大根の種類や品種がテーマです。
大根にはどのような種類や品種があるのでしょうか。
また大根には赤いものもありますが、どれくらいの種類があるのでしょうか。
大根についてまとめていきます。
大根の種類には何がある
大根には様々な種類がありますが、大根の旬の時期は、11~2月とされていますが、その中でも最も出回っているのは、「青首大根」という品種です。
冬の時期に旬を迎える大根は、煮物に使用される他、刺身のつまや大根おろしにも使用されます。
酵素も多く含んでおり、その酵素の働きがすごいといわれています。
そんな大根にはどのような種類があるのでしょうか。
青首大根
青首大根は、首が緑色をしていて、円形型、甘味が強いのが特徴です。
スーパーで販売されている大根のほとんどがこの青首大根であるといえます。
重さは 1~2kg ほどで、重みもあります。
1年を通して出荷されますが、旬の一番おいしい時期は12月の頃であるとされています。
別名【宮重大根】と呼ばれます。
・おでん
・煮物
・サラダ
・漬物など
三浦大根
三浦大根は名前の通り、神奈川県の三浦が特産の大型大根です。
特徴としては、中央部が膨らんでいて、大きいものでは 4kg ほども重さがあります。
画像引用: http://kiji-bon.com/
青首大根とは違い、首の部分は白い「白首大根」で、おでんや煮物に最適です。
ですが、生のままでは辛味もあります。
また、三浦大根は明治時代の頃に人気のあった「練馬大根」を改良したものです。
・おでん
・漬物
・煮物
・なますなど
練馬大根
東京の練馬で栽培されてきた大根です。
青首大根とは違い、首元が青くならない「白首大根」です。
サイズが長いのが特徴です。
画像引用:http://wefarmer.blog.fc2.com/blog-entry-100.html
現在はほとんど流通していません。
・たくあん
守口大根
大阪の守口で生まれたので、その名がついています。
特徴としては、大根なのに 2~3m の長さのサイズです。
大根というと、太いイメージがありますが、この大根は細く、そして長さがあります。
見た目がネギに似ていますが、辛味があり、漬物向きです。
もとは、大阪の守口で生まれたこの大根ですが、現在は、愛知県の名産品となっています。
・漬物
亀戸大根
名前の通り、東京亀戸が原産の大根です。
江戸時代~大正時代まで江東区亀戸周辺で栽培されていたとされています。
亀戸大根の長さは短く、肌がきめ細かいのが特徴です。
肉質も緻密ですが、辛味があるため漬物が向いています。
・浅漬け
源助大根
源助大根は「加賀野菜 」のうちのひとつです。
源助大根は、「源助総太」と「打木大根」を自然交配させて、育成してきたものです。
見た目はずんぐりした形ですが、肉質が柔らかく、そして甘みが強いのが特徴です。
柔らかいので、煮物にも向いています。
ですので、漬物には向きません。
一時期生産量は減っていましたが、現在では生産量も増えて、首都圏へも出荷されています。
・おでん
・煮物
聖護院大根
聖護院大根は京都の伝統野菜です。
丸い形をしており、肉質は緻密で柔らかいのが特徴です。
甘みが強く、煮物に向いています。
もとは長い大根だったようですが、京都の地で栽培している間に、丸くなったとされています。
現在は、京都だけではなく様々な地域で聖護院大根が作られ、そして販売されています。
・煮物
・千枚漬け
桜島大根
桜島大根は、鹿児島県・桜島の火山灰で栽培される日本一大きい大根です。
鹿児島県の特産とされています。
甘味が強くて肉質が緻密であり、煮物に向いています。
煮崩れしにくいのも特徴です。
大きさは 10~25kg ほどですが、大きいものは30kgを超える大きなサイズのものもあります。
桜島大根は、特産品ですが、鹿児島県での栽培者は10数人と少数です。
桜島大根の旬は1~2月です。
・おでん
・煮物
・大根おろし
・漬物
辛み大根
辛み大根は、辛味が強いのが特徴の大根です。
小ぶりなのが特徴で、主にすりおろしてそばやうどんの薬味として使用されます。
煮物には不向きです。
群馬県での栽培が盛んです。
・薬味
親田辛味大根
長野県・下條村が特産の辛味大根です。
この地域でしか栽培ができないとされています。200年前から栽培されている品種です。
画像引用:http://yasai-tyukei.jugem.jp/?eid=39
辛味大根と同じように、そばやうどん、焼き魚などの薬味に使われます。
白いものと紫色のものがあります。
・薬味
ビタミン大根(青長大根)
青長大根は、中国が原産の大根です。
ビタミン大根とも呼ばれています。
青い色が特徴の、ビタミン大根ですが、普通の大根とは異なり、根の部分が短く、地上で育つ部分が多いので、このように青い色になります。
大きさが 20~30cm で、大根の中では小ぶりです。
意外に辛味は少なく、緑色の部分には甘味もあります。
加熱料理よりも生食むきで、浅漬けやサラダなどにすると、シャキシャキとした食感も楽しめます。
・漬物
・サラダ
黒大根
名前の通り、外側の皮の部分が黒い色をしているのが特徴です。
外側は黒いですが、切ってみると中身は白いです。
日本での栽培は少ないのですが、ヨーロッパのほうでは、割とポピュラーな種類です。
レストランなどで提供されるものは主に輸入です。
少し苦味があり、食感も少し硬いですが、普通の大根と同じように使えます。
そのままおろしにしたり、スライスしてサラダにも向いています。
・大根おろし
・煮物
・焼く
・サラダ
葉大根
葉大根は、葉を食べる大根の専用種です。
通常の大根よりも葉が柔らかいです。
作りやすいので、家庭菜園でもおススメです。
・漬物
ミニ大根
ミニ大根は、姫大根・サラダ大根という名でも販売されています。
ミニ大根は名前の通り、2~4cm ほどのサイズです。
小さいですが、味はしっかりとしています。
ねずみ大根
ねずみ大根は、信州の伝統野菜のひとつです。
ねずみ大根は、名前の通り、形がねずみに似ていることからその名前で呼ばれるようになりました。
画像引用:http://blog.matuno.co.jp/archives/1045344102.html
辛味が強いのも特徴です。
生の状態ですと、辛味・甘味がバランスよいですが、おろすと辛味が強くなります。
その特性を活かし、蕎麦の薬味にされる他、漬物にも使用されます。
重さは 300g 程度と小さいです。
・漬物
・薬味
このように大根には多くの種類があります
原産地をもとに名前がついているものが多いといえます。
大根の種類まとめ
大根の種類についてテーマにしてまとめてみました。
大根には数多くの種類があります。
また漬物にむいているものや、煮物にむいているものなど、その肉質によって、多少用途は変わってきます。
通常、スーパーで販売されているものは、青首大根が多いですが、種類が多いので、見つけたら購入してみるのも良いかと思います。
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