紫キャベツの栄養や旬の時期がテーマです。
紫キャベツってあまりスーパーでは見かけませんが、サラダなどに入っていますよね。
旬の時期や気になるレシピ、そして栄養価についてまとめていきます。
紫キャベツは、別名レッドキャベツ、赤キャベツとも呼ばれていますが、キャベツとの違いは、色だけなのでしょうか??
キャベツとも比較していきます。
紫キャベツの旬の時期は?
紫キャベツは通常のキャベツと比較すると、市場に出回っていませんが、1年中食べることのできる野菜です。
というのも、紫キャベツは、春巻きと秋まきがあり産地を変えて1年中栽培されています。
旬は、 12月~1月で冬の寒さの中で、しっかりと巻かれます。
とはいっても、キャベツのように一気に出回る時期があるわけではなく、1年を通すと、出回る量は平均的です。
紫キャベツの栄養は?
紫キャベツの特徴といえば、あの紫色ですよね。
あの紫色は、抗酸化作用が強い アントシアニンです。
アントシアニンはポリフェノールの一種であり、抗酸化作用の強い成分です。
抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防に効果があるとされています。
ただ、このアントシアニンは、水に溶けやすく、煮ると煮汁が紫色に変化します。
この煮汁は、リトマス試験紙と同じような働きをするために、酸性・アルカリ性によって色が変色します。
理科の実験や自由研究で使用した人もいるのではないでしょうか?
他に紫キャベツに含まれる栄養としては、ビタミンCやビタミンK、そして、ビタミンUという成分が含まれています。
ビタミンCは、抗酸化作用のある成分で風邪の予防や、肌荒れの改善、そしてアンチエイジングなどに効果がありますよ。
ビタミンKは、動脈硬化の予防や血液凝固、そして骨形成に関係しています。
欠乏すると、血液が固まりにくくなったり、骨粗鬆症になりやすくなってしまいます。
また、ビタミンUは、別名 キャベジン です。
キャベジンは、お酒を飲みすぎたときに効く成分として知られていますが、胃の抗潰瘍作用があります。
キャベジンは、通常のキャベツにも多く含まれています。
なので油っぽいものを食べるときには、キャベツの千切りが供えられているんですね。
キャベツとの栄養の違いは?
紫キャベツは、キャベツとどれくらい成分が異なるのでしょうか。
紫キャベツ | キャベツ | |
カロリー | 30kcal | 23kcal |
タンパク質 | 2.0g | 1.3g |
脂質 | 0.1g | 0.2g |
炭水化物 | 6.7g | 5.2g |
食物繊維 | 2.8g | 1.8g |
葉酸 | 58μg | 78μg |
ビタミンC | 68mg | 41mg |
ビタミンK | 29μg | 78μg |
カリウム | 300mg | 200mg |
このような違いがあります。
100gあたりですが、食物繊維やタンパク質が少し多く含まれているので、紫キャベツの方が少しカロリーが高くなっています。
ビタミンCやカリウムは、通常のキャベツよりも多く含まれています。
紫キャベツのレシピは?
紫キャベツは、加熱すると、色素が抜けて、他の食品に色移りするため、加熱には向かないとされています。
なので、おすすめのレシピとしては、コールスローやサラダに混ぜてつくるのが良いですね。
必要なもの
- 紫キャベツ 2~3枚
- 酢 大さじ1杯
- オリーブオイル 大さじ1杯
- 塩コショウ 少々
- コールスローサラダのレシピとしては、紫キャベツを2~3枚用意して、千切りにし、塩を混ぜて水分を出します。
- 水分がでたら水洗いをして、お酢大さじ1杯、塩コショウ少々、オリーブオイル大さじ1杯と混ぜるだけ。
おつまみやサラダとしてどうぞ。
紫キャベツの栄養まとめ
紫キャベツの栄養や旬についてまとめました。
実は食物繊維やビタミンCが、キャベツより多く含まれる紫キャベツ。
たまには、通常のキャベツではなく紫キャベツのサラダに挑戦するのもいいですね。
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