今日は、ごぼうの栄養をテーマにしていきたいと思います^^
ごぼうにはどのような栄養、効果・効能があるのでしょうか。
また、ダイエットにも効果はあるのでしょうか。
また、ごぼうは犬も食べることができるのでしょうか。
ごぼうについてまとめていきます。
ごぼうの栄養には何がある?
ごぼうは、独特の香りと食感が特徴的ですが、
旬の時期は、11~1月 の冬の時期とされています。
1年中食べることのできるゴボウは、
煮物や炒め物、そして揚げ物など、様々な料理に
利用されています。
そんな身近な野菜であるゴボウですが、
どのような栄養があるのでしょうか。
ごぼうの栄養成分(100gあたり)
食品成分表をもとにすると、
ごぼうの栄養成分は以下のようになっています。
ごぼう(生) | ごぼう(茹で) | |
エネルギー(kcal) | 65 | 58 |
タンパク質(g) | 1.8 | 1.5 |
脂質(g) | 0.1 | 0.2 |
炭水化物(g) | 15.4 | 13.7 |
食物繊維 (g) | 5.7 | 6.1 |
カリウム (mg) | 320 | 210 |
カルシウム(mg) | 46 | 48 |
マグネシウム (mg) | 54 | 40 |
鉄分 (mg) | 0.7 | 0.7 |
βカロテン(µg) | 0 | 0 |
ビタミンB1(mg) | 0.05 | 0.03 |
ビタミンB2(mg) | 0.04 | 0.02 |
ビタミンB6(mg) | 0.1 | 0.09 |
ビタミンB12(µg) | 0 | 0 |
ビタミンK(µg) | 0 | 0 |
ビタミンC(mg) | 3 | 1 |
葉酸 (mg) | 68 | 61 |
ビタミンE(mg) | 0.6 | 0.6 |
ごぼうは、野菜の中では炭水化物量が多いため、
100gあたりのカロリーは 65kcal
となっています。
野菜の中ではカロリーは高めです。
ごぼうの注目すべき成分は
・カリウム
・マグネシウム
・鉄
・葉酸
などの成分です。
あまりビタミン類は含まれておらず、
通常野菜に多く含まれているβカロテン、ビタミンCは
ほぼ0といえます。
ごぼうは何といっても、食物繊維量がとても豊富で、
その含有量は、野菜の中でもトップクラスです!
そんなごぼうにはどのような効果・効能があるでしょうか。
ごぼうの効果・効能には何がある?ダイエット効果も?
では、ごぼうにはどのような効果・効能があるでしょうか。
1・生活習慣病予防・便秘解消(食物繊維)
ごぼうの注目すべき成分は食物繊維量です。
ごぼうは茹でたもので6.1mg/100gもの
食物繊維量が含まれています。
また、割合でみると、
水溶性食物繊維量 :2.7g
不溶性食物繊維量 :3.4g
と水溶性、不溶性、どちらの食物繊維も豊富含んでいます。
水溶性と不溶性ではそれぞれ働きが異なります。
水溶性食物繊維は海藻や野菜に多く、
・糖尿病、肥満を防ぐ
・コレステロールの吸収を抑制する
不溶性食物繊維は、こんやくや豆類に多く
・腸の蠕動運動を促して便秘を解消する
・有害物質を体外に排出する
などの作用があります。
なので、水溶性食物繊維も不溶性食物繊維も、
体にとってはとても大切です。
有害物質を排泄するので、
食物繊維には大腸がんを予防する効果も期待されています。
よってごぼうには生活習慣病の予防や
便秘解消の働きがあるといえます。
ごぼうには
水溶性食物繊維の「イヌリン」
不溶性食物繊維の「リグニン」 が多く含まれており、
イヌリンは主に急激な血糖値の上昇を抑えて、
糖尿病を予防する効果があり、
リグニンは主に腸内の発がん物質を吸着し、
大腸がん予防に効果的とされている他、
血中コレステロール値を下げる働きがあるとされています。
また、ごぼうにはポリフェノールの一種である
「タンニン」「クロロゲン酸」といったポリフェノールが含まれており、
抗酸化作用が強いため、
風邪予防や老化防止などの効果も期待されています。
2・むくみ・高血圧予防・ダイエット(カリウム)
ごぼうにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは体内の塩分濃度を調整し、
余分な塩分・水分を排泄してくれる作用があります。
なので、カリウムはむくみ予防に効果があるとされています。
同時に余分な塩分を排泄するので、
高血圧の予防にもなります。
カリウムはむくみ解消効果があるので、
ダイエット効果 があるとされています。
同時にごぼうには、食物繊維量が豊富に含まれているので、
便秘解消にも効果があり、相乗効果が期待できます。
100gあたりで65kcalと低カロリーではないですが、
噛みごたえがあるため満腹中枢を刺激し、
食べ過ぎ防止、そして腹持ちも良いです。
ごぼうのダイエットレシピです。
ダイエットきんぴらごぼう
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/3892261
コンニャクとゴボウの煮物
レシピ
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1670017344/
こんにゃくは低カロリー、
そしてゴボウには満腹中枢を刺激するので、
どちらも低カロリー、食物繊維量が豊富な
食材の組み合わせです。
3・骨の合成を助ける(マグネシウム)
マグネシウムは、カルシウムと同様に、
骨や歯の形成に関与しています。
マグネシウムは、その他体内のエネルギー代謝に関わったり、
たんぱく質合成に関わっています。
マグネシウムが不足すると、食欲不振や嘔吐、
などの症状が現れます。
通常の食生活では不足しにくいミネラルとされていますが、
リンを多く摂取すると吸収が妨げられるので
注意が必要です。
4・貧血予防(鉄・葉酸)
ごぼうには、鉄分や葉酸といった成分も含まれています。
鉄分はヘモグロビンの構成成分となり、
酸素の運搬に関わります。
また葉酸は赤血球の形成にかかわり、
また胎児の正常な成長に必要な栄養素となっており、
とくに妊娠中の女性は葉酸を多く摂取することが
推奨されています。
鉄分も葉酸も欠乏すると貧血となります。
特に月経のある女性は欠乏しないように
注意が必要です。
様々な食品に鉄分や葉酸は含まれており、
特にレバーに多く含まれます。
5・解熱効果(ごぼうの種)
ごぼうではなく、ごぼうの種の話ですが、
昔から解毒の効果があるとされてきました。
漢方の世界でごぼうの種を煎じて飲むと解熱効果があると
されていますが、
私には効果がありました。
幼少期はよく風邪になりやすく、高熱がでて苦しんでいたところ、
ごぼうの種を煎じたものを飲まされました。
子供の時の記憶で美味しいものではなかったと思いますが…
飲んで少し時間がたったら、
一気に汗がどばーっと出てきて熱が下がったんですよね。
母は祖母から聞いて実践したそうですが、
本当に解熱効果があります。
薬に頼りたくないという方は、
ごぼうの種を煎じたものを飲んでみてはいかがでしょうか。
このようにごぼうには、
様々な効能が期待されています^^
乾燥ごぼうも
[br num=”1″]
犬はごぼうを食べてもOK?
ご家庭で犬を飼っている方も多いですよね。
私も実家で飼っているのですが、
人間と同じものを与えて良いわけではないので、
いちいち調べたりします。
そして室内で飼っているので、
人間と同じものを食べたがるのも
困るところです…
ですがごぼうの場合は、
犬に与えてもOKです!
ただかたいですし、繊維質が多いので、
茹でて、なるべく細かく刻んでから与えるようにしましょう!
特に小型犬の場合は、
少量をあげて様子を見てみましょう。
泥をしっかり落とし、茹でたものであれば、
皮はむかなくても大丈夫です。
人間と同様に便秘解消にも効果があるとのことです。
まとめ
今回は、ごぼうの栄養や効果・効能をテーマにして
まとめてみました。
ごぼうは食物繊維量が豊富に含まれており、
生活習慣病の予防や便秘解消にも効果があると
されています。
ごぼうレシピといえば、
きんぴらごぼうが有名ですが、
きんぴらごぼうは常備菜として冷蔵庫保存で日持ちもするので、
日頃から摂取してみてはいかがでしょうか。
★こちらの記事もどうぞ
ごぼうの日持ちする保存方法!冷凍も可能?保存期間・賞味期限は?