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人参は食べ過ぎ注意!便秘にも効果がある?太る野菜といわれる?

人参の食べ過ぎや便秘がテーマです。

人参の食べ過ぎは何に問題があるのでしょうか?

また人参は便秘に効果も?

そして人参を食べると太るのかなど、人参についてまとめていきます。



人参の食べ過ぎは注意が必要?

人参は、旬こそ春先、秋とされていますが、9~11月の間が最も出回る時期とされています。

ですが、1年中食べられる野菜ですし、様々な料理にも活用されているといえますね。

そんな人参は、毎日の食事の中でも登場する野菜ですが、お子さんには苦手な方も多いといえます。

一方大人になると、人参が大好きという方も多いかと思います。

そこまで大好きというわけではないですが、1日に1本は人参を食べています!

そんな人参は食べ過ぎると体にどのような影響があるのでしょうか。

 

人参の食べ過ぎで注意した方が良いのは、「柑皮症」です。

柑皮症というのは、主に、 βカロテン含有量が多い野菜や果物を摂取しすぎて、肌が黄色くなってしまう症状です。

しばし、黄疸と勘違いされますが、黄疸の場合は、目の白目の部分も黄色くなります。

βカロテンは通常、体内でビタミンAに変化し、ビタミンAとして働きますが、ビタミンAが充足している場合は、βカロテンが血中に血中から蓄積し、そして皮膚に色が現れることがあります

ですので、病気というわけではなく、皮膚に現れてしまった…というだけなので、βカロテンが多く含まれるもの人参をはじめ、ミカンやカボチャなどを多く食べるのをやめれば
自然と元の肌色に戻っていきます。

人参の食べ過ぎってどれくらい

この柑皮症がでるのは個人差があり、どれくらい食べれば症状が起こるということもありません。

ただ、日本人の成人におけるβカロテン摂取量は決まっておらず、ビタミンAはの目安量は

  • 男子:900μgRAE
  • 女性:700μgRAE

とされています。

にんじんの場合、100gでレチノール当量が 760μgRAEとなり、Mサイズ一本程度で、クリアしてしまいます。

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野菜摂取の目標量は「1日350g以上、そのうち緑黄色野菜を120g以上とされています。

人参には、食べ過ぎという概念はありませんが、1日1本で充分といえます。

人参にビタミンA過剰症はある

ビタミンAの場合は、摂取限度が決まっており、1日で2,700μgRAE以上摂取すると食べ過ぎとされ、頭痛やめまいなどの過剰症が起こるとされていますが、人参でビタミンAの過剰症が起こることはないとされています

というのも、人参などに含まれているβカロテンは、体内でビタミンAとして変換されて働きますが、体内に充分にビタミンAがある場合は、変換されずに、そのままβカロテンとして抗酸化作用を発揮し、がん予防などに役立ちます。

ですので、人参などに含まれるβカロテンを多く摂取しても、ビタミンAの過剰症を起こることはないと考えられています。



人参は便秘にも効果がある

そんなβカロテンも豊富な人参ですが、便秘に効果はあるのでしょうか。

人参には100gあたり2.7gもの食物繊維を含んでいます。

これは野菜の中でも含有量が多い方です。

割合としては水溶性食物繊維:0.7g・不溶性食物繊維:2.0gとバランスよく含まれています。

便秘解消のイメージのあるさつまいもより多い数値です!

ごぼうやオクラにも、食物繊維が多く含まれていますが、ごぼうやオクラを100gも食べるのは大変でも、人参であれば、炒めものにしたり、サラダにしたりといろいろと活用できますよね。

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他にも、枝豆、ブロッコリー、かぼちゃ、ホウレンソウなどにも食物繊維が多く含まれているので、それらの野菜と一緒に摂取すれば、便秘解消の効果もより期待できます。

また、日本人の食物繊維の1日の摂取目安は

  • 男性:19g
  • 女性:17g

と結構多く取らなければならないのですが、食物繊維は、便秘解消に効果があるだけでなく血糖値の上昇を抑える、善玉菌を増やすなどの効果もあります。



人参は太る野菜

人参は、太る野菜と誤解されやすい野菜です。

人参は100g中で37kcal

そして糖質量は100g中6.4gと野菜の中では、カロリーは多い方ですし、糖質量も多い方であるといえます。

ですが、甘味もありますが、さつまいもやかぼちゃなどと比較すると、低カロリーですし、
100g中37kcalというのは、他の食材比較すると、カロリーは低いといえます。

他の野菜が100gあたりで10kcal程度と、カロリーが低すぎるのかもしれません。

また、かつて流行したGI値ダイエットというもので、人参は、GI値は高いとされていましたが、それも大量に食べなければ血糖値は上昇しない、そもそも数値が間違っているなどの見解があるようです。

値を気にするよりもそれよりも人参に含まれる食物繊維を摂取する方が、ダイエット・生活習慣病予防などの良い効果があるといえます。

食前に人参ジュースを飲むとダイエット効果があるという見解もあります。

人参の食べ過ぎまとめ

人参の食べ過ぎや便秘をテーマにしてまとめました。

人参は食べ過ぎが懸念される部分もありますが、病気ではありませんし、人参によるビタミンAの過剰症は心配する必要がないといえます。

また、食物繊維も豊富なので、便秘解消や美肌のためにも毎日摂取したいところですね。

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