さつまいもの食べ過ぎがテーマです。
さつまいもを食べ過ぎると下痢や腹痛が起こることも?
また苦いさつまいもは食べても大丈夫なのでしょうか。
さつまいもについてまとめていきます。
さつまいもの食べ過ぎで下痢や腹痛が起こることも?
さつまいもは、秋の味覚として、9月からスーパーで多く販売されるようになり、そして様々な料理やお菓子などにも活用されています。
そんなさつまいもは、いも類に分類されていますが、甘味があってふかすだけでも美味しいので人気があります。
さて、そんなさつまいもですが、やはり食べ過ぎると良くないとされています。
食べ過ぎると、カロリーを多く摂取するだけでなく、体にトラブルが発生する可能性があります。
さつまいもを食べ過ぎると下痢に
さつまいもは、食物繊維が豊富であるといわれています。
その量は、100gあたり2.3g程度で、不溶性食物繊維も水溶性食物繊維も含んでいます。
- 不溶性食物繊維 : 1.8g
- 水溶性食物繊維 : 0.5g
と、不溶性食物繊維の割合が多くなっています。
そんなさつまいもは、繊維質なもので人によっては下痢をする可能性があります。
不溶性食物繊維は、腸を刺激して便を押し出す作用があり、この効果により、作用がですぎてしまう方は、お腹を壊してしまう方もいます。
もとからおなかの弱い方は、一気に食べずに少量ずつ食べるようにしましょう。
さつまいもを食べ過ぎると腹痛も
さつまいもを食べ過ぎると下痢になるという話をしましたが、下痢ではなく、便秘による腹痛を起こす方もいます。
さつまいもに多く含まれている不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸収して膨らみ、体外に便を排出します。
ですが、腸内に水分が少ない方は、腸内の便から水分を吸収するので、 便が固くなってしまい排出されにくい状況となり、そのまま便秘が加速してしまう可能性があります。
そして便が排出されない状況となり、腹痛が起こる可能性もあります。
ですので、さつまいもを食べる場合は、あらかじめ水分を摂取してから食べるようにしましょう。
さつまいもの食べ過ぎは太る?
糖質量の高いさつまいもは太るという印象も強いかもしれませんが、100gで132kcal ほどで、ご飯よりはカロリーが低いです。
そして腹持ちも良いといえます。
ですのでさつまいもを食べたら太るというわけではないです。
ただ、焼き芋は100gあたり163kcal干し芋は100gあたり 303kcalとどちらもカロリーは高めです。
これらをおやつ代わりに食べ過ぎたらもちろん太る結果となるので、あくまで適量を食べるのが良いといえますね。
さつまいもの苦いものは大丈夫?
さつまいもを食べて苦味を感じることはないでしょうか。
さつまいもには、様々な栄養成分が含まれており、ビタミンやミネラル類の他、ポリフェノール類(クロロゲン酸)・ヤラピンという成分が含まれています。
クロロゲン酸は、皮の部分に多く含まれており、その8割は皮の部分に含まれているとされていますが、このクロロゲン酸は、「 苦味 」「 えぐみ 」を感じることがあります。
ですので、さつまいもは調理する際に、皮を剥いて切ってあく抜きをすることで、苦味を軽減することになります。
変色防止のためにもさつまいもは水につけてあく抜きを行います。
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ですので、皮ごと食べるふかし芋の場合は、特に苦味を感じることがあります。
また端の方には、ヤラピンが多く、苦味が強いとされているので、端は切り離して調理する方も多いと思います。
またヤラピンは、さつまいもの表面に流出して、黒く変色することがありますが、これは問題ありません。
ですが、皮の一部が黒色している場合は、苦味も強いので、取り除いて食べるようにしましょう。
ヤラピンが皮に付着している場合は、汁がでているような感じになります。
ヤラピンの場合はこちら
画像引用:http://www.ib.zennoh.or.jp/amore/people/001262.html
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さつまいもの食べ過ぎまとめ
さつまいもの食べ過ぎによる下痢・腹痛、そして苦味についてまとめました。
さつまいもを食物繊維が豊富ですが、不溶性食物繊維が豊富なため、人によっては下痢・腹痛に見舞われてしまうこともあるので、注意が必要です。
またさつまいもの端の方は特に苦味が強いので、食べる際は注意しましょう。