えのきの食べ方がテーマです。
えのきを食べるときは洗うべきなのでしょうか。またえのきを生で食べることはできるのでしょうか。
えのきの食べ方についてまとめていきます。
えのきを食べるときは洗うべき?
えのきの旬の時期は、11~1月の時期とされています。
そんな旬の時期が限られているえのきですが、私たちが普段食べているのでは、野生のものではなく、工場などで光を遮断して栽培されているものです。
なので、普段たべているえのきは、光に当たらないので白く、そして1年中安価で食べることができます。
1袋に100~200g程度のえのきが入っていますが、価格は100円以下で購入することができるので、お財布にも優しい食材といえます。
そんなえのきはきのこ類ですが、食べるときは洗った方が良いのでしょうか。
通常、野菜や果物を調理するときはしっかり洗うことが多いですよね。
というのも、野菜は土の中で育っていたり、雨風にあたってすくすく成長するので、しっかり洗わないと土の汚れがついていることがあります。
特にごぼうなどの土の中で成長するものは、しっかり洗わないと泥が残っていたりします。
しっかり袋詰めされているえのきも洗うべきなのでしょうか。
結論からいうと、えのきは洗わない方が良い!とされています。
えのきなどのきのこ類は、工場内で管理されて栽培されているために、菌検査などをして出荷されています。
ですので野菜のように土汚れがついている心配もないのです。
えのきは、おがくずで栽培されています。
また、えのきなどのきのこ類は、香りも特徴的ですが、洗ってしまうことで、香りや旨みまでもが流出してしまいます。
このことからえのきは洗わないで調理した方が良い!と言われています。
またえのきに多く含まれるビタミンB1も水溶性のビタミンなので、しっかり洗わない方が良いとされています。
とはいえ、野菜や果物を洗う方は、きのこを洗わないと気持ち的に嫌という方もいますよね。
その場合は、キッチンペーパーや布巾を使用して、表面をふくようにします。
もしくは、しっかりではなく、サッと水洗いをするようにしてください。
きのこ類は水を吸いやすく、しっかり洗うとぶよっとしてしまいます。
和え物などでえのきを茹でるとわかるのですが、水を吸ってすぐにぶよっとします。
衛生管理もされているので、風味を残すためにもえのきは洗わずに調理しましょう!
ただ同じきのこでも、なめこの場合は、ぬめりが多くついていることもあるので、こちらは洗ってから加熱調理して食べるようにしましょう。
えのきは生でも食べられる?
野菜は生で食べられるものがほとんどです。
ですが、きのこ類は、加熱調理することが前提となっています。
毒きのこではなく、食用とされているきのこでも、生食すると食中毒が起こる可能性があり、きのこ類を食べるときは、生食ではなく、加熱する必要があります 。
なので、えのきと同じようにまいたけ・エリンギ・しいたけなど店頭で多く販売されているきのこ類も生食しないように注意しましょう。
えのきが生で食べられない理由
えのきには、溶血毒素である「フラムトキシン」という成分が含まれています。
フラムトキシンはタンパク質の一種です。
生のえのきには、このたんぱく質が含まれており、赤血球を破壊する作用があります。
ただ、フラムトキシンはタンパク質であるために、加熱によって変性するので、毒性がなくなります。
なので、えのきは加熱して食べれば問題ありません。
参考文献:キノコの毒性蛋白質による腸管バリア機能の破壊とその機構解明
きのこは野菜とは違うので、生食はしないようにしましょう。
えのきの食べ方まとめ
えのきの食べ方をテーマにしてまとめました。
えのきは、洗う・洗わないどちらが良いか迷うところですが、基本的に洗わないで食べることができます。
えのきは洗わないまま調理した方が風味が残ります。
ただ、食中毒が起こる可能性があるので、生食はしないで、加熱してから食べるようにしましょう!
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