今日は、れんこんのアレルギーをテーマにしていきたいと思います^^
れんこんでアレルギーはあるのでしょうか。
逆にアレルギーを改善する作用はあるのでしょうか。
れんこんについてまとめていきます。
れんこんでアレルギー症状が起こることも?
れんこんといえば、穴がたくさんあるのが特徴ですが、
その特徴から「見通しがきく」 ということで
昔から縁起物とされている野菜です。
ちなみに漢字では「蓮根」つまり蓮の根っこという
漢字ですが、れんこんは根ではなく、
「地下茎」つまり茎を食べる野菜です。
そんなれんこんは、煮物にしたり、揚げ物にしたり、、
と様々な調理法がありますが、
アレルギー症状はあるのでしょうか。
れんこんは、アレルギー症状が起こりにくい食品であると
いえます。
一般にアレルギーが起こりやすい食品というものは、
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに
この7品目であり、
これらの食材を使用する場合は、
加工品に表示義務があります。
これらの食材でアレルギー症状が起こる方は多く、
重篤な症状として、
アナフィラキシーショックや意識障害などが
起こる場合があります。
その他、特定原材料7品目ではないけれども、
アレルギーをもつ方が多い食品として
果物:キウイフルーツ・バナナ・桃・りんご
魚肉類:いくら・さば・さけ・いか・あわび・鶏肉・豚肉・ゼラチン
その他:くるみ・大豆・カシューナッツ・ごま
などの食品があげられています。
これらは加工食品に表示義務はないのですが、
加工品への表示が推奨されています。
というわけで、
れんこんはこの中に入っていません。
なので、アレルギーをもつ方は少ないのですが、
実際にアレルギー症状を起こす方もいます 。
れんこんでなぜアレルギー症状が起こるのかというと、
食物アレルギーのうちの
「仮性アレルゲン」 というものが
考えられます。
仮性アレルゲンというのは、
他のアレルギーの作用とは少し異なり、
食材に含まれる化学物質が直接反応し、
皮膚に赤みや痒み などが現れます。
れんこんにも、直接アレルギーを起こす原因物質が
含まれているとされています。
いろいろと調べたのですが、
れんこんの原因物質について詳しく記載されている
文献が見つかりませんでした。
私の中では「アセチルコリン」だと
思っています。
明確に証明できるものがないので、
見つかり次第、ここで説明したいと思います。
れんこん・仮性アレルゲンの症状は?
仮性アレルゲンの症状としては
皮膚に「かゆみ」「赤み」 などの症状がおこります。
大量摂取の場合には、
頭痛 や 蕁麻疹 などの症状が起こることも。
仮性アレルゲンは、いつも症状が起こるわけではなく、
魚類などでは腐りかけの時に
起こりやすいとも言われています。
なので、一般的な即時型アレルギーとは反応経路が
ちょっと違います。
一般的なアレルギーは、
アレルゲン(原因食品)を食べると、食品に含まれるたんぱく質に反応し
体が有害なものと判断し、抗体をつくります。
そして同時にヒスタミン などの化学物質が放出されて、
それが皮膚にかゆみや湿疹ができる
原因となります。
つまり体を守ろうとする抗体反応が過剰になってしまい、
アレルギー反応が起きてしまうのです。
仮性アレルゲンの場合は、
直接食品に含まれる「ヒスタミン」などの物質が
体に作用してしまうアレルギーです。
ヒスタミン以外にも起こりうる食品はあります。
仮性アレルゲンが起こりうる食品
以下のような食材で仮性アレルゲンが起こる可能性が
あるといえます。
アセチルコリン:山芋・里芋・くわい・筍・茄子・松茸
セロトニン:キウイフルーツ・トマト・バナナ・パイナップル
トリメチルアミン:アサリ・エビ・カニ・カレイ(魚類)
このように、仮性アレルゲンが起こりうる食品はたくさんあります。
何らかの食品でアレルギー反応が起こった方は
同じグループ内の食品にも注意が必要であるといえます。
何らかの症状が起こった場合は、
自分で決めつけずに、医療機関を訪れてください。
参考元:http://yamate-cl.jp/disease/899
れんこんアレルギーではなく「あく」の可能性も
れんこんには強いアクがあります。
基本的に調理する際は、
あく抜き といって、切ったれんこんを水や酢水につけて
「あく」を除くという工程が必要になります。
あく抜きをすることで、
切ったあとのれんこんが変色するのを
防ぐ作用があります。
あくが強いとイガイガを感じやすくなります。
なので、れんこんはしっかりあく抜きをしてから
調理した方が良いです。
酢水に5~10分ほど漬けておいた方が
しっかりあく抜きができます。
れんこんを生で食べたことがあるという方は
少ないかと思いますが、
一度生で食べてみると、いかにれんこんがアクが強いかが
わかります・・・
れんこんを食べてイガイガするという経験がある方は、
きちんとあく抜きをしてから
調理してみてください。
また、産地によって多少あくの強さは
変わってくると思います。
また、れんこんを一度に食べ過ぎるとアレルギーではなくても腹痛などの症状が起こることがあります。
れんこんはアレルギーを改善してくれる?
れんこんによって、アレルギー症状が起こる可能性
がありますが、
れんこんはアレルギー症状を改善してくれるとして
注目されています。
内容はれんこんに含まれる
「タンニン(ポリフェノール)」
によって、アレルギー反応により放出する
抗体の過剰生成を抑えてくれるということです。
先ほど説明しましたが、
アレルギー症状というのは、アレルゲンに対し、
体が過剰に反応し、ヒスタミンなどの物質を
大量放出することで体がかゆくなったり、蕁麻疹が
できたりするというものです。
つまり、れんこんの成分によって、
ヒスタミンなどの物質を大量放出するのを
抑えてくれる
↓
アレルギー症状が緩和されるというわけです。
私は花粉症ではないので、
自分の体で調査したいのですが、
それができないので、ここでは情報のみを
お伝えします。
参考元:http://www.allergy.co.jp/about.html(日本アレルギー応用研究所)
実際に効果ありという声が多数です
れんこんは、昔から抗炎症作用 があるといわれているので、
試す価値ありです。
ただれんこんを食べて仮性アレルゲンの症状が起きたという方は、
れんこんパウダーであっても、
気軽に摂取することは避けてください。
かかりつけのお医者さんに相談することを忘れずに。
また同時にれんこんパウダーには、
便秘を改善する効果があるとされていますが、
れんこんには不溶性食物繊維が含まれているので、
そのためかと思います。
生のれんこんでは、2.0g/100gもの
食物繊維が含まれています。
れんこんは不溶性食物が豊富ですが、
便秘を解消するためには、
海藻や果物などの水溶性食物を多く含む食材も
摂取することが望ましいです。
まとめ
今回は、れんこんのアレルギーをテーマにして
まとめてみました。
れんこんは、アレルギー症状がおこりにくい食材ですが、
稀にれんこんでアレルギー症状が
起こる方もいます。
特に仮性アレルゲンという、
食品に含まれる物質が直接体に作用する
アレルギーが疑われるので、
他の食材でアレルギー症状が起きたという方は
注意してください。
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