くわいの保存方法がテーマです。
くわいはどのように保存すれば良いのでしょうか。また冷凍はどうすれば良いのでしょうか。
くわいについてまとめていきます。
くわいの保存方法【冷蔵】
くわいという野菜をご存知でしょうか。
くわいは、オモダカ科オモダカ属というあまり聞きなれない部類です。
温帯地方から熱帯地方に自生している野菜ですが、主に中国や日本でしか食べられていません。
そして日本ではおもちおせち料理に使われる野菜であり、12月に出荷が伸びます。
埼玉や広島での生産が多いのですが、スーパーで見かけることはほとんどないといえます。
ちなみに私は東京都に住んでいますが、普段行くようなスーパーでは目にしません。
百貨店に入っているような野菜売り場では販売しているところもあります。
いずれにしろ12月上旬~下旬くらいしか販売されていない野菜です。
そんなくわいですが、
- 青くわい
- 吹田くわい
が主に流通しますが、多いのは青くわいです。
青くわいは名前の通り青い色をしていて、一瞬野菜には見えないような形をしています。
そんなくわいは、どのように保存すれば良いでしょうか。
保存方法は主に2通りです。
くわいを水につけて保存する
くわいは畑ではなく、水田のような環境で栽培されています。
ですので、乾燥には弱いために、水につけて保存した方が持ちが良くなります。
ボウルやタッパーなどに水を張って、そこにくわいをいれて、冷蔵庫の野菜室、もしくは冷暗所 (~14℃)の環境において保存するようにします。
水はなるべく毎日変えるようにしてください。
くわいをビニール袋で包む
くわいは乾燥に弱いので、水にいれない場合は乾燥しないようにして保存するのが良いです。
くわいを購入したら、よく洗い新聞紙やペーパータオルで包んだ後に、ビニール袋にいれて保存するようにします。
ビニール袋の口は完全に閉じないようにしてください。
くわいの賞味期限はどれくらい
くわいは上記のように保存することで1~2週間程度は日持ちするようになります。
乾燥に弱いので、水につけて保存した方が日持ちしやすいといえます。
くわいをおせち料理に使うという方は、あまり早く購入しておかず、なるべく料理する直前に購入した方が良いですね!
くわいの冷凍保存方法
くわいは冷凍保存も可能です。
そのままの状態で冷凍するのではなく、一度下処理をして、下茹でをしてからあく抜きをしてから冷凍して保存するのが良いです。
くわいを素揚げにして調理する場合は、皮を剥いたり、あく抜きをする必要はありません。
くわいの下ごしらえ~冷凍
①くわいの皮を剥く
くわいは綺麗な青い色をしていますが、煮物にする場合などは、この皮を取り除きます。
芽についている皮も綺麗な部分に到達するまで皮を剥きます。
煮物にするときは六方剥きが多いです。
煮物にする場合は、芽の部分は1.5~2cmくらいだけ残してカットするのが一般的です。
こんな感じになります。
※ネットで大量買いすると、ふにゃふにゃの皮がくっついていることがあるので取り除いてください。
②くわいを水につける
③くわいをゆでる
鍋にくわいと米のとぎ汁(もしくは米ぬか)を鍋にいれて、沸騰させます。
沸騰したらこぼれないように火加減を調整し、そのまま15~20分ほど茹でます。
④くわいの水気をふきとる
ザルにあげて水気をふき取り、粗熱をとったあとにジップつきの袋にいれて冷凍庫で保存するようにしてください。
一度下ごしらえしてあるので、冷凍したくわいは煮物などに、そのまま調理可能です。
くわいの冷凍保存の賞味期限
くわいを冷凍保存した場合の賞味期限は1か月程度になります。
1か月程度は日持ちしますので、使い切れない場合は、冷凍保存してしまうと便利です。
ただ冷凍庫の状態によっては、くわいに臭いがついてしまったりするので、なるべく早めに使うようにすると良いかと思います!
くわいの選び方
くわいをスーパーで購入するときは、以下のような点に注意して購入するようにしてください。
こういうスーパーに売っていないような野菜は、ネットで購入する場合は、傷がついていたりしても選べないのが難点ですね。
- 青い色が綺麗なもの
- 傷のないもの
- 皮が乾燥していないもの
- 芽がきちんと伸びているもの
- 軸のつけ根がしっかりしているもの
このようなくわいを選ぶのが良いです。
なお、くわいの芽は、芽がでているので縁起物とされています。下処理する際に、芽はもぎ取らないように・・・
なお、くわいには様々なサイズがありますが一般的に
S:2.1~2.5cm
M:2.7~3.2cm
L:3.3~3.8cm
2L:それ以上
とされています。
くわいは素揚げにもして調理しますが、素揚げにするのは、Sサイズくらいの小さいサイズのものの方が調理しやすいです。
逆に煮物などにする場合は、大きいサイズのものの方が調理しやすいといえます。
年末は余裕をもってご注文を。
くわいの保存方法まとめ
くわいの保存方法をテーマにしてまとめました。
くわいという野菜はなかなか聞きなれないかもしれませんが、おせちに使われるために、12月に需要が高まります!
縁起物とされていますので、普段おせちにくわいを入れないという方も挑戦してみてはいかがでしょうか。
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