しその保存方法がテーマです。
梅雨時から初夏になってくるとさっぱりしたものが食べたくなりますね。
そんな時に思い浮かぶものは「しそ」ではないでしょうか。
お店でも、この時期は安く売っているので、ついたくさん買いすぎて冷蔵庫の中で傷んでしまったなんてことありませんか。
せっかくたくさん手に入ったら、長く楽しみたいですよね。
そんな時に役立つ保存方法をご紹介します。
そもそも「しそ」とは
しそは、正式な名前を青紫蘇(あおしそ)といいます。
香味野菜のひとつで、葉が緑色のものを「青しそ」、赤紫色の物を「赤しそ」と呼ばれています。
スーパーなどでは「大葉」として、出回っていますね。
年間を通して見かけるので旬がわかりにくいですが、天然物は5月から8月にかけてになります。
梅雨時に梅干しを漬け込む時に使う「赤しそ」は6月から7月が旬になります。
赤しそは、鮮度がおちるのが早いので、根つきで売っています。
また需要が少ないので限られた期間しか出回りません。
大葉という名前は、青しその「穂紫蘇」などの部分と区別するために「大きな葉の部分」という事で「大葉」という名前になったのが一般的に広まりました。
青しその冷蔵保存方法
まず冷蔵庫で保管する方法をご紹介します。
こちらは買ってきて、ちょっとひと手間くわえるやり方です!
- まずしその茎(軸)の部分を少し切りそろえます。軸の先の部分が黒くなっていたり長さもバラバラだと均等に水をすってくれません。
- キッチンペーパーで、しそを葉の部分が折れない様に包み、そのまま水をかけて湿らせます。
- そのままビニールの袋などにいれて冷蔵庫で保管します。
キッチンペーパーが乾いてきたら、水で湿らせましょう。がさばらないので、冷蔵庫の隙間にも保管できて、便利です。
この状態で2~3週間、 青々とした新鮮さをキープできます。
しその冷蔵保存のポイント
しそは乾燥にとても弱くて、買ってきたままの状態で保存すると、黒ずんだり、よれよれの状態になるので気をつけましょう。
また、しめらせる水が多すぎると、葉の部分が黒く変色してしまうので注意してくださいね。
しその保存で乾燥する方法はどうする
しそを乾燥させて保存する方法をご紹介します。
たくさん手に入った時など乾燥させておくと、いろんな料理に使えたり、手軽に使えて便利ですね。
- しそを洗ったら、キッチンペーパーで拭いて乾かします。
- お皿などにキッチンペーパーをひいて、乾いたしそを重ならないように並べます。
- ラップをしないで500Wのレンジで 1分30秒~2分 レンジでチンします。レンジによってなので、加熱時間は調整してください。
- 乾燥して、パリパリになったら、キッチンペーパーの真ん中に集め、そのままもんで、お好みの大きさに粉々にします。
- 保存容器(瓶など)の中に乾燥剤をいれて保存します。
しその乾燥保存のポイント
洗ったあと、しそをよく乾かさないでレンジでチンすると、色が黒くなってしまうのでよく乾かしてからチンすることをおすすめします。
それでも、生の状態ではないので鮮やかなな緑色ではなく、カーキ色に近い感じになり、香りや風味を損なわれますが、お料理に使う場合は問題なく使うことができます。
瓶などの保存容器の場合、常温で約3ヶ月~半年保存可能です!
※保存状態や保存する場所により幅があります。
しその保存で塩漬けの方法はどうする
しそを塩漬けする保存方法をご紹介します。
多少味がついても、もっと長く保存したい方には塩漬けがおすすです!
次のしその季節までの間にたくさんストックしておくと、いつでも楽しむことができますね。
- 洗ったしその葉を沸騰したお湯の中に、さっと10秒ほどくぐらせたら、氷水にとりさまします。しそは、重ならないように何回かにわけてくぐらせて下さいね。
- 冷めたらしそを軽く手でしぼります。
- 軽くほぐしながら、ビニール袋に入れて塩をいれます。塩の量はしそ 50枚で約大さじ1杯程度 です。
- 袋のくちを手でもち、そのまま上下にふり塩を全体に行きわたわせます。
- 袋からしそをだし、キッチンペーパーの上に一枚ずつ並べて水気を軽くとります。
- しそを使いやすい枚数(2.・3枚)ずつ空気を抜くようにして包みます。
- 保存袋にいれて空気をぬいて密封し冷蔵庫へ保管します。
- 使うお料理によって軽く塩を洗い流して水気をふきとってから使います。
しその塩漬けのポイント
一度ゆでると、しその青さが長持ちしてきれいですよ。
保存袋で保存すると冷蔵庫の中でたてて、保存することができて便利です。
タッパなどを利用する場合はラップに包まずそのまま容器に重ねてください。
一番上にラップを密着させて、空気が入らないようにしてから蓋をします。
こうすると酸化を防いで、色持ちがよくなります。
かなり長期保存ができます!
しそはどの方法が長持ちする?
3通りの保存方法をご紹介しましたが、それぞれの保存期間は以下のようになります。
- 冷蔵庫での保存:約2~3週間
- 乾燥での保存:(常温)約3ヶ月~半年
- 塩漬けの保存:(冷蔵)約半年
保存期間でみると、塩漬けの保存期間がダントツです。
それぞれのメリットとデメリットでみてみると以下のようになります。
しその冷蔵庫での保存
メリット
生の状態なので香りと歯ざわりを楽しむことができます。
デメリット
保存期間が短いのでたくさんの量がある場合は、使いきれないおそれもあります。
乾燥での保存
メリット
常温で、たくんの量をいっぺんに保存することが可能です。
デメリット
乾燥するので、形がくずれてしまいます。
また色あいも悪くなり、風味も劣ってしまいます。
塩漬けでの保存
メリット
長期保存が可能です。
デメリット
塩味がついている事と塩分をきにする方には不向きと言えます。
メリット、デメリットを考慮して、保存方法を選んでください。
しその保存方法まとめ
しその保存方法をテーマにまとめました。
どのやり方でも、メリット、デメリットがあります。
少しの量の場合は冷蔵で、たくさんの量の場合は乾燥で、長く楽しみたい時は塩漬けにするなど、その時々で自分にあったやり方が一番よい方法ですね。
しその香りの成分は食欲を増進させてくれる効果もあります。
上手に保存して、健康に役立てましょう。
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