れんこんの穴が黒いものがテーマです。
れんこんの穴が黒いものは食べても大丈夫なのでしょうか。
またそういったものは洗うべきなのでしょうか。
れんこんについてまとめていきます。
れんこんの穴が黒い場合は食べられる?
れんこんは、穴がたくさんあるのが特徴の野菜ですよね。
昔から「見通しが良い」とされ、縁起の良い野菜として知られていました。
そんなれんこんは、水煮もものも販売していますし、1年中食べることができますが、旬の時期は秋~です。
れんこんの収穫時期は9~10月 なので、そのころになるとれんこんも安く購入することができるようになります。
さて、そんなれんこんですが、穴の中が黒いれんこんに出会ったことはないでしょうか。
普通野菜が黒ずんでいたらカビか!?と思ってしまうところですが、れんこんの場合は違います。
黒い原因は
- れんこんが酸化している
- 泥が入っている
ことが考えられますが、だいていは泥ではなく、 酸化 が原因だったりします。
泥が入っているということは稀です。
通常のれんこんであれば、穴の中は何もない、真っ白な状態です。
これは冷蔵庫で少し時間がたったら穴の中が黒くなってしまったれんこんです。
最初は、こんなに黒くなかったのに、時間の経過とともに、黒さが増したので、これは泥が原因ではなく、酸化が原因です。
なぜれんこんは酸化する?
れんこんには「タンニン」 というポリフェノールの一種が含まれています。
このタンニンという物質が収穫から時間がたつと、空気中の酸素と結合して黒色・茶色 く変色してしまいます。
なので、泥がついているものは別として、一部の穴が黒くなっているようなものは、ポリフェノール類タンニンの酸化が原因と考えられます。
穴が黒いれんこんは食べられるの?
れんこんの黒ずみは、 酸化 もしくは、 泥 が原因であると考えられます。どちらの場合も、 食べても問題はありません 。
ただ、黒ずみが多く広がっている場合は注意が必要です。
穴の一部だけが黒く変色しているようなものであれば、食べられますが、皮のすぐ近くの方まで黒色が広がっている場合は、れんこんが腐っている 可能性があるので注意してください。
皮にまで広がっている場合は、腐る一歩手前かもしれません。
れんこんの皮はベージュ色をしています。
皮まで黒くなっているものは劣化が進んでいる証拠です。
他にも
- 異臭がする
- 表面にぬめりがある
などの特徴があるものは腐っている可能性が高いので食べないでください。
れんこんの穴の洗い方は?
れんこんを調理する際は穴の中まで神経質に洗わなくても大丈夫です。
たいてい泥は入っていないので、皮むきする際に、流水で洗う程度で基本はOKです。
加熱調理することが前提ですので、あまり問題はないです。
酸化して黒くなってしまった場合も、そのまま食べることができるのですが、気分的に取り除きたいという方は、あく抜きの際に、濃いめの酢水に長時間漬けておくと良いです。
目安は30分程度です。
酢水につけておくだけで結構穴の中が綺麗になります。
しかし、結構頑固なものもあって、酢水に長時間漬けていても、薄くなってもなかなか真っ白にはならないものもあります。
30分以上酢水につけておいて、少しはマシになりましたが、完全に真っ白くはならなかったれんこんです。
before
afiter
黒くなっているのを見てからおそらく1~2週間くらいたっているものです。
もはや頑固なので、酢水でも落ちないものは薄くなる程度で落ちないものもあります。
そういったものは、しょうがない・・・と諦めるか半月切りやいちょう切りにして、黒い部分だけを廃棄し、他の白い部分は料理に利用した方が良いかと思います。
れんこんの穴に泥がついている場合は?
泥がついている場合は、キッチンペーパーを濡らしたあとに細いものに巻き、れんこんの穴の汚れをふき取ってください。
綿棒を使ってふき取るという方もあるそうです。
つまようじを使って少しずつ削るという方法もありますが、時間がかかってかなり面倒です。
もし、キッチンペーパーや綿棒で拭き取ってみても汚れが落ちない・・・という場合は、泥汚れではなく、酸化して黒色している可能性が強いです。
れんこん自体が黒色している場合は、いくら水で汚れをふき取っても綺麗にならないので、そのときは、上記のように酢水につけてみてください。
また一節丸ごと販売しているものであれば、れんこんの穴の中までは確認することができませんが、カットしているれんこんの場合は、穴の付近に変色がないかよく確認してみてください。
れんこんの穴が黒い場合まとめ
れんこんの穴が黒いものをテーマにしてまとめました。
れんこんの穴が黒いものは、たいてい酸化しているものです。
酢水につけておくことで、黒い汚れはとることができますが、しっかり黒ずんでいるものはなかなか落ちないこともあります。
その場合は、黒い部分だけを削りとるなどしてください。
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