ほうれん草の食べ過ぎがテーマです。
昔から何でも食べすぎるのは良くないとされていますが、ほうれん草は、えぐみの成分が体に良くないので、食べ過ぎ要注意です。
そんなほうれん草についてまとめていきます。
ほうれん草の食べ過ぎは危険!原因は
ほうれん草といえば、鉄分やビタミンCが豊富に含まれている緑黄色野菜であるので、よく調理に利用されている、人気の野菜ですよね。
そんなほうれん草ですが、食べ過ぎは危険とされています。
その原因は、ほうれん草の独特の【えぐみ】が原因です。
えぐみの成分は、シュウ酸という成分です。
このシュウ酸という成分が、厄介で、体の中で、カルシウムと結合します。
そしてシュウ酸カルシウムという物質になります。
これは、救急車を呼ぶほど痛いとされている尿路結石の原因となります。
ちなみに、ほうれん草以外にも、チョコレートや筍、紅茶などにも含まれている成分です。
とくにほうれん草は含有量が多いことでも知られています。ですので、食べ過ぎは良くないとされているのです。
ほうれん草の食べ過ぎを回避!摂取量は?
食べ過ぎといってもどれくらいの量を摂取すると食べ過ぎということになるのでしょうか。
一般に、ほうれん草が【食べ過ぎ】となるのは、1日に1kg以上摂取した場合です。
ほうれん草を1日に1kg摂取するということは、毎日ほうれん草を4束程度食べたときに該当するので、お浸しや胡麻和えなど、通常おかずとして食べる分には問題がありません。
また、シュウ酸は、水に溶ける成分ですので、きちんとほうれん草のあく抜きをすれば、70%程度のあくは抜けます。
ですので、ほうれん草を生で1kg以上食べなければ、直接ほうれん草が、結石の原因になるというのは考えにくいですね。
また、ほうれん草を食べすぎると下痢をするとも言われていますが、ほうれん草はそこまで食物繊維を含んでいませんので、ほうれん草が直接的に下痢に影響を与えたというのは少し考えにくいです。
いずれにしろ、シュウ酸が気になる方は生食ではなく茹でるというのをおススメします。
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妊娠中のほうれん草の摂取量
妊娠しているとほうれん草を食べろと言われることがあります。
というのも、ほうれん草には葉酸が多く含まれており、この葉酸という成分が赤ちゃんの初期の成長には必要不可欠だからです。
ほうれん草100g中に葉酸は210µgほど含まれています。
そして妊婦さんの葉酸の目標量は、通常の2倍なので、400µgです。
400ということで、ほうれん草を100g程度食べれば必要量の1/2を摂取することができます。
また、ほうれん草は鉄分が多いというイメージがあると思いますが、実は他の食品の方が鉄分が多いです。
むしろ小松菜の方が、ほうれん草よりも鉄分の含有量は多いですし、ひじきやのり、レバーに多く含まれています。
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そして、ほうれん草に含まれるシュウ酸は鉄の吸収も阻害するので、ほうれん草だけではなく、様々な食品から鉄分を摂取する方が良いです。
ほうれん草の食べ過ぎまとめ
ほうれん草の食べすぎについてまとめました。
シュウ酸という成分が食べすぎると危険といわれる所以です。
どんな食品でも、食べすぎというのは良くないので、バランスよく摂取しましょう。
いずれにしろ毎日大量に摂取しなければ問題ありません。