レタスの変色がテーマです。
レタスの変色を防止する方法や、変色の原因は何でしょうか。
また、レタスが赤くなっている場合でも食べて問題はないでしょうか。
レタスの変色についてまとめていきます。
レタスの変色の原因
レタスをそのまま冷蔵庫で保存しておいたときに、レタスの切り口が茶色く変色してしまったことはないでしょうか。
そして、変色してしまったレタスは食べられるのか心配になりますよね。
レタスが変色した原因は、腐っているからではなく、野菜の生理現象のせいです。
ですので、もちろん食べることができます。
なぜ、レタスが変色してしまうのかというと、酵素の働きによります。
レタスを含め、野菜はポリフェノールオキシターゼという酵素をもっています。
そして、この酵素が、空気中の酸素と結合し、植物類に含まれているポリフェノールがキノン様物質に変わり、その物質がさらに酸化し、重合して褐変します。
ですので、レタスに含まれている物質と空気が触れ合って、茶色く変色するだけであり、腐っているわけではないのです。
この酵素による反応はレタスだけなく、りんごやバナナ、キャベツなど、様々な食べ物で起こります。
レタスの変色の防止方法
レタスの成分による生理現象とはいえ、野菜の色が変わってしまったのであれば、食欲は落ちますよね。
この褐色の反応ですが、防止することもできます。
この変色する反応は、切断面が空気に触れると、起こるので、なるべく断面を空気に触れさせないようにします。
方法としては、
- 1枚ずつ剥がして使用する
- 切断面を空気に触れさせないようにする
というのがポイントです。
レタスの保存方法として、芯をくりぬき、そこに、湿らせたキッチンペーパーをいれ、新聞紙で包む方法がありますが、他にも、芯を2~3cmほど切断し、さらにその部分に、片栗粉や小麦粉を塗っておくという方法があります。
なぜ、片栗粉や小麦粉?と思う方も多いと思いますが、付けることで、空気との接触を防ぐので、変色防止につながります。
小麦粉や片栗粉をつけた場合でも新聞紙でくるみ、さらにビニール袋にいれて保存すると、空気との接触をさけられるので、長持ちします。
他に、変色を防止する方法として、塩水につける・レモン水につけるなどの方法がありますが、レタスを切ったり、ちぎったりすると、その分、あまり日持ちしなくなるので、丸ごとの状態で保存し、空気と遮断するようにするのが良いといえます。
こちらの記事もどうぞ
レタスの保存方法や保存期間!消費・賞味期限は?冷凍もできる?
レタスが赤くなっていても食べられる
レタスは、放っておくと、芯の部分や、切り口の部分が赤く変色してしまうことがあります。
この赤い変色も、上記のように、酵素の働きによるものです。
ですので、レタスの生理現象ですので、赤くなっているものは、悪くなっているというわけではありません。
ただ劣化してきている証拠ではありますが、問題なく食べることができます。
こちらも酸素とふれあうことで、変色するので、
- 切ったら塩水、レモン水につける
- なるべく空気にふれないように密閉する
と変色しにくくなります。
こちらの記事もどうぞ
レタスに栄養はない?栄養素や効能は何?食物繊維は実は少ない?
レタスの変色防止まとめ
レタスが変色する原因や対処法についてまとめました。
レタスが変色するのは、ポリフェノールオキシターゼという酵素が影響しています。
ですので、レタスが変色していてもカビなどではなく、生理作用ですので問題なく食べることができます。
気になる方は、酸素と反応しないよう、酵素の動きをとめる必要があります。