生姜の栄養素や効果、効能がテーマです。
生姜の栄養素にはどのようなものがあるのでしょうか。また、生姜の効果や効能にはどのようなものがあるのでしょう。
またアレルギーもあるのでしょうか。
生姜についてまとめていきます。
生姜の栄養素には何がある
生姜といえば、体に良いというイメージがあるかと思います。
ですが、栄養がたくさん含まれているというわけでもありません。
野菜に分類はされていますが、他の野菜のようにビタミンやミネラルが豊富に含まれているというわけではないです。
そんな生姜100gの栄養素は以下のようになります。
生姜(根茎・生) | |
エネルギー(kcal) | 30 |
タンパク質(g) | 0.9 |
脂質(g) | 0.3 |
炭水化物(g) | 6.6 |
食物繊維(g) | 2.1 |
カリウム(mg) | 270 |
カルシウム(mg) | 12 |
βカロテン(µg) | 5 |
ビタミンB1(mg) | 0.03 |
ビタミンB2(mg) | 0.02 |
ビタミンB6(mg) | 0.13 |
ビタミンB12(µg) | 0 |
ビタミンC(mg) | 2 |
葉酸(mg) | 8 |
しょうが100gあたりの栄養成分はこのようになっています。
カリウムは比較的多く含まれていますが、あまりしょうがにはビタミンやミネラルなどの栄養素は少ないといえます。
しょうがにはマンガンが多く含まれているとされており、100gで5mg程度のマンガンが含まれています。
基本的にマンガンは豆類やナッツ類に多く含まれているとされています。
マンガンは多くの酵素の構成成分とされており、骨の形成や成長に関係しています。
他には多くの成分は含まれていませんが、200種類以上の香り成分が含まれており、それらには多くの機能成があります。
また、様々な効果・効能もあります。
生姜の効果や効能
健康に良いとされている生姜ですが、どのような効果や効能があるのでしょうか。
生姜の注目成分は
- ジンゲロール
- ジンゲロン
- ショウガオール
が注目すべき成分です。
シンゲロール
ジンゲロールは、生姜の辛味成分で多く含まれています。
このジンゲロールには、血管を拡張し、血流を改善し冷え性を改善する効果、免疫力を向上させる効果、コレステロール値を低下させる効果、老化防止の効果などがあります。
ショウガオール
ショウガオールは、ジンゲロールを加熱することでショウガオールに変わります。
ショウガオールには、血行を良くして体温を高め、代謝を促進してくれる効果があります。
またジンゲロールよりも抗酸化作用が強いとされています。
ジンゲロン
ジンゲロンも、ショウガオールと同様に、加熱することで、ジンゲロールがジンゲロンになります。
ジンゲロンは、強い辛味の成分でもあります。
こちらも血行促進、体を温める効果もありますし、ダイエット効果もあるとされています。
また殺菌効果もあります。
生姜の効果や効能をまとめると以下のようになります。
健胃作用
胃液の分泌を助け、消化吸収を促す効果があります。
疲労回復や食欲増進、夏バテの解消になります。
解毒・消炎作用
風邪の初期症状の緩和、免疫力を向上させる効果があります。
白血球の数を増やし、最近と反応して戦うので、風邪に効くとされています。
頭痛や吐き気にも生姜は効果があるとされています。
また、ジンゲロンには抗菌作用や消臭作用があり、魚を生姜と一緒に食べるのはこのためです。
保温作用
生姜といえば体を温める効果があるとされていますが、これは生姜に血流を良くする作用があるためです。
ただしジンゲロールではなく、生姜を加熱して発生するショウガオールにこの働きがあるとされ、逆に生の生姜にはジンゲロールが多く含まれ体を冷やす作用があるとされています。
また血流を良くすることで、代謝がよくなるために、ダイエット効果もあるとされています。
血中コレステロールの低下
生姜には胆汁という肝臓からでる消化液の排泄を促進し、血中コレステロール値や血圧を低下させる効果があるとされています。
この胆汁にはコレステロールが含まれるため、胆汁の生成を促すことで、コレステロール値を低下させることになります。
アンチエイジング
生姜には強い抗酸化作用があるために、アンチエイジング効果も期待されています。
がん予防の効果だけでなく、しわ・しみなどの老化防止にも役立ちます。
生姜は身近な存在ですが、実はすごいですね。
生姜にはアレルギーもある
生姜は身近なものですが、アレルギー症状が起こることがあります。
一般にアレルギーがでやすく表示義務があるのはえび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7品目です。
これらはアレルギーがでやすく表示義務があり、こういったアレルギーは、食べ物を摂取した際に、食物に含まれるタンパク質に体が反応し、皮膚や呼吸器官に何らかの異常が起こります。
ですが、しょうがの場合に起こるアレルギーはこういったすぐに反応がでるタイプではなく、遅れてやってくるもので「遅延型」で、食べ物を摂取してから数時間、もしくは数日後に体に変化が現れます。
症状としては、頭痛・めまい・吐き気・肌荒れ・下痢・嘔吐など様々な症状が体に現れます。
ですので、なんとなく調子が悪いと思っていると、それはアレルギー反応を起こしている可能性もあります。
もちろん生姜が原因ではない可能性もあるので、一度病院で検査してみることをおススメします。
方法としては血液検査・皮膚テスト等を行います。
保険適用外となり、3万円ほどの実費負担となる場合もありますが、特定の食物がわかれば、その食品を排除して生活するので、これまでの辛い症状は軽減されます。
幼少期にアレルギーになった場合は、成長とともに治る可能性も高いので、早めに検査しておくことをおススメします。
また生姜以外にも、様々な野菜、肉類、魚介類等で遅延型アレルギーは起こる可能性があります。
生姜の栄養素・効果効能まとめ
生姜の栄養素や効果・効能そしてアレルギーに関してまとめました。
生姜には多くのビタミンやミネラルが含まれているわけではないですが、様々な効果や効能が期待できます。
一気に食べ過ぎると体に影響が起こりますが、少量を日々摂取することで、体に良い効果も期待できます。
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