長芋の賞味期限がテーマです。
長芋の賞味期限はどれくらいになるでしょうか。
また真空パックの長芋やカットした状態のものでは賞味期限はどれくらいになるでしょうか。
長芋についてまとめていきます。
長芋は日持ちする?
長芋は、山芋の一種です。
実は山芋は3タイプに分けることができるのですが、大きくわけると長芋・大薯・自然薯の3タイプに分けられます。
その中で長芋と呼ばれるものには、長芋・いちょう芋・つくね芋などが分類されます。
長芋は水分が多く、とろろにして食べることも多いですが、なぜ芋類なのに生で食べられるのかというと、消化酵素アミラーゼなどを多く含むためです。
それゆえ、生の状態でとろろにしても食べることができますが、他の芋類であれば基本的にでんぷん質が多くてお腹を壊しやすくなるので生食はできません。
しかも1年中手に入り、食べることができる長芋は多くの家庭でも食べられているのではないでしょうか。
白米の上に、すりおろした長芋をのせて食べるということはよく見られる光景です。
さて、そんな身近な芋類でもある長芋ですが、賞味期限はどれくらいでしょうか。
長芋は基本的に日持ちしやすいといえます。
数か月ももちます。
保存状態によって、長芋の賞味期限が変わってきますので、具体的に紹介していきます。
長芋の賞味期限はどれくらい?
芋類である長芋は、レタスやキャベツとなどの野菜と比較するととても長持ちします。
ただ、保存方法によって賞味期限は変わってくるのですが、長芋の賞味期限は以下のようになります。
常温保存 | 2週間 |
冷蔵保存 | 2か月 |
冷凍保存 | 1か月 |
保存環境によって、長芋の賞味期限は長くなったり短くなったりします。
スーパーによっては常温で保存されていたり、冷蔵されて保存しているものがありますが、長芋の保存適温は2~5℃程度ですので冷蔵での保存が向いています。
一番日持ちするのは冷蔵保存ですので、なるべく冷蔵庫での保存をおススメします。
それでは具体的に長芋の保存方法について説明していきます。
長芋の冷蔵保存方法
長芋の大きさはものによりますが、50cm程度のものが多いです。
大きいサイズのものでは1mを超えるものもあります。
なので、そのまま切らずに販売している長芋もあれば、カットして販売してある長芋もあります。
いずれにしろ保存するのであれば冷蔵保存が向いています。
そのままの状態の長芋であれば冷蔵保存で長持ちします。
そのままの長芋の保存方法
- まずは、長芋の乾燥を防ぐために長芋をペーパータオルで包み、ポリ袋にいれます。
- そのまま冷蔵庫の「冷蔵室」で保存します。
野菜室ではなく冷蔵室です。
野菜室は温度帯が高いので、長芋には温度帯が低い冷蔵室が保存に向いています。
こうすることで2か月ほど日持ちします。
真空パックの長芋の保存方法
真空パックのものは、長芋が日持ちしやすいようにパックで加工されています。
真空パックのものであれば、常温保存でも可能ですが、なるべく冷蔵保存が良いです。冬場は冷暗所保存も可能ですが、冷蔵室に保存しておいた方が長持ちします。
保存する際は、真空パックの封を切って、切り口をラップで包み保存します。
真空パックの賞味期限は目安で2週間です。商品によっては賞味期限が記載されていないものもあるかもしれません。
真空パックのものは製造日から2週間を目安にお召し上がりください。
カットした状態の長芋の保存方法
スーパーで販売している長芋は、そのままの状態かカットされた状態の長芋です。
長さがあるので、カットせざるを得ないことも。
ご自分で調理のためにカットすることもあると思いますが、カットした長芋は、乾燥を防ぐために切り口のところをラップでしっかり包みます。
そのまま冷蔵庫で保存するようにしてください。
そうすることで、 2週間程度長芋は日持ちします。
カットして販売してある長芋を保存する場合は、切り口に注意してください。
カビが生えた長芋
長芋は芋類の中では比較的、水分含有量が多いといえます。
ですので、カビてしまうこともあります。
さつまいもやじゃがいももカビることがありますね。
カビの生えた長芋はどうすれば良いのかというと、これには様々な意見があります。
基本的にカビが生えた食品は、その部分だけを削りとっても内部にまでカビ毒が残っている可能性があるので食べるのは辞めた方が良いとされています。
ですが、芋類に関しては水分量が少ないために、初期段階であればカビを削りとっても食べられることも。
たしかに他の野菜よりも水分量の少ない長芋ですが、健康のためには食べないのが一番です。
さつまいもなんかは、カビというか少し黒い変色がある場合は削って食べてしまいますが、カビ生えのものは思い切って捨ててしまう!という勇気が大切かと思います。
そのためにもきちんと冷蔵庫で保存してください。
またすりおろした状態の長芋はあまり日持ちしません。
ですので、すりおろしたら冷蔵保存ではなく、冷凍保存をおススメします!
長芋の冷凍保存方法
長芋は冷凍保存が可能です。
冷凍保存する場合は、そのままの長芋の状態ではなく、すりおろしたり、皮をむいてカットした状態の長芋を保存するようにします。
すりおろした状態の長芋の保存方法
長芋はすりおろして食べるという方も多いかと思います。
多くすりおろしてしまった場合、あまり冷蔵庫で長持ちはしません。
酸素とふれる箇所が多くなると、食品は日持ちしにくくなります。
1~2日程度であれば、食べることは可能ですが、すりおろしてしまったものは冷凍保存しておくと良いです。
方法は、ジップつきの袋にすりおろした長芋をいれて、そのまま冷凍庫で保存するだけです。
小分けにしておくと、食べる分だけ自然解凍して食べられるので便利です。
あまり安いジップつきの袋の場合、汁漏れすることもあるので要注意です。
冷凍保存で賞味期限は1か月程度となります。
すりおろした真空パック長芋の保存方法
長芋をすりおろしたものは真空パックで販売しているものもあります。
真空パックのもので賞味期限が書かれていない場合、冷凍保存で賞味期限は製造日から3か月程度です。
製造品は真空加工がきちんとされているので、製造された状態のままですと、自分ですりおろしたものを冷凍するよりも長く日持ちします。
ただ注意点としては一度開封すると、酸素と触れ合うため一気に悪くなります。
ちょっと使って再度冷凍するということはできないので注意してください。
あらかじめ加工されているものは使うとき便利です。
やまと芋 冷凍 とろ
細かくカットした状態の長芋の保存方法
長芋はサラダや煮物、汁物などにも調理できます。
あらかじめ長芋を細かく切っておくと、料理する際に便利です。
方法としては
- まずは長芋を使いやすいサイズ(輪切り・細切り)にしてカットし、酢水につけておきます。酢水につけておくことで長芋が茶色っぽくなるのを防ぐことができます。
- 続いて、長芋をジップつきの袋にいれて冷凍庫で保存します。
細かく切った長芋でも、1か月ほど日持ちします。
長芋を加熱調理する場合は、特に電子レンジなどで解凍する必要はありません。
凍ったまま料理にお使いください。
サラダなどにする場合は、冷蔵庫で一晩自然解凍してからお使いください。
長芋の常温保存方法
では最後に長芋の常温保存の方法を紹介します。
常温といっていますが、冷暗所での保存がベストです。
冷暗所というのは
- 14℃以下
- 直射日光が当たらず涼しい
こういった環境を指します。
長芋を冷暗所で保存する場合は、カットではなく、そのままの状態のものが望ましいです。
切り口がカットされたものは、なるべく冷蔵室で保存してください。
- まずは長芋を新聞紙でつつみます。
- そのまま段ボールにいれるなどして冷暗所で保存します。
なお、箱ごと長芋を購入すると、おがくずと一緒に送られてくることがあります。
おがくずと一緒だと長持ちしやすいため、そのように保存されています。
おがくずセットの場合はそのまま冷暗所で保存させてしまってOKです。
食材を取り扱うところで働いていたときは、箱ごと大型の冷蔵室で保存していましたがご家庭ではそのような場所はないと思いますので、冷暗所管理でも保存は可能です。
冷暗所保存で2週間ほどは日持ちします。
このような長芋には注意
長く保存していると、長芋が悪くなってしまうことがあります。
以下のような長芋は食べない方が良いです。
- 異臭がする
- カビが生えている
- 柔らかくなっている
- ドロドロしている
長芋でも腐ることはあります。
臭いがきつくなりますが、見た目でも、これは食べれないだろうというような状態になることもありますので、そのようなものは諦めて廃棄してしまってください。
長芋の賞味期限まとめ
長芋の賞味期限をテーマにしてまとめました。
保存方法によって賞味期限は変わってきますが、そのままの状態の長芋であれば、冷蔵保存が一番日持ちします。
またすりおろしたり、細かく切った状態のものは冷凍保存の方が日持ちしやすいです。
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