とうもろこしの炭水化物量がテーマです。
とうもろこしの炭水化物量は多くて太りやすいのでしょうか。
また便秘には効果的なのか。
そんなとうもろこしについてまとめていきます。
とうもろこしは炭水化物が多くて太る?
とうもろこしといえば、夏が旬であり、ほどよい甘味があって、おやつにもされていますよね。
そんなとうもろこしは、淡色野菜に分類されていますが、炭水化物量はどれくらいなのでしょうか。
食品成分表をもとにするととうもろこし100gあたりの炭水化物量は、以下のようになります。
- とうもろこし(生): 16.8g
- とうもろこし(ゆで): 18.6g
茹でると、水分量が少なくなるので、炭水化物の割合が多くなりますが、100gで18g程度含まれています。
他の野菜と比較すると、炭水化物量はかなり多いといえます。
野菜の中でも炭水化物量が多いものは、
- にんにく:26.3g
- 西洋かぼちゃ:21.3g
- そらまめ:16.9g
などもありますが、根菜類や葉物野菜でも少ないものが多く
- にんじん:9.0g
- たまねぎ:8.8g
- キャベツ:5.2g
ととうもろこしは野菜の中でも炭水化物量が多い方です。
ちなみにご飯100gの炭水化物量は37.1gと、とうもろこしの炭水化物量の約2倍です。
また、炭水化物量は多めのとうもろこしですが、適量であれば食べても太るというわけではありません。
ただ、とうもろこしは茹でたものでも100gあたりで99kcalと、それなりにカロリーもあるので食べ過ぎには注意が必要です。
とうもろこしは便秘に効果的
とうもろこしには、食物繊維が多く含まれています。
ゆでたとうもろこし100gあたりで、3.1gもの食物繊維を含み、不溶性食物繊維も含んでいます。
不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促してくれます。
ですので、不溶性食物繊維が多い、とうもろこしは便秘に効果があるとされています。

便秘に効果があるとされているさつまいもよりも食物繊維の含有量は多いのです。
また不溶性食物繊維の一種であるセルロースは善玉菌を増やすを作用があり、腸内環境も整えてくれます 。
腸内環境が整うと、 美肌効果もありますが、栄養成分の吸収が良くなります。
とうもろこしの生産量
そんな人気のとうもろこしですが、どこで栽培されることが多いのでしょうか。

とうもろこしの生産量が多い順に、
1・北海道
2・千葉
3・茨城
4・群馬県
5・長野県
となっています。※平成24年度
ですが、日本で流通しているとうもろこしの半分は、北海道産です。
約12万トンものとうもろこしが北海道で出荷されています。
夏の旬の時期に、スーパーでとうもろこしを目にすることが多くなると思いますが、北海道産のものは多いと考えられます。
ちなみに穀物のとうもろこしの生産量は、国別でみると以下のようになります。
1・アメリカ3.5億トン
2・中国 2.1億トン
3・ブラジル 8千万トン
4・アルゼンチン 3千万トン
5・ウクライナ 3千万トン
とうもろこしを主食としている国も多くありますが、アメリカの生産量は桁違いです。
日本では穀物となるとうもろこしよりも、スイートコーンの栽培の方が盛んです。
とうもろこしの炭水化物量まとめ
とうもろこしの炭水化物量や便秘の効果をテーマにしてまとめました。
とうもろこしは炭水化物量が多いですが、ご飯ほどではないですし、食べ過ぎなければエネルギー過多にはなりません。
そんなとうもろこしは食物繊維も豊富に含んでいます。
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