、中身も白いさつまいもも存在します。
スーパーで並んでいたら、山芋と間違えてしまいそうですよね
皮が白くてもちゃんとしたサツマイモなのです。
コガネセンガン(黄金千貫)
コガネセンガンは、皮も中身も白っぽい色をしていて、見た目だとサツマイモではなく、山芋のような形をしています。
形は、山芋でも、ちゃんとしたサツマイモの一種である、でんぷん質が多いために、 ホクホク とした食感があり、甘味もあります。
このコガネセンガンは、日本が原産のものではなく、様々な地域のものを交配させて作り出したものです。
アメリカの品種が半分、そして日本の品種が1/4程度混ざっています。
なんと、ティモール島の血も混ざっているとされている珍しい品種です。
このコガネセンガンは、焼酎の原料として使用されることもありますが、加工品に向いています。
甘味がそこまで強くはないので、コガネセンガンは、加工してつぶし、芋の料理に活かすのが良いとされています。
天ぷらやふかし芋としても食べられています。
画像引用:http://imosyoutyu.hippy.jp
カイアポ芋・シモン芋
カイアポ芋は、別名シモン芋・白甘藷などとも呼ばれています。
南米ブラジルの カイアポ山地 が原産なので、カイアポ芋という名前がついています。
見た目はじゃがいものような形をしていますが、さつまいもと同じようにヒルガオ科の植物です。
カイアポ芋は、インカの時代から万能薬として知られていて、多くの ビタミンやミネラルを含んでいます 。
成長する上で、土の中の養分をぐんぐん吸い取るので、次の作物をその土の養分がなくなり、長年その土地は使えなくなるとも言われています。
それだけ栄養価は高く、 コレステロール値を下げる 、中性脂肪を減らす効果があるとも期待されています。
一応さつまいもの一種ではありますが、甘味が少ないのが特徴の品種です。
ですので、焼き芋やふかし芋として食べるのではなく、加工して味付けをするような調理に向いているといえます。
画像引用:http://amatoku46.com/kuratake.htm
シロユタカ
シロユタカは主に鹿児島県で栽培されている種類です。
「九系708-13」と「S684-6」を交配したものです。
芋の病気に強いとされています。
甘味は少なく、焼き芋などの料理にするのではなく、でんぷんの原料として栽培されているのが中心です。
画像引用:http://www.alic.go.jp/starch/japan/example/200711-01.html
これらは、あまりスーパーで見かけることはないかもしれませんが、あれば料理に活かせるチャンスです。
さつまいもの中から白い液や汁がでているけど
さつまいもを切ったときに、断面から白い液や汁がでていることはありせんか?
腐ってしまったのでは…と思って捨てないでください !
これは ヤラピン という成分で、さつまいも特有の成分です♪
この汁は、体に良い効果があり、緩下剤として昔から知られています。
緩下剤というのは、お腹を緩くする、つまり便秘に効果があります。
サツマイモには、食物繊維も多く含まれていますが、このヤラピンとの相乗効果により、便秘の解消効果があります。
ですので、さつまいもを切ったときにでてくるこの汁は、体に効果があると思って食べてください。
便秘解消をすると、大腸がんのリスクも減らせますよ。
白いさつまいもまとめ
皮が白いさつまいもの種類や特徴、そしてさつまいもの白い汁をテーマにまとめました。
さつまいもにも白い種類があったとは驚きですね。
むしろ山芋やじゃがいもに近い見た目をしていますが、ちゃんとしたさつまいもの一種です。
また白い液も体に良いものなので、安心して食べてください。
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