きゅうりの実が枯れる原因や日持ちさせる方法がテーマです。
きゅうりの実が枯れてしまう原因は何でしょうか。またきゅうりを日持ちさせる方法とは。
きゅうりについてまとめていきます。
きゅうりの実が枯れる原因
きゅうりを栽培している際に、普通は、実がなって収穫するというのが一般的なのですが、稀にきゅうりの実が枯れてしまって、成長せずに終わってしまうということもあります。
原因としては、栽培環境・病気が考えられます。
以下の状態になっていないかチェックしてみてください!
水、肥料の不足
きゅうりは、夏場に栽培し、収穫する野菜です。
そして発芽から収穫まで60日程度で栽培できるというすごい野菜なのです。
ですので、肥料切れや水やりには注意する必要があります。
特にプランター栽培の場合、水やりを行わないと水不足になります。
畑の栽培でも、雨が少ないと水やりが必要になります。
また元肥だけでなく、きゅうりは追肥も必要になるので、追肥も忘れずに。
また肥料も窒素分が多めですと、実のつきが悪くなります。リン酸分が多めの肥料を与えるようにしましょう。
水やりや肥料に関してはこちらの記事をどうぞ
きゅうりの栽培で水やりや肥料(追肥)はどうする?わき芽かきは?
低温・高温
きゅうりの栽培適温は18~25℃程度とされています。
ですので、この温度以下、この温度以上になると、実が枯れてしまうこともあります。
低温の場合は、敷きわら・マルチをして、地温をあげ、さらに乾燥の予防を行います。
逆に高温の場合でも、きゅうりがバテることがあります。
摘葉を行い、風通しをよくする、またプランターの場合ならば、西日に当たらないような場所に移動する、遮光ネットをかけるなどの対策もできます。
日照不足
きゅうりも野菜で、光合成を行って生育しているので、太陽の日があたらない場所だとうまく育ちません。
きゅうりの栽培では、半日以上の日当たりが必要とされています。
特にきゅうりの栽培がされる時期は梅雨の時期でもあるので、雨の日が続くと、日照不足となります。
また雨が続くと、加湿の状態が続き、根が腐り、その影響で株が弱って実が枯れてしまうこともあります。
こういう時のためにはプランターの栽培の方が、容器自体を移動させることができるので、対処しやすいといえます。
病気
きゅうりにもうどん粉病やべと病など、かかりやすい病気があります。
うどん粉病やべと病は、葉に感染する病気でもあるので、こういった病気に感染すると、光合成がうまくいかなくなり、結果株が弱って、実が枯れてしまうこともあります。
薬剤を使用して、病気を防ぐことができます。
また、病気に強い品種も存在するので、毎年のようにお困りの方は、強い品種を育ててみるのも良いかもしれません。
病気に関してはこちらの記事もどうぞ
きゅうりの育て方!病気のうどんこ病やべと病の対策をしよう!病気でも食べられる?
受粉
きゅうりは「単為結果 」であるために、受粉しなくても実がなる野菜です。
ですので、かぼちゃやすいかと同じように人工授粉をさせる必要はないのですが、人工授粉を行うことで、実のつきがよくなるともいわれています。
また、きゅうりの実が枯れてしまったので、人工授粉をしたら、実が育ったという方もいます。
ですので、実が枯れて困っている方は、人工授粉をさせてみると実がよく育ってくれる可能性もあります。
きゅうりを日持ちさせる方法
きゅうりは水分量が多く、あまり長持ちするイメージはないのではないでしょうか。
そんなきゅうりを日持ちさせる方法についてまとめていきます。
きゅうりの適温は、10~13℃とされていますが、冷凍・冷蔵での保存も可能です!
そしてきゅうりを長持ちさせるのであれば冷凍がおススメです。
きゅうりを日持ちさせる・冷凍保存方法
きゅうりの95%は、水分なので、冷凍保存する場合は、塩もみしてからの冷凍がおススメです。
- まずは、きゅうりをよく洗い、薄めの小口切りにします。そして塩少々を振り、軽く揉みこみます。
- そうすると、水分がでてくるので、水で少し洗い流し、水気を絞るようにします。
- そのまま小分けにしてラップで包み、ジップ付きの袋にいれて保存するようにします。
画像引用:http://cookpad.com/recipe/2117493
調理するときは、半解凍して酢の物やサラダにして調理します。
きゅうりの冷凍保存方法・賞味期限
このような保存方法だと、2~3週間程度も日持ちします。
使い切れない場合は、冷凍保存してしまいましょう。
酢の物レシピはこちらの記事をどうぞ
きゅうりは冷凍保存の方法で長持ちする!シャキシャキで酢の物にも最適
きゅうりを日持ちさせる・冷蔵保存
きゅうりは冷蔵保存も可能です。
冷凍保存よりは日持ちしませんが、冷蔵でも日持ちしますよ。
- まずはきゅうりの水気を拭き取るようにします。
- そしてきゅうりは低温に弱いので、さらに1本1本キッチンペーパーで包むようにします。
- ポリ袋にいれて、軽く口を閉じます。
- 冷蔵庫の野菜室に立てて保存するようにします。
これだけで、冷蔵保存で1週間程度 は日持ちするようになります。
そのままきゅうりをいれておくと、水分がとんでしわしわになってしまうので、ぜひ、冷蔵で保存する際は、ひと手間加えると良いです。
他にもきゅうりを日持ちさせる方法は、ピクルスにする、干しきゅうりにすると日持ちします。
使いやすいのは、冷凍保存だと思います。
きゅうりの保存の適温は10~13℃程度とされていますので、冬の時期でしたら常温も可能ですが、夏場は暑いので、常温保存すると、日持ちしないので注意が必要です。
きゅうりの実が枯れる原因まとめ
きゅうりの実が枯れる原因や日持ちをテーマにしてまとめました。
きゅうりの実が枯れてしまう原因は、いろいろと考えられます。
栽培環境によるものも多いと考えられます。
またあまり日持ちしないきゅうりですが、冷凍保存も可能です。