鶏肉の食中毒がテーマです。
生肉を食べると食中毒になると言われていますよね。
お肉の中で、生肉で食べない方が良いと言われているのは、主に、鶏肉と豚肉かと思います。
特に、梅雨や夏の時期は、食べ物が傷みやすいので注意が必要です。
鶏肉の食中毒についてまとめていきます。
鶏肉による食中毒とは?
鶏肉による食中毒で、最も有名なものはカンピロバクターです。
以前、私の友人が苦しみ、1週間ほど寝たきり…という状態になったこともある感染症です。
油断大敵です。
他にも、鶏肉による食中毒としては、腸管出血性大腸菌O-157もあげられます。
これらは夏だけではなく、1年中感染するものなので、注意が必要です。
鶏肉の食中毒でも、特にカンピロバクターについてまとめていきます。
鶏肉の食中毒による症状は?
では、代表されるカンピロバクターですが、どのような症状があるのでしょう。
主な症状としては、下痢や腹痛、発熱などがあげられます。
熱は、39℃の高温がでることもあります。
他には、倦怠感や頭痛、めまいなどの症状もおきます。
初期症状は、風邪に似ているので、風邪かな?とも思うのですが、かなりの下痢と腹痛に苦しむことになります。
酷い下痢と腹痛があるため、抵抗力の弱い、幼児やお年寄りは、症状が重症化してしまうこともあります。
特に、気をつけてあげる必要があるといえます。
鶏肉の食中毒菌の潜伏期間は?
カンピロバクターの菌に感染すると、2日3日で症状が現れます。
症状としては、2~7日間の間で起こります。
潜伏期間は、短く、割とすぐに発症することが多いです。
ただ、腸内に潜伏し、1週間ほど苦しむことも。
カンピロバクターは、家畜の腸にいる菌で、生の鶏や、レバーにくっついていることが多いです。
なので、生肉を素手で触って、他のものを触ると、菌が他のものにもくっついてしまします。
症状がでるのも早いですが、少量の菌でも症状が発症するので、とにかく口にいれないことが大切です。
鶏肉の食中毒に感染しないために
鶏肉の食中毒に感染しないようにするためには、まず加熱処理をすることが大切です。
カンピロバクターは、熱に弱く死滅してしまうため、十分に加熱すれば、防げる感染症です。
なので感染する場合は、生肉を食べた、加熱が不十分だった、生肉を触った手で、生食用の野菜に触れてしまった…ということが主な原因になります。
とくに、焼き鳥や、レバーを焼く場合は、中まできちんと火が通っているのかを確認してから、食べるのが感染を防ぐことにつながります。
鮮度が良くても、鶏肉にカンピロバクターが付着している可能性があるので、なるべく飲食店での生食も避けましょう。
また、卵は殻によって守られているため、卵の生食は、カンピロバクターによる食中毒にはならないとされています。
カンピロバクターは、食品中で増えやすい菌ではないので、ウィルシュ菌のように、加熱しておいておくと、増えるというわけではないです。
なので、きちんと加熱調理をして調理してから食べるようにしましょう。
鶏肉の食中毒にならないために食べる前にすること
食中毒を起こさないためには、下処理の段階から気をつける必要があります。
菌を別の食材に移さないために、生肉を調理したら、そのまな板や包丁は、洗って熱湯で消毒するのが良いでしょう。
また、生肉に触った場合は、他のものを触る前に手をよく洗うのが肝心です。
また、加熱すれば死滅する菌なので、75℃以上で1分間以上加熱するのを忘れずに。
鶏肉の食中毒まとめ
鶏肉の食中毒として、カンピロバクターについてまとめました。
カンピロバクターは怖い菌ですが、生食を避けることと、加熱処理をすることが重要な菌です。
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