チンゲン菜の栄養や効果効能がテーマです。
チンゲン菜にはどのような栄養があるのでしょうか。また、チンゲン菜は生でも食べられるのでしょうか。
チンゲン菜についてまとめていきます。
チンゲン菜の栄養がすごい?
チンゲン菜は、アブラナ科の野菜であり、中国野菜です。
他にも様々な中国野菜が出回っていますが、その中でチンゲン菜は最も普及しているともいえます。
ハウス栽培もできるために1年中出回っていて炒め物やお浸しなど、様々な料理に活用されています。
そんなチンゲン菜にはどのような栄養があるのでしょうか。
チンゲン菜100gあたりの栄養
食品成分表をもとにすると、チンゲン菜100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
チンゲン菜(生) | チンゲン菜(茹で) | チンゲン菜(油) | |
エネルギー(kcal) | 9 | 12 | 39 |
タンパク質(g) | 0.6 | 0.9 | 0.8 |
脂質(g) | 0.1 | 0.1 | 3.2 |
炭水化物(g) | 2 | 2.4 | 2.2 |
食物繊維(g) | 1.2 | 1.5 | 1.4 |
カリウム (mg) | 260 | 250 | 230 |
カルシウム (mg) | 100 | 120 | 92 |
鉄分(mg) | 1.1 | 0.7 | 0.9 |
βカロテン (µg) | 2000 | 2600 | 3000 |
ビタミンB1(mg) | 0.03 | 0.03 | 0.03 |
ビタミンB2(mg) | 0.07 | 0.05 | 0.06 |
ビタミンB6(mg) | 0.08 | 0.04 | 0.05 |
ビタミンB12(µg) | 0 | 0 | 0 |
ビタミンK(µg) | 84 | 120 | 110 |
ビタミンC (mg) | 24 | 15 | 21 |
葉酸(mg) | 66 | 53 | 62 |
ビタミンE(mg) | 0.7 | 0.9 | 1.4 |
このようになっています。
チンゲン菜で注目すべき成分は
- βカロテン
- ビタミンC
- カリウム
- カルシウム
です。
また、ビタミンやミネラル以外にアブラナ科に多い、「アリルイソチオシアネート」も含み、解毒作用や抗酸化作用、消炎効果などもあります。
チンゲン菜の効果・効能
ではチンゲン菜にはどのような効果や効能があるでしょうか。
強い抗酸化作用(βカロテン・ビタミンC)
チンゲン菜にはβカロテンが2000µg/100gも含まれており、緑黄色野菜の中でも、多くのβカロテンを含んでいます。
βカロテンは、体内でビタミンAとして働き、過剰な場合は、βカロテンとして働きます。
- かぜの予防
- 美肌効果
- 夜盲症の予防
- がん予防
- 髪や皮膚の健康維持
に役立ちます。
またβカロテンは油と一緒に摂取すると、吸収しやすくなります。
ですのでチンゲン菜は油で炒めて摂取すると良いです。
またお浸しなどで茹でる場合でも、塩以外に油も一緒にいれることで、緑にツヤがでるだけでなく、吸収率がUPします。
また同じく抗酸化作用があり、美肌効果の期待できるビタミンCも多く含まれています。
また抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。
むくみ予防(カリウム)
チンゲン菜には多くカリウムが含まれています。
カリウムは体内の塩分濃度を調整し、余分な水分を排泄するので、むくみ予防の効果があります。
また血圧上昇を防ぐため、高血圧予防にも効果があります。
骨の健康維持(カルシウム)
カルシウムは小魚やチーズに多く含まれている印象もあると思いますが、野菜にもカルシウムは含まれています。
そして、野菜の中では、小松菜やチンゲン菜などに多く含まれています。
カルシウムは骨の健康維持や血液凝固に関わります。
カルシウムが不足すると、骨粗しょう症のリスクが高まります。
牛乳や小魚だけでなく、様々な食品からカルシウムは摂取するのが良いとされています。
またこの他にも鉄分(貧血予防) も含まれています。
チンゲン菜は栄養価がバランスよく含まれているのにかかわらず、100gあたり9kcalと野菜の中でも低カロリーです。
そしてなにより、1年中1袋100円程度で購入できるという利点もあります♪
ダイエット中の方もぜひ摂取して欲しい野菜といえます。
チンゲン菜は生でも食べられる?
葉物野菜のチンゲン菜ですが、生でも食べることはできるのでしょうか。
チンゲン菜は、あくも少ないので、生でも食べられます!
ホウレンソウはあくが強く生では食べられないので、チンゲン菜も同じ葉物で、生で食べられない…と加熱するイメージが強いかと思いますが、生でも美味しくいただけますよ!
生で食べると
- シャキシャキしている
- 水気が多い
- 青臭さが少ない
といった印象です。
小松菜などの葉物野菜も生食したことがありますが、あくが強くて食べにくいのです。
それと比較すると、チンゲン菜は、本当に食べやすいです。
炒め物にすることも多いと思いますが、生食してみてはいかがでしょうか?
生での食べ方としては
- サラダ
- 浅漬け
が多いかと思います。
外部サイトですが、おススメレシピを紹介します♪
生チンゲンサイとツナのサラダ
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/966237
チンゲン菜のお漬け物
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/802597
生食する場合は、砂がついていることがあるので、よく洗ってから調理してください。
チンゲン菜の栄養まとめ
チンゲン菜の栄養や効果効能、そして生食についてまとめました。
チンゲン菜はβカロテンが豊富で、様々な効果や効能が期待できます。
また炒めるだけでなく、生でも食べることができるので、サラダなどもおススメです。
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