たけのこの食べ過ぎがテーマです。
たけのこを食べ過ぎるとどのような症状が起こるのでしょうか。
また消化には悪いのでしょうか。
たけのこについてまとめていきます。
たけのこの食べ過ぎに注意?
たけのこは4~5月が旬です。
たけのこは水煮として1年中食べることができますが、掘りたて採れたてのたけのこを食べられる時期は限られています。
たけのこが旬の時期には、煮物やたけのこご飯にするなど、様々な調理法があります。
そんなたけのこはついつい食べ過ぎてしまうことも…
食べ過ぎてしまった場合はどのような症状が起こると考えられるでしょうか。
腹痛、下痢
たけのこには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は食物繊維の中でも、水に溶けにくい食物繊維で以下のような効果があります。
- 腸内で水分を吸って便のかさを増す
- 有害物質を体外へ排泄する
- 腸の蠕動運動を促し、便秘解消をする
ゆでたたけのこ100gあたりには 2.9g もの不溶性食物繊維が含まれています。
そしてこの不溶性食物繊維は、体にとって良い働きをするので、適度な量を摂取することで便秘解消にもつながります。
ただ、不溶性食物繊維を摂取しすぎると「下痢」 の症状を引き起こしてしまうことがあります。
不溶性食物繊維を一気に摂取することで、腸の動きが活発になり、下痢の症状に発展します。
下痢の症状として腹痛を起こす人もいます。
元からお腹の調子が悪い方は、摂取しすぎに注意が必要です。
これは他の食物繊維を多く含む食材にもいえることです。
便秘
また不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らむので、かえって便をかたくしてしまい便秘につながることも。
食物繊維の摂取は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合が1:2が良いとされています。
たけのこなどの不溶性食物繊維の他、解消や果物などに水溶性食物繊維も含む食品も摂取するようにしましょう。
また弛緩性便秘といって、蠕動運動が弱まって起こる便秘には不溶性食物繊維
痙攣性便秘といって、自律神経などの乱れにより腸が過敏になっておこる便秘には
水溶性食物繊維が効果的であるとされています。
胃痛・消化不良
たけのこにはえぐみ成分が含まれています。
えぐみ成分の正体は
- ホモゲンチジン酸
- シュウ酸
などが成分とされています。
これらえぐみの成分が胃に負担をかけ、胃痛のような症状が起こることがあります。
ですのであく抜きをしっかりして調理する必要があります。
また野菜の中でも、たけのこは消化に悪い食材といえます。
野菜類では、他にごぼうやニラ、とうもろこしなども分類されます。
野菜の一種ではありますが、胃に負担がかかりやすいので、なるべく細かく切って柔らかくなるまで調理するのが良いでしょう。
またたけのこは天ぷらなどにも調理されますが、油で調理されたものは、胃に負担をかけやすくなります。
肌荒れ
たけのこを食べることで、食物アレルゲンの一種を引き起こすことがあります。
仮性アレルゲン といって、アレルギー症状を引き起こす物質を含む食品を多く摂取すると、肌荒れを起こしたり、かゆみ、赤みがでることがあります。
たけのこには、【アセチルコリン】 という物質が含まれており、この物質によって、肌荒れのような症状が起こることがあります。
肌荒れを防ぐには、しっかり加熱してあく抜きする必要があります。
食べ過ぎというと、人によって量は変わってくると思いますが、100g程度を目安にすると良いかと思います。
なお、ゆでた小さいたけのこ1個で100g程度に相当します。
体質で体に症状が起こりやすい人は、量を調整してください。
たけのこの食べ過ぎまとめ
たけのこの食べ過ぎをテーマにしてまとめました。
たけのこの成分により、食べ過ぎると体に何かしらの症状が起こることがあります。
私個人としては、たけのこを常食することがないので、1日にたけのこの煮物をたくさん食べても食べ過ぎの症状がでたことはありません。
ですが、他の食材では胃痛を起こすこともあり、食べ過ぎで異常が起こるのは、体質にもよるかと思います。
毎回症状が起こる場合は、医療機関で検査を受けることをおススメします。
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