つるむらさきの種類がテーマです。
つるむらさきには、独特のぬめりがあるのが特徴ですが、茎には緑・紫の2種類があります。
そんなつるむらさきの種類についてまとめていきます。
つるむらさきの種類は2種
つるむらさきで多く流通しているのは、緑茎のものです。
緑の茎のものが多いですが、他には紫色のタイプもあります。
よって、つるむらさきの種類は「赤茎種」「緑茎種」に分けられます。
赤茎種の方は、食用だけではなく、観賞用としても栽培されていますが、食用として栽培されているのは、緑色のタイプの方が多いです。
種も200円程度で購入でき、自宅で栽培することもできます。
赤茎種と緑茎種がありますが、原種は紫色の方です。よく育つので、つるを伸ばして緑のカーテンとして栽培することもできます。
つるむらさきの見た目の違い
赤茎種と緑茎種は茎の色が違いますが、赤茎種の方が葉が少なく茎が多いです。ですので、どちらかというと、赤茎種は茎を食べます。
緑茎種は葉が大きく成長します。赤茎種と緑茎種の混合タイプは、葉もよく成長します。
また赤茎種の方は、紫色の花が咲きますが、一方の緑色種は白い花が咲きます。
どちらも、実は濃いめの紫色がつきます。
つるむらさきの種類による味の違い
つるむらさきには、茎が緑色のものと紫色のものの2タイプがありますが、食べやすいのは、緑色のタイプです。
なので緑色のタイプの方が市場で多くみられます。
ただ、生の状態だと食べにくいので、ほうれん草のように茹でてからお浸しなどにしていただきます。生で食べようとすると、草を食べてる感じです。
また、独特の土臭さもあるので、茹でた方が良いです。
赤茎種もクセはありますが、お浸しなどにしていただきます。気になる方は天ぷらにすると食べやすくなります。
緑種の方が一般的に食べやすいとされていますが、赤茎種の方が食べやすいという方もいます。
つるむらさきの種類の違いによる栄養
つるむらさきは、緑黄色野菜に分類されており、抗酸化作用の強いβカロテンが豊富に含まれているのが特徴です。
その他、抗酸化作用の強いビタミンEや、骨を丈夫にするカルシウムやビタミンKも含まれており、栄養価の高い野菜であるといえます。
つるむらさきは、ほうれん草と比較されることも多いですが、ほうれん草よりは全体的にビタミンやミネラルの含有量は少ないです。
ですが、カルシウム量はほうれん草の約3倍です。
季節によっては、つるむらさきの方がほうれん草よりも安いこともあるので、旬の時期にはつるむらさきもおすすめです。
また食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消効果もあると考えられます。
つるむらさきの栄養に関してはこちらもどうぞ
つるむらさきの栄養と効能がすごい
つるむらさきの旬は、7~10月であり、1束100~200円程度で購入することができます。
つるむらさき【赤種】の色素
一般に野菜で赤紫色を呈している場合、アントシアニンを含む野菜が多いです。
つるむらさきも赤紫色の茎が特徴的なので、抗酸化作用のあるアントシアニンのように思いがちですが、つるむらさきの場合は、ベタレインという成分であるとされています。
ベタレインは主に、天然色素の食品添加物として、色付けに用いられることがあります。
ベタレインの体への効果としては、まだわからない点が多いのですが、アントシアニンと同様に、抗酸化作用があるという研究も報告されています。
参考元:医療栄養学科 スポーツ栄養コラム
緑茎種のつるむらさきもβカロテンが豊富で抗酸化作用が強いのが特徴ですが、赤茎種の方も抗酸化作用があるといえます。
つるむらさきの種類まとめ
つるむらさきの種類についてまとめました。
つるむらさきは、緑茎種と赤茎種の2種類がありますが、多く流通しているのは緑茎種です。
そして緑茎種の方が食べやすいですが、どちらもお浸しや天ぷらなどにして食べられます。
赤茎種は、つるがよく伸び、綺麗な花を咲かせるので観賞用に栽培されることも多いです。