健康

春菊の栄養は何がある?栄養価が高い?効果や効能がすごい!

春菊の栄養価や効果・効能がテーマです。

春菊の栄養価は高いのでしょうか。また、春菊の効果や効能には何があるのでしょうか。

春菊についてまとめていきます。



春菊の栄養には何がある?栄養価は高い?

春菊は、11~2月が旬の時期とされています。

冬の時期が旬の春菊は、すき焼き、鍋などの冬に向いている料理の他、天ぷらやお浸しにされて提供されています。

価格は1束100~200円ほどとそこまで高くなく、スーパーでも簡単に購入することができます。

そんな春菊は香りが強いのも特徴です。

葉が緑色の春菊は、緑黄色野菜にも分類されています。

では、春菊にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。

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春菊100gあたり

七訂食品成分表をもとにすると、春菊100gあたりの栄養成分は以下のようになります。

春菊(生)春菊(茹で)
エネルギー(kcal)2227
タンパク質(g)2.32.7
脂質(g)0.30.5
炭水化物(g)3.94.5
食物繊維 (g)3.23.7
カリウム (mg)460270
カルシウム (mg)120120
鉄分 (mg)1.71.2
βカロテン (µg)45005300
ビタミンB1(mg)0.10.05
ビタミンB2(mg)0.160.08
ビタミンB6(mg)0.130.06
ビタミンB12(µg)00
ビタミンK(µg)250460
ビタミンC(mg)195
葉酸(mg)190100
ビタミンE(mg)1.72

春菊100gあたりの栄養成分はこのようになっています。

春菊は、βカロテン含有量が多く、100gあたり4500µgも含まれています。

同じ緑黄色野菜に分類されているほうれん草でも100gあたり4200µgですので、春菊の方がβカロテン含有量は多いといえます。

またその他、ビタミンやミネラルも豊富に含まれているといえます。

 

春菊の栄養成分で注目すべきなのは

  • βカロテン
  • ビタミンB群
  • カリウム
  • カルシウム
  • 食物繊維

などの栄養素です。

春菊は、鍋のおともという感じがしますが、緑黄色野菜の代表である、ほうれん草などの葉物野菜にも負けないくらいの栄養素を含みます。



春菊の効果や効能には何がある?

では、そんな栄養素も多く含む春菊ですが、どのような効果や効能があるのでしょうか。

春菊の効果・効能についてまとめていきます。

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生活習慣病の予防・風邪予防

前述の通り、春菊には多くのβカロテンが含まれています。

βカロテンは抗酸化作用が強い成分で、体内で、ビタミンAに変換され、ビタミンAと同じような働きをします。

抗酸化作用が強いβカロテンの効果は多く

  • 生活習慣病の予防
  • 目の健康維持
  • 皮膚を正常にする
  • 免疫力を高める
  • 癌を予防する
  • 老化防止

などの様々な効果や効能があるとされています。

生活習慣病の予防として、動脈硬化の予防にも効果が期待されています。

また、老化防止のビタミンであるビタミンE
抗酸化作用が強く、美肌効果のあるビタミンCも微量ながら含まれています。

女性にとってもうれしい、シミ・シワの予防にも。

咳止め・胃腸機能

春菊の香り成分はαピネンペリルアルデヒドといった成分です。

これらの成分は、自律神経に作用し、咳止め、そして胃もたれの解消にも効果があるとされています。

春菊の独特の香りが苦手という方も多いと思いますが、体に良い効果も期待できるのです。

βカロテン自体風邪予防に効果がありますが、香り成分には咳止め効果もあります。

むくみの改善・高血圧予防

春菊には、多くのカリウムが含まれています。

茹でる前の量で、460mg/100gものカリウムが含まれており、野菜の中でもそのカリウム量は多いといえます。

カリウムは体内の塩分濃度を調整し、不要な水分を排出する効果があります。

よって、むくみの改善に効果があるといえます。

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むくみに悩んでいる方は、カリウムが多い食材を摂取するのが良いといえます。

他にもカリウム含有量が多い野菜には、モロヘイヤ、ほうれん草、かぼちゃなどの野菜があげられます。

ただし、カリウムは茹でると含有量が少なくなってしまいます。

便秘の改善

春菊には食物繊維が豊富に含まれています。

その量は、3.2g/100gです。

野菜の中でも食物繊維量は多く、貴重な食物繊維量の供給源となります。

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春菊よりも食物繊維量が多いものには、オクラ、ニラ、かぼちゃ、牛蒡などの野菜があげられます。

食物繊維量の摂取目標量は成人男性で20g以上、成人の女性で18g以上となっています。

ですので、様々な食材から摂取することが理想であるといえます。

貧血の予防

春菊には意外にも多くの鉄分が含まれています。

春菊100gあたりで鉄分は1.7mgも含まれており、ほうれん草の含有量 2.0mg/100gとそこまで含有量は変わりません。

鉄分は酸素を運搬するヘモグロビンの構成成分とされており、鉄分が不足すると、体中に酸素がいきわたらず貧血の症状を引き起こします。

ほうれん草には鉄分が多く含まれているというイメージがありますが、ほうれん草の場合は、シュウ酸が多く含まれているため、吸収を阻害されやすいので、多くの食品から鉄分を摂取することが望まれます。

また、野菜よりも動物性食品に含まれている鉄分の方が、吸収率は良いとされています。

骨形成

春菊には多くのカルシウムが含まれています。

野菜の中では小松菜に多くカルシウムが含まれていますが、小松菜は170mg/100g、そして春菊は120mg/100gです。

カルシウムは骨や歯を強くする働きがありますが、それ以外にも、神経の興奮を抑える働きもあります。

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乳製品や小魚に多くカルシウムは含まれていますが、様々な食材から摂取されることが良いとされています。

また、小松菜の場合茹でた後では、150mg/100gとなってしまうので、含有量は春菊とさほど変わらなくなります。

春菊は茹でても120mg/100gと変わりません。

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春菊の栄養まとめ

春菊の栄養価や効果や効能をテーマにしてまとめました。

春菊には、ビタミンやミネラル類も豊富に含まれているため、様々な効果や効能があります。

βカロテンや鉄分、カルシウムなど、緑黄色野菜野菜の中でも栄養成分が豊富に含まれているといえます。

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