レタスの栄養がテーマです。
レタスには栄養があるのでしょうか。
また、栄養素や効能にはどのようなものがあるのか、そして、レタスというと食物繊維が多いというイメージがありますが、実際のところは少ないのでしょうか。
そんなレタスについてまとめていきます。
レタスに栄養はない?栄養素は何があるの
レタスにはどのような栄養があるのでしょうか。
レタスには、様々な種類がありますが、一般的にレタスというと、黄緑色の結球したレタスを思い浮かべますよね。
他に、レタスの種類には、サニーレタスやリーフレタス、ロメインレタスなどの種類がありますが、その中でも、よく使われているレタスにはほとんど栄養がありません。
食品成分表をもとにするとレタス100gあたりの栄養成分は、以下のようになります。
レタスの栄養(100gあたり)
エネルギー:12kcal
水分:95.9g
たんぱく質:0.6g
脂質:0.1g
炭水化物:2.8g
基本的に水分がほとんどです。
リーフレタスやサニーレタスは、βカロテンを多く含み、緑黄色野菜に分類されていますが、レタスは、あまり含んでいません。
レタスの類の中でも栄養価の高い、リーフレタスとビタミン・ミネラルを比較してみました。
レタス | リーフレタス | |
βカロテン(μg) | 240 | 2300 |
ビタミンE(mg) | 0.3 | 1.4 |
ビタミンK(μg) | 29 | 160 |
ビタミンB1(mg) | 0.05 | 0.1 |
ビタミンB2(mg) | 0.03 | 0.1 |
ビタミンB6(mg) | 0.05 | 0.1 |
葉酸(μg) | 73 | 110 |
ビタミンC(mg) | 5 | 21 |
カリウム(mg) | 200 | 490 |
カルシウム(mg) | 19 | 58 |
マグネシウム(mg) | 8 | 15 |
リン(mg) | 22 | 41 |
このようになっています。
リーフレタスと比較するとわかるのですが、レタスはあまり栄養がありません。
レタスの効能は何がある
レタスにはどのような効能があるのでしょうか。
リーフレタスと比較すると、栄養価の低いレタスですが、その中でもカリウム、ビタミンEは含んでいます。
カリウムは、体内の塩分濃度を正常に保つ効果があり、高血圧の予防、そしてむくみ改善の効果があります。
また、老化防止の効果のある、ビタミンEも含んでおり、高い抗酸化作用があるので、肌の老化を予防する作用もあるとされています。
また以前は、レタスに【ラクッコピコリン】という安眠成分が含まれているという説が浮上しましたが、全くのでたらめであったようです。
ですので、レタスに安眠効果はありません。
レタスの食物繊維量は実は少ない
レタスには食物繊維が含まれているというイメージがありますよね。
ですが、レタスは100gあたりに含まれる食物繊維は1.1g程度です。
1.1gはどのくらいの量なのかというと、野菜の中では決して多い数字ではありません。
野菜の中で食物繊維が多いものは以下のような野菜類です。
- ごぼう: 5.7g
- かぼちゃ: 2.8g
- モロヘイヤ: 5.9g
レタスよりも食物繊維が多いものが多くあります。
また、レタスとよく比較されるキャベツは100gあたりで1.8gほどの食物繊維を含みます。
レタス1個で300g程度であるため、レタス1個でも食物繊維は、3.3gと、ごぼう100gにも満たない数値です。
商品の宣伝でレタスの食物繊維がキーワードとなることもありますが、レタスにはあまり食物繊維が含まれていないことをお忘れなく。
レタスと対比されやすいキャベツの栄養はこちらから
キャベツの栄養は加熱でなくなる!?体に良い効能は生の方が良いってホント?
レタスの栄養や効能まとめ
レタスの栄養や効能についてまとめました。
レタスには食物繊維が多いというイメージがありますが、実は野菜の中では多いほうではありません。
食物繊維が気になるのであれば、ごぼうや豆類の方がおススメです。