今日は、三つ葉の種類をテーマにしていきたいと思います^^
三つ葉には主に根三つ葉・糸三つ葉・切り三つ葉の3種類がありますが、
それぞれどのように違うのでしょうか。
また三つ葉とパクチーにはどのような違いがあるのでしょうか。
三つ葉についてまとめていきます。
三つ葉の種類は?
三つ葉には主に
根三つ葉・糸三つ葉・切り三つ葉の3種類があります。
それぞれ旬の時期は異なり
根三つ葉 : 3~4月
糸三つ葉 : 1年中 (水耕栽培)
切り三つ葉 : 12~2月
が旬の時期となっています。
主にスーパーで見かける三つ葉は
「糸三つ葉」です。
栽培方法がそれぞれ異なるために、
風味や見た目が異なります。
お吸い物やカツ丼などの丼ものに彩を添えている
三つ葉ですが、
βカロテン が豊富であり、カリウムなどのミネラルも
豊富に含まれています。
三つ葉は、彩にするだけでなく、
かき揚げなどにしても食べられます。
主な三つ葉3種類の違いをみていきましょう。
根三つ葉
根三つ葉は、その名の通り、根っこがついた状態の三つ葉です。
根三つ葉は、他の三つ葉と比較すると、
最も茎が太いです。
旬は春の時期であり、
根元に土寄せをし、軟白栽培をしているので、
茎の色は白です。
栽培方法としては手がかかりますが、
歯ごたえがあり、
シャキシャキとした食感が人気です。
根三つ葉の根の部分を切り取り、
水に漬けておくと、葉がでてきて再生栽培をすることも
できます。
【根三つ葉の食べ方】
根三つ葉は、3種類の中で食べ応えがあるといえます。
そして香りが強く、栄養価も高いです。
他の三つ葉とは違い
・お浸し
・卵とじ
などの調理法をしても美味しいです。
彩としてではなく、葉物野菜と同じように
和える、炒めるなどの調理法が向いています。
根三つ葉を調理する際は、
根元の部分を切り落とした後、
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を少々いれた後、
最初に茎をいれて、次に葉全体をいれて茹でていきます。
三つ葉は茹ですぎると風味が損なわれてしまうので、
1分以内 で茹でる必要があります。
茹でたら素早くザルにあけて冷水で冷やします。
あとはお浸しや和え物にして食べられます^^
根三つ葉は、他の三つ葉に比べて食べ応えがありますが、
旬の時期は限られているので、春の時期に楽しみましょう。
糸三つ葉
糸三つ葉は、1年中食べることができる三つ葉の種類です。
三つ葉の中でも、茎が青いために、
青三つ葉とも呼ばれることがあります。
栽培方法としては、
露地や水耕栽培で密生させてつくられています。
販売しているもののうち、
三つ葉の根元にスポンジのようなものがついていると
水耕栽培で育てられたものです。
特に関西では、糸三つ葉が主流になっています。
関東でも、夏の時期に販売されているものは、
この糸三つ葉であることが多いです。
糸三つ葉は水耕栽培で栽培できるということもあり、
1袋100円以下という安価で手にいれることができます。
食べ方としては主に彩として使われ
・お吸い物
・丼(カツ丼、親子丼…)
・茶碗蒸し
・鍋
などに利用されます。
食感や香りは、根三つ葉と切り三つ葉の中間くらいであると
いえます。
切り三つ葉
切り三つ葉は、軟化栽培によって茎が白く根が切り取られている三つ葉です。
切り三つ葉は、根三つ葉、糸三つ葉よりもβカロテン含有量は少なく、
730µg/100g という数値ですが、
緑黄色野菜に分類されています。
他の三つ葉は、100gあたりで1000µgを超えます。
茎が白く、そして柔らかいのが特徴です。
また、葉は薄い緑色をしています。
切り三つ葉の旬は冬の時期です。
関東では、この切り三つ葉をお正月のお雑煮に利用しますが、
関西ではあまり見かけない種類となっています。
こちらも糸三つ葉と同じように主に彩として利用されます。
・お吸い物
・茶碗蒸し
などの料理に生の状態で利用できます。
このように主な三つ葉3種類は、
栽培方法からして違いがあります。
また栄養価も違います。
★栄養に関してはこちらもどうぞ
三つ葉の栄養!栄養価は高い?効能・効果は?
根三つ葉、切り三つ葉は旬の時期が限られているので、
旬の時期は料理に利用したいですね^^
三つ葉とパクチーの違いとは?
三つ葉とパクチー、見た目は結構似ていますよね。
パクチー↓
三つ葉↓
スーパーで打っているものは、
きちんと袋に入っているので間違って購入することもないのですが、
パッと見、似ています。
ただ、決定的に味・匂いが違います。
どちらも香草ではありますが、
パクチーは好き嫌いが分かれます。
三つ葉は和食に合いますが、
パクチーは和食に入っていたら、パクチーが目立ってしまうかと。
私自身、タイ料理を食べに行くことがあって、サラダやスープなどの料理に
よくパクチーが入っています。
タイ料理だと食べられるのですが、
パクチー餃子は無理でした…
周りではパクチー増量の餃子を食べている人もいましたけど。
見た目がとても似ている三つ葉とパクチーですが、
三つ葉は、セリ科ミツバ属 、
そしてパクチーはセリ科コエンドロ属 に分類されます。
どちらもセリ科ですので、
見た目が似ているのだと思います。
またパクチーも三つ葉と同じように、
βカロテンが豊富です。
三つ葉の香りはクリプトテーネン という成分で、
食欲増進、リラックス効果があります。
パクチーの香りはリナロール という成分で、
こちらは鎮静作用があります。
同じセリ科なので、見た目は似ていますが、
味や香気成分には違いが見られます。
ちょっとほしいときにはフリーズドライのものも
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まとめ
今回は、三つ葉の種類やパクチーとの違いをテーマにして
まとめてみました。
三つ葉は旬の時期によって出回るものが変わってきますが、
糸三つ葉は1年中流通しています。
またパクチーと三つ葉は同じセリ科ですが、
香気成分が異なります。