こごみの下処理、下ごしらえ方法がテーマです。
こごみは、シダ類の一種であり、4~5月が旬の山菜です。
そんなこごみは調理する際、下処理・下ごしらえはどうすればよいでしょうか。
こごみの調理法についてまとめていきます。
こごみの下処理方法(あく抜きは不要)
こごみは、先端が丸くなっている特徴があります。丸まっているのが特徴であり、これが過ぎると食べられなくなります。
そしてこのこごみ、山菜の一種ですが、あく抜きが不要!という特徴もあります。
こごみと同様、4~5月に旬を迎える【ふき】や【うど】であれば、あく抜きをする必要があり、水につけておかなければなりませんが、こごみはその必要がないので、調理も短時間でできます。
では、そんなこごみはどのように下処理すればよいでしょうか。
- まず、こごみの先端をよく洗います。こごみの先端の丸くなっている部分は、茶色いものがついているので、汚れがひどい場合は、水につけてこごみの先端を洗いましょう。丸い部分の中に汚れがついていることもあるので、優しく巻きをとるようにして洗います。
- 根元の茶色い部分を切り落とします。鮮度が落ちてくると、ここの部分がどんどん黒くなってきます。
- 続いて、先端と茎の部分に分けます。半分になるようにカットします。天ぷらにする場合は、ここで下処理は終了です。※食べ方によっては半分にカットしなくて大丈夫です。
- お浸しや胡麻和えにする場合は、こごみを茹でます。鍋にお湯を沸かして塩を少々いれます。茎の部分をいれて30秒ほどたったら、さらに先端の部分をいれて1分半ほど茹でます。
- 茹でたら、冷水にとって、粗熱をとります。
- 水気をよく切ったら、これでこごみの下処理・下ごしらえは完了です。
あとはお好みの方法で調理してください。そのまま冷蔵、冷凍保存をすることができます。
こごみの茶色いゴミの正体
こごみは、先端に茶色いゴミのようなものがついています。
この茶色いゴミのようなものは、【鱗片】と呼ばれるものです。植物についているものであり、ついていても問題ありません。
芽が若いときにつくもので、鰹節のように細かく茶色いのが特徴です。
これは古くなったからついているのではなく、古くなくてもこごみについています。
そしてこの茶色いのは、食べても大丈夫ですので、神経質になってとる必要はないです。
ですが、気になるという方は、水につけておいてから、流水で洗うと綺麗にとれやすくなります。
こごみのあく抜き方法
こごみは、あく抜きなしで食べられる山菜です。
ですが、山菜だから気になるという場合は、よく洗って先端と茎を切り分けた後に、水に10分ほどつけておくようにします。
水気を切ってから炒め物にするなどして調理してください。
※水につけてあく抜きしなくても、炒め物などに調理できます。
下処理したこごみの食べ方
こごみの調理法としては、天ぷらやお浸し、胡麻和えなどの調理法が人気です。
こごみの調理法を紹介します。
こごみの胡麻和え
こごみの胡麻和えに必要なもの
- こごみ1パック(~6本)
- 砂糖:小さじ1杯
- 醤油:小さじ1杯
- すりごま:小さじ2杯
作り方
- まずは、こごみを水洗いし、汚れを取り除きます。
- 根元を少し切り取ったら、先端と茎で分けます。
- 鍋にお湯をわかし、塩ひとつまみをいれた後、こごみを計2分ほど茹でます。
- ざるにあげ冷水につけた後、こごみの水気を切ったら醤油・砂糖・すりごまと合わせます。
- お皿にのせたら完成です。
おつまみにもどうぞ!こごみは食物繊維がたっぷりなので、歯ごたえがあります。固いのが苦手な方は、ゆで時間をさらに増やしてください。
こごみのお浸し
こごみのお浸しに必要なもの
- こごみ1パック(6本程度)
- 醤油:小さじ1杯
- 白だし:小さじ1/2杯
- 鰹節:少々
作り方
- まずは、こごみを水洗いし、汚れを取り除きます。
- 根元を少し切り取ったあと、先端と茎で分けます。
- 鍋にお湯をわかし、塩ひとつまみをいれた後、こごみを計2分ほど茹でます。
- 茹でたこごみは、冷水にいれて粗熱をとった後に水気を切っておきます。
- ボウルに醤油、だしをいれてよく混ぜた後、水気をきったこごみをいれて混ぜ合わせます。
お皿に盛り付けて鰹節を上からまぶしたら完成です。
こごみの天ぷら
こごみの天ぷらも一般的な食べ方です。
こごみの天ぷらに必要なもの
- こごみ1パック(6本)
- 揚げ油:適量
- 天ぷら粉:30g
- 水:50㏄
作り方
- こごみをよく洗った後、根元の部分を切ります。
- 天ぷら粉と水を合わせて、泡だて器でよく混ぜます。
- こごみに天ぷら衣をよく合わせた後に、180度の油でカラッとなるまで揚げます。1~2分が目安です。
揚がったら皿に天ぷらを盛り付け、塩もしくは天つゆでどうぞ。
こごみの天ぷらは、塩の方が向いています。
またこごみの調理が面倒な場合は、マヨネーズをつけるだけでも美味しくいただけます。
アスパラガスのような食感です。
こごみの下処理・下ごしらえまとめ
こごみの下処理方法についてまとめました。
こごみはあく抜き不要なので、そのまま茹でる、炒めるなどして食べることができます。
先端の部分をよく洗い、茎の根元の部分を切ってから調理します。
歯ごたえがあるので、ゆで時間は少し長めにすると、食べやすくなります。鮮度が落ちてくると変色するので、お早めにどうぞ。