そら豆の下ごしらえや臭いの対策がテーマです。
そら豆はどのように下ごしらえするのが良いでしょうか。また、そら豆独特の臭いの対策はどうすれば良いでしょうか。
そんなそら豆についてまとめていきます。
そら豆の下ごしらえ・下処理方法は?
そら豆は4~6月が旬です。
春の時期が旬のそら豆は、「そら豆がおいしい時期は3日間」といわれるほど、鮮度が落ちるのが早いです。
ですので、なるべく購入してからすぐに調理するようにします。
さやからそら豆が外されて販売されているものもありますが、そら豆は、さやから外すと、すぐに水分が蒸発していき、皮が硬くなります。
ですので、そら豆を調理する際、さやから出すのは直前にします。
購入する際は、さやつきのものを購入するようにしましょう。
そら豆の下ごしらえの方法は、
- まずは、そら豆をさやからだします。
さやの筋のところを割ってあけ、中からそら豆を取り出します。さやは硬いものもあるので、硬いものは、包丁の先端で切り口をつけて、そこから裂くようにします。 - 続いて、そら豆の黒い部分(お歯黒)もしくは、その逆側の部分に、1cm程度、包丁で切れ目をいれます。
包丁で切れ目をいれておくと、そら豆を塩ゆでなどする場合、皮が剥きやすいだけでなく、味が染み込みやすくなります。
また、炒め物にする場合は、下茹でをしてから茹でることで簡単に薄皮を剥くことができますが、かき揚げ、ポタージュ、そら豆ごはんなど、あらかじめ薄皮を剥いてから他の料理と一緒に調理することもあります。
生の状態のそら豆の薄皮を剥くときはコツがいりますが、つめの部分 (黒い部分)あたりに爪をたてると簡単に剥けます。
厳密にいうと、黒い部分と緑の部分の境目に爪をたて、少し薄皮を破きます。
そうすると、空洞が入って剥きやすくなるので、一気に半分剥きます。
すると、下半分にも空洞があるので、一気につるんと剥けます。
薄皮をむいたそら豆は、他の具材と同じように調理できます。
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また、薄皮がついたままのそら豆は、お湯1ℓに対し、塩大さじ1杯をいれ、沸騰した状態で3分程度ゆでます。
そうすると、切れ込みから皮が綺麗に剥けます。
そのままでも食べられますし、少し固ゆでして皮を剥いてから炒め物などにもどうぞ。
そら豆の臭いの対処法は?
そら豆を茹でると独特のにおいがします。
薄皮をむくと、手に残るこのにおいをどう表現して良いのかわかりませんが、子供のときは、においが臭くてそら豆が嫌いでした…。大人になると、なぜかおつまみにして食べられるようになったのですが。
そら豆は、味は美味しいのですが、独特のにおいが苦手で嫌いという方もいるみたいですね!
梅雨時の生臭い洗濯物のような感じがします。好ましいにおいとはいえません・・・
そんなそら豆の臭いの原因は1つの物質が原因というわけではなく、様々な臭いのもとが、原因となっているようです。
そら豆のにおい成分としては
- 2-イソプロピル-3-メトキシピラジン
- ヘキサナール
などの豆類に含まれている成分が影響していると考えられます。
豆類の青臭いにおい成分の元です。
完全ににおいを消すことはできませんが、調理法を工夫することで、においがマシに。
お酒をいれる
そら豆を茹でるときに塩大さじ1杯と一緒に茹でますが、塩だけでなく、お酒も大さじ1杯いれます。
酒の香りにより、多少そら豆のにおいを弱めることができます。
茹でたあと冷やす
茹でたてが美味しいそら豆ですが、茹でたあと、冷蔵庫で冷やすと少しにおいがマシになります。
電子レンジで調理する
お湯を沸かして塩ゆでにすることが多いと思いますが、電子レンジで調理した方が、においが多少軽減されます。
ただし、加熱直後は茹でたときと同じように強烈なにおいがします。
焼く
そら豆をトースターにいれてさやに入ったまま丸ごと焼きます。
焼いているときも、茹でているときよりにおいが少ないです。私個人的な意見ですが、このようにすると、多少そら豆のにおいが緩和されます。
また、そら豆単体ではなく、味の濃い他の具材と一緒に調理することで、においを感じにくくなります。
そら豆の下ごしらえまとめ
そら豆の下ごしらえや臭いの対処法をテーマにしてまとめました。
そら豆は、ゆでる際に、切込みをいれる下処理をすると、ゆでた後、薄皮が剥きやすくなります。
また、生の状態で剥く場合は、黒い部分のあたりに爪をたてて切込みをいれると、剥きやすくなります。
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