健康

にんにくの変色で緑になっているものは平気?原因や防止方法は?

にんにくが変色して緑色や青くなってしまったことはありませんか。

にんにくを調理して冷蔵庫にいれておいたり、すりおろすと、にんにくが変色してしまうことがあります。

にんにくが変色する原因は何でしょうか。

またにんにくの変色をする防止方法についてもまとめていきます。



にんにくが緑色や青色に変色する原因は?

にんにくが緑色や青色く変色してしまったことはないでしょうか。

調理したにんにくが変色していたら、カビたのか、とか腐ったのかとか食べられるのか心配してしまいますよね。

結論からいうと、安心して食べられます。

見た目は、かなり悪いですが、変色した場合でも、にんにくが腐ったわけでも、カビたわけでもないので、問題はありません。

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画像引用:http://bunchan2009.blog.so-net.ne.jp/2013-08-29

ではなぜこのような状態になるのか…

それは、にんにくに含まれている成分が関係しています。

にんにくには、アリシン という、あのニンニク独特の臭いのもとになる成分が含まれていますが、このアリシンは、時間がたつと、アルキルサルファイド化合物 というものへと変化します。

この成分が酸などの刺激によって分解されて、にんにく中の鉄分 と反応することにより、緑や青色に変色します。

ですので、にんにくに含まれている成分同士の反応ですので、食べても問題はないわけです。

ただ、緑や青になると、食欲は減退してしまいますよね…。。

特にすりおろしたり、酢漬け・醤油漬けにすることでこの反応は起こりやすくなります。

では防止するにはどうしたらよいのでしょうか。



にんにくの変色防止方法は?

調理したにんにくが緑に変色してしまったら困りますよね…、食欲も落ちますし。

では、にんにくの変色を防止するにはどうしたら良いのでしょうか。

方法としては、冷凍・加熱 があげられます。

すりおろしにんにくの変色防止に冷凍

にんにくをすりおろすことで変色反応が起こりやすいのですが、すりおろしたものは、冷凍 することで変色を防止することができます。

すりおろしたら、冷凍庫にいれましょう。

ラーメン屋さんなどにおろしたにんにくがおいてありますが、変色していませんよね?

こういった方法がとられているのかもしれません。

また、にんにくの成分は鉄分と反応しやすいので、すりおろすときも、鉄ではなく、プラスチックのすりおろし器を用いると、変色防止になります。

丸ごとにんにくの変色防止には加熱

他には、にんにくを加熱 するという方法もあります。

加熱することで、変色に関わる成分が破壊されて、にんにくの変色を防止することができます。

ですので、あらかじめ加熱してから調理するというのもありですね。

ちなみに、にんにくは、調理する前に加熱をすることで、独特のにんにく臭さがなくなりますので、加熱してから使うと一石二鳥です★

★こちらの記事もどうぞ
にんにくが無臭【無臭ニンニク】の作り方は?栄養や効果効能は?

また、変色してしまったにんにくも時間がたてば、いつものにんにくの色に戻ります。

いつもの色に戻れば食欲ももとに戻りますね^^

にんにくを加熱しないで使用する料理の場合は、変色してしまう可能性があるので、あらかじめ対策をしてから料理に活かすのが良いと思います。

いつも使うにんにくもきちんと保存しましょう♪
にんにくの賞味期限や保存期間はどれくらい?冷凍保存方法は?



にんにくの芯が緑色になっているものは

では、そのまま保存しているにんにくの芽が緑色になっている場合は、大丈夫でしょうか。

にんにくを収穫、または購入して冷蔵庫にずっと保存しておくと、にんにくの芯が緑色に変色することがあります。

これは、にんにくの芽が成長してしまった証拠です。

なので、芯の部分が緑色に変色しても食べて問題ありません

玉ねぎやにんにくは、収穫してから時間がたつと、芽が養分を吸って成長していってしまいます。

ずっと置いておくと、ここまで成長します!!

ですので、あまり長く保存しておかず、調理するか、冷凍保存してしまった方が無難です!

基本的に野菜の芽は成長してしまっても、食べられます。

ですが、周りの養分を吸って成長しているので、美味しさは落ちてしまいます。

にんにくは栽培中の日光で緑色に

にんにくを家庭菜園で栽培していて、いざ収穫・調理となったときに、皮を剥くと上の部分だけ、緑色になってしまうことがあります。

これは、にんにくの日光が当たった影響です。

日光の影響で、緑色っぽくなってしまうことがあります。

なので、にんにくを栽培する際、土寄せをする必要があります。

ただ、栽培したにんにくが緑色になっても問題なく食べられます

緑色に変色する=危険というイメージをもっている方もいますが、危ないのはじゃがいもです。

じゃがいもの場合は、ソラニンという有毒の成分が発生することがありますので。

ですが、にんにくの場合は問題ありませんので、安心して食べられます。

にんにくの食べる部分は、葉の一部ですので、日光にあたることで、葉緑体ができて緑に変色するのです。

にんにくの変色まとめ

今回は、にんにくの変色についてまとめてみました。

にんにくが緑色に変色するのは、アリシンという独特の成分が、にんにく中の鉄、調理器具の鉄などに反応して、アルキルサルファイド化合物に変化することで起こる反応です。

なのでにんにくの変色も成分によるものなので問題ないですね!

ちょっと見た目は悪くなりますが、安心して食べられます!

変色を予防するためには、冷凍・加熱処理が有効なので、変色する前にお試しください。

また、栽培によって緑っぽくなってしまったにんにくも問題ありません。

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