白菜の黒い点々、斑点の正体がテーマです。
白菜を1株買ってきて、葉をめくっていると葉の白い部分に黒い斑点があることが…しかし、この斑点の正体は実は虫ではありません。
白菜の黒い点々の正体についてまとめていきます。
白菜の黒い点々・斑点の正体は何?虫ではない!
白菜の旬は冬ですね。
冬の時期になると、白菜が多くスーパーに並んでいますし、料理にも白菜を用いることが多くなりますよね。
そして、白菜を料理にするときに、葉の下の根元の方を見ると、黒い点々がついていることがあります。
画像引用:http://blog.goo.ne.jp/mizko_okan/e/e7e95763cd4df6d54b174a70be32c085
これは虫がいた跡?とか、白菜が病気だったのかな?と思った方も多いはずです。
この黒い斑点を気にしている方は多く、捨ててしまう人もいるんですよね。
ちょっともったいないですよね。
この白菜の黒い点々は、 白菜の生理障害で害はありません!
正体は、ポリフェノールの蓄積による変色でした。
ですので、心配されるような虫やカビ、病原菌による影響ではないので、安心して食べてください。
なぜ黒い斑点となって現れるのかというと、白菜が栽培をされる上で、白菜がストレスを受けることによって、この現象がおこります。
白菜ストレスの原因は?
白菜が栽培されるうえでストレスを生じておこるものです。
白菜も生きているので、栽培環境があまり良くないとストレスを抱えてしまうようです。
具体的には、
- 気温の低い、高い
- 過剰な肥料
- 収穫時期の遅れ
が原因とされています。
また、白菜が栄養を多く吸って育った結果ともいわれています。
白菜の生育するうえでの適温は15~20℃であり、8~9月に種まき、そして11~12月に収穫時期を迎えます。
冬場に収穫される白菜ですが、意外にも低温の保存によってこのゴマ症が増加することもあるようです。
かといって、白菜の喜ぶ適温は、0~5℃の範囲ですので、白菜って繊細なのかもしれません。
でも一番のストレスの原因は、栽培時の肥料に含まれる窒素の過剰が原因のようです。
栽培するうえで、窒素は欠かせないものですが、与えすぎても白菜が成長するうえでストレスになってしまうのです。
窒素が含まれている肥料も与えるのが大切ですが、与えすぎ、そして株と株の間の間隔をせまくしすぎないなどの微妙な感覚が必要ですね。
いずれにしろ、スーパーで販売されている白菜にもしゴマ症の株が販売されていても、食べても問題はありませんので、気にしないでください。
捨てるのはかなりもったいないですよ。
白菜の黒い点々の正体まとめ
白菜の黒い点々、斑点の原因、正体についてまとめました。
黒い点々の正体は、病原菌や虫、そしてカビなどではなく、生理障害だったのです。
ポリフェノールによるもので、栽培する上でのストレスが原因で発生するものですので、食べても問題はありません。
そして内側よりも外葉に多いとされています。
ですので、どうしても黒い部分が気になる方は、外葉の部分の黒いところは少し削る程度で良いと思います。
白菜自体は悪くなっていません。
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