人参のアレルギー症状がテーマです。
人参にもアレルギー症状はあるのでしょうか。
人参といえば、赤ちゃんの離乳食にも用いられるので、アレルギーがあっては心配ですよね。
そんな人参のアレルギーについてまとめていきます。
人参アレルギー!赤ちゃんの離乳食には大丈夫?
人参の栄養素といえば、覚えておきたいのがβカロテンです。
人参にはかなり多くのβカロテンが含まれており、食品の中でもベスト3に入ります。
成人に1日に必要なビタミンAの量は、人参1本を摂取すれば補えてしまうようなものです。
他には、血中のナトリウムのバランスをとるのには、かかせないカリウムも豊富に含まれています。
ですので、大人だけでなく、健康や成長のために子供も摂取したい野菜といえます。
赤ちゃんの離乳食にも使用したいというママさんも多いと思いますが、人参のアレルギーは0ではありません。
稀にアレルギーを示すお子さんがいるので、初めて人参を与える場合には注意しましょう。
赤ちゃんに起こるアレルギー症状とは
人参でアレルギーが起こった場合、口のまわりや口腔内に発疹ができたり、全身に発疹、そしてかゆみなどが生じることがあります。
特に、アレルギーの症状がでやすいのが口のまわりです。
口のまわりに赤い湿疹ができることがあります。
基本的に人参は、卵や小麦、乳製品と比較するとアレルギーはでにくいとされていますが、人参を与えてこういった症状がでた場合はアレルギーの可能性があります。
担当のお医者さんに相談してみましょう。
最初に与える場合は、少量ずつ与えて様子をみるようにしましょう。
人参アレルギーが起る原因とは?
そもそもアレルギーが起る原因としては、体に入ってきた異物を除去しようとする免疫機能が関係しています。
体に入ってきた異物に対し、体は「IgE抗体」というものを作りますが、体に再度同じものが入ってきた場合、反応し、湿疹やかゆみを引き起こす物質を創り出します。
これは食べ物でも起こります。
赤ちゃんは、アレルギー反応が起ることが多く、大人になってからアレルギー反応を示さなくなることもあります。
アレルギーの代表は、卵・牛乳・小麦・落花生・そばです。
これらは、アレルギー反応が起こりやすいですが、他に、仮性アレルゲンといって野菜や果物に含まれる物質に反応してしまうものです。
人参の仮性アレルゲン
にんじんにはアセチルコリン という物質が含まれていますが、これに反応することがあります。
主に、アセチルコリン以外にはヒスタミン、セロトニン、トリメチルアミンオキサイド、ノイリンに反応することがあります。
しかし野菜や果物で反応しやすいのは、アクの強い野菜としてなす科やいも類が多いです。
他にも、離乳食として活用されやすいホウレンソウやじゃがいも、かぼちゃなどにも含まれているので、そういった食物を与える場合は、最初に警戒しておいた方が良いといえます。
また、鮭やサンマなどの魚、肉類にも含まれているので、離乳食として使用する場合には注意が必要です。
なるべくお子さんに与えるのは、消化器官が発達する3歳~4歳くらいを目安にした方が良いでしょう。
他にも、果物や野菜でアレルギー症状が起ることがあるので、初めてあげるものは、あらかじめ少量から離乳食をスタートするのが良いでしょう。
人参のアレルギー症状まとめ
人参のアレルギーについてまとめました。
小麦や牛乳、卵以外にもアレルギー症状を起こしてしまうことがあるので、離乳食の食材には気をつけないといけませんね。
新しい食材を離乳食で使用した場合は、一気にあげるのではなく、少しずつあげるようにしてください。
もし何らかの症状が起きた場合は、お医者さんに相談してみてください。