焼き芋の栄養の効果がテーマです。
さつまいもを焼いたものが焼き芋ですが、少しさつまいもとは栄養成分が少し異なります。
そんな焼き芋の皮は捨てて食べる人が多いですが、皮ごと食べた方が良いのでしょうか。
焼き芋の栄養についてまとめていきます。
焼き芋の栄養効果
焼き芋は、さつまいもを長時間、ゆっくり焼いたものを指します。
そもそもなぜ、焼き芋が、さつまいもよりも甘いのかというと、さつまいもにはでんぷんが含まれていますが、長時間ゆっくり加熱することでβアミラーゼという酵素によって、でんぷんが糖に分解されるので甘みが増すのです。
ちなみに、βアミラーゼは、高温だと壊れてしまいます。
そして、効果的な温度が65~70℃とされているので、これくらいの温度で長時間蒸すことで甘くておいしい焼き芋ができるのです。
石焼き芋は適温でじっくり焼くのであんなに甘くておいしいとうわけです。
さて、そんな焼き芋ですが、栄養成分は、どのようなものが含まれているのでしょうか。
焼き芋100gあたりの栄養成分は、栄養成分表をもとにすると以下のようになります。
焼き芋100gあたりの栄養
エネルギー: 163kcal
水分:58.1g
タンパク質:1.4g
脂質:0.2g
炭水化物:39.0g
食物繊維:3.5g
ビタミンE:1.3mg
ビタミンB6:0.33mg
ビタミンC:23mg
カリウム:540mg
銅:0.20mg
数値だけみるとわかりにくいですが、焼き芋1本300gを食べるだけで、1食分の摂取目安である、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビタミンC、カリウム、銅の基準をクリアしてしまいます。
実は、すごいビタミンやミネラルが豊富な食品だったのです。
ビタミンCはコラーゲン生成や、美肌効果もありますが、さつまいものビタミンCは、熱によって破壊されにくいので、焼き芋でも、しっかりビタミンCがとれます。
また、老化を防ぐビタミンのビタミンEや、疲労回復に効果のあるビタミンB群も含まれています。
カリウムも多く含まれているので、むくみを取り除く効果があります。
参考までに生のさつまいも100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
さつまいも生(100gあたり)の栄養成分
エネルギー: 132kcal
水分:66.1g
タンパク質:1.2g
脂質:0.2g
炭水化物:31.5g
食物繊維:2.3g
ビタミンE:1.6mg
ビタミンB6:0.28mg
ビタミンC:29mg
カリウム:470mg
さつまいもより、焼き芋の方が栄養成分が豊富です。
焼くことにより、さつまいもの良い栄養がぎゅぎゅっと凝縮されたような感じです。
焼き芋は皮ごと食べるべき?
焼き芋の皮を剥いて食べる人が多いと思いますが、焼き芋の皮は剥いた方が良いのでしょうか。
結論からいうと、皮ごと食べた方が良いです
というのも、さつまいもに含まれている成分にヤラピンというものがありますが、これは緩下作用があります。
つまり便秘に効果があるのですが、皮の方に多く含まれているとされています。
ですので、便秘で悩んでいる方は、皮ごと食べた方が効果的です。
また、皮ごと食べるとヤラピンの効果により、さつまいもの消化を助けてくれるので、おならがでにくくなります。
さつまいもというと、おならがでやすいというイメージがありますが、皮ごと食べることで減らせるのです。
こうなると、皮ごと食べた方が良いですね。
でも、さつまいもででやすくなる【おなら】ですが、さつまいものおならは臭くないのです。
おならについてはコチラの記事をどうぞ
さつまいもを食べるとおならがでるのはなぜ?便秘が悪化するの?
焼き芋の栄養効果まとめ
焼き芋の栄養成分や皮をテーマにまとめました。
焼き芋には、ビタミンやミネラルなど、様々な栄養が含まれています。
そして皮にも栄養が含まれているので、皮ごと食べた方が良いですね。
秋の味覚、さつまいもを堪能してください。