変色

にんにくが紫に変色した原因は?食べられる?

にんにくは、調理にはかかせない食材のうちの一つです。

そんなにんにくをお店で購入したとき、皮が紫に変色していたということはないでしょうか。

変色していても食べられるのか、また原因は何なのか、にんにくが紫に変色した場合の対処法をまとめています。



にんにくが紫色に変色しても大丈夫?

にんにくは、様々な料理に利用されていますが、稀に皮を剥いて、紫色の薄皮がでてくるものがあります。

こういったものです。

にんにくは通常、塊で販売されていますが、皮を剥くとこういった薄皮が紫色に変色したにんにくがでてくることがあります。

結論からいうと、こういった変色したにんにくでも、問題なく食べられます

さらに薄皮を剥いていくと、、

このように、いつも通りのにんにくが顔をだします。

品種によっては、薄皮が紫色に変色しやすいので、購入してすぐに使わないのであれば、皮を剥いて冷凍して保存しておくと良いです。

そうすると長期保存もできますし、すぐに使えるので便利です。

調理前のにんにくが紫色に変色していたら

薄皮ではなく、にんにく自体が赤紫色に変化していることがあります。

先端がちょっと赤っぽくなっています。

こういったにんにくも悪くなっているわけではないので、食べることができます

にんにくが悪くなったわけではないです。

気になる場合は、赤くなった先端だけ少し切り取って調理すると良いです。

続いて、にんにくがなぜ赤く変色するのか・・・原因を説明していきます!



にんにくが紫色に変色する原因

ではなぜ、にんにくが紫色に変色してしまうのでしょうか。

にんにくが紫色に変色する原因は、にんにくの成分が影響しています。

というのも、実はにんにくには【アントシアニン】が含まれているのです。

通常、アントシアニンは表面にでることはなく、にんにくは白い状態をキープしているのですが、稀にこのアントシアニンが反応により、表面にでてきて、赤くなることがあります。

特に新にんにくで起こりやすいといえます。

時間の経過とともに、この赤い色は消えていくと考えられます。

【アントシアニン】は、ブルーベリーだったり、ナスの紫色の色素です。

抗酸化作用があり、動脈硬化などの予防に効果があるとされているので、安心して食べられます!

調理したにんにくが紫になる

すりおろしたり、加熱調理したり、酢漬け、醤油漬けにしておくと、稀ににんにくが紫色に変色してしまうことがあります。

これは、にんにくの成分である【アリシン】が関係しています。

アリシンとは、にんにくの臭いの成分であり、スタミナ回復、殺菌効果があるとされている成分です。

この成分が、にんにくの成分【鉄】と反応すると、【アルキルサルファイド化合物】というものに変化します。

これが、紫に変色する原因です。

紫っぽい青色、また緑色に変化します。

見た目は、悪いですが、成分が変化しただけなので、問題なく食べることができます!

変色を防ぐためには、あらかじめ冷凍しておくと調理したときに、変色しにくくなります。

防止方法はこちらの記事でも詳しく説明しています。

にんにくが緑色に変色しているものの原因・防止法

食べない方が良いにんにくの変色

変色しているすべてのにんにくが食べられる!というわけではありません。

にんにくの変色によっては、注意すべきものがあります。

それは、にんにくが茶色や黒っぽく変色しているものです。

こういった変色は、にんにくにカビが生えている、もしくは腐っている可能性があります。

稀に害虫に食べられたということも。

黒っぽくなっているもの、変な異臭があるようなにんにくには注意しましょう!

・紫のにんにくの原因はアントシアニンのため食べられる

・青や緑色に変色しているものは、アリシンの変化が原因のため食べられる

・黒っぽく変色しているものは、カビの可能性があるので食べないでおく



変わり種!紫色のにんにくも

品種によっては、薄皮が紫色のものもあります。

最上赤にんにく

最上赤にんにくは、山形県最上地方で栽培される在来種です。

表皮が赤いのが特徴で、大粒。

皮は赤いのに、中の鱗片は白い色をしています。

加熱すると甘くなるのが特徴で、醤油漬けにも利用されています。

スペイン産紫にんにく

国内で流通している紫にんにくは、スペイン産のものがほとんどです。

加熱することによって、香りがでて、ソテーにも向いています。


1個あたり、10片ほどで構成されているので、見慣れたにんにくよりも鱗片が多い印象をうけます。

普段使いの白いにんにくよりも、臭いが弱めなので、普段使いにも便利です。

にんにくの紫変色の原因まとめ

にんにくが紫色に変色しているものが食べられるのか、またその原因についてまとめました。

にんにくの薄皮が紫色になっているものは、問題なく食べることができますし、原因はにんにくに含まれるアントシアニンという成分です!

また、稀に調理することで紫色・青色っぽく変色することがありますが、こちらもにんにくの成分が変色しただけで、腐ったりしているわけではなく、安心して食べることができます。

紫色が気になる方は、生産地が寒地系を選ぶと良いです!

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