春菊の下ごしらえ方法やあく抜き、切り方がテーマです。
春菊はどのように下ごしらえをすれば良いのでしょうか。
また、春菊はあく抜きは必要なのでしょうか。
そして切り方はどうすれば良いのかなど、春菊についてまとめていきます。
春菊の下ごしらえ方法
春菊は11~2月が旬の野菜です。
緑黄色野菜に分類されており、ほうれん草と同じくらいβカロテンを含みますし、そして小松菜と同程度のカルシウムを含みます。
そんな春菊は鍋、すき焼き、そしてお浸しなど様々な料理に利用されています。
お浸しや和え物にする場合は、生のまま使用するのではなく、一度下ごしらえをしてから調理します。
鍋やすき焼きなど、一度切ってから料理する場合は、下ごしらえとして、下茹でする必要はありません。
ただし、そのまま使用するのではなく、よく洗ってから使用する方が良いといえます。
そんな春菊の下ごしらえについてまとめていきます。
春菊の下ごしらえ方法
- まずは春菊の硬い部分である株元 2~3cm 程度を切り落とします。
- 続いて春菊をよく洗います。他の野菜にもいえることですが、汚れや農薬が意外とついているものなので、調理する前にしっかり洗います。
- ボウルに水をいれて、春菊をいれたあと流水をあてるようにして5分程度洗い流すようにします。もっとしっかり洗いたい場合は、さらに1本ずつふり洗いを行うようにします。
- 続いて春菊を茹でていきます。鍋にたっぷりのお湯をわかし、水1ℓに対し、塩を小さじ1~1杯半程度いれます。
- そして春菊の茎の方だけをいれ、そのまま20~30秒ほど茹でます。
- これくらいの時間だと、多少茎が硬いと感じる方もいるので、柔らかい方が好みの方は、1分程度茹でるのが良いです。
- 続いて、茎を茹でたら葉の方もお湯に沈めて、10秒ほど茹でます。
葉は、茹で時間が長くなるほど、苦味が増すので、10秒程度にとどめます。 - 葉も一緒に茹でたら冷水にあげて、粗熱をとります。そして水気をよく切ります。
これで下ごしらえはOKです。
和え物やお浸しにする場合は、3~4cm程度のサイズにカットして、そのまま調理可能です。
鍋料理、炒め物、天ぷらなどの料理は、しっかり洗ったあとに切って、そのまま下茹でなしで調理可能です。
春菊にあく抜きは必要?
野菜を調理する際には、あく抜きを必要とするものがあります。
その代表例は、ほうれん草、たけのこ、れんこん、さつまいも…などで、食材の変色を防ぐためにあく抜きをするものもありますが、苦味やえぐ味を除くためにあく抜きをする食材もあります。
ほうれん草には「シュウ酸」という成分が多く含まれており、シュウ酸は、体内でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなり、結石の原因となるとされています。
他にも鉄分の吸収を阻害するなどの働きをします。
そしてこのシュウ酸は水に溶けやすいので、調理の前に水に漬けてあく抜きをする必要があります。
春菊は同じ緑黄色野菜ですし、苦味もあるのであく抜きが必要かと思われがちですが、あく抜きの必要はありません。
というのも、シュウ酸は多少含まれていますが、ほうれん草よりもその割合はかなり少なく、シュウ酸量を気にする必要はありません。
なので、あく抜きは必要がないため、よく洗えばそのまま加熱調理も可能です。
生で食べることも可能です。
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鍋やすき焼き春菊の切り方
春菊は、冬の時期鍋の具材としても活躍してくれます。
春菊はどのように切れば良いでしょうか。
家庭によってバラバラですが、ある程度カットしておくと食べやすいです。
なお、春菊は切る前によく洗ってください。
春菊鍋用(1/2カット)
春菊を鍋にいれる場合は、1/2程度にざっくり切ってしまいます。
春菊は鍋にいれるとかさが小さくなるので、半分にざっくり切ってしまう方が、サイズ感がちょうどよくなります。
春菊すき焼き(5cmカット)
すき焼きにおススメなのは、5cmカットです。
春菊を1/3~1/4サイズにざっくり切ってしまいます。
5cmカットの場合は、鍋、炒め物、スープなどにもおススメです。
春菊3cmカット
ちなみに3cmカットにすると、春菊はこれくらいの細かさになります。
茹でた後お浸しやサラダ、和え物にする場合は、これくらいが3cmカットです。
鍋やすき焼きで3cmカットですと、小さいですが、炒め物やスープにする場合は、3cmカットでも食べやすいといえます。
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春菊の下ごしらえまとめ
春菊の下ごしらえ方法やあく抜きは必要か、また切り方をテーマにしてまとめました。
春菊は、鍋や炒め物の場合は、下茹での必要はありません。
春菊のお浸しや和え物にする場合は、茎と葉の茹で時間を変えて茹でるのが良いです。
ほうれん草のようにシュウ酸含有量も多くないので、あく抜きも不要です。