今日は、パプリカの栄養をテーマにしていきたいと思います^^
パプリカには主に黄・赤のパプリカがありますがどのような栄養があるのでしょうか。
また効果・効能には何があるのでしょうか。
パプリカについてまとめていきます。
パプリカの栄養は何がある?
パプリカは、ピーマンの仲間です。
ピーマンの大型種といえます。
パプリカは1年中購入して食べることができますが、
国産のものは少なく、輸入のものが多いです。
また旬の時期は6~8月 と、暑い時期を好みます。
そんなパプリカにはどのような栄養があるでしょうか。
パプリカの100gあたりの栄養成分
食品成分表をもとにすると、
パプリカ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
※食品成分表7訂
緑ピーマン生との比較
青ピーマン (生) | 赤ピーマン (生) | 黄ピーマン (生) | |
エネルギー(kcal) | 22 | 30 | 27 |
タンパク質(g) | 0.9 | 1 | 0.8 |
脂質(g) | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
炭水化物(g) | 5.1 | 7.2 | 6.6 |
食物繊維(g) | 2.3 | 1.6 | 1.3 |
カリウム (mg) | 190 | 210 | 200 |
カルシウム(mg) | 11 | 7 | 8 |
鉄分(mg) | 0.4 | 0.4 | 0.3 |
βカロテン (µg) | 400 | 1100 | 200 |
ビタミンB1(mg) | 0.03 | 0.06 | 0.04 |
ビタミンB2(mg) | 0.03 | 0.14 | 0.03 |
ビタミンB6(mg) | 0.19 | 0.37 | 0.26 |
ビタミンB12(µg) | 0 | 0 | 0 |
ビタミンK(µg) | 20 | 7 | 3 |
ビタミンC (mg) | 76 | 170 | 150 |
葉酸(mg) | 26 | 68 | 54 |
ビタミンE (mg) | 0.8 | 4.3 | 2.4 |
※赤ピーマン:クイーンベル
黄ピーマン:キングベル、イエローベル
このようになっています。
通常の緑色のピーマンよりも、
赤や黄色のパプリカの方がビタミンやミネラルが豊富に
含まれているといえます。
パプリカで注目すべき栄養素は
・ビタミンC
・ビタミンE
・カリウム
といった栄養素です。
緑ピーマンよりも太陽の光をたくさん浴びて育ったパプリカは
それだけ栄養価が高くなります。
また赤ピーマンには、 カプサイチン という色素成分も
含まれます。
唐辛子成分のカプサイシンとは違って、
抗酸化作用のある成分です。
では、具体的にどのような効能があるのかみていきましょう^^
パプリカの効能・効果
パプリカには、様々なビタミン・ミネラルが含まれていますが、
具体的にどのような効果効能があるのでしょうか。
1・風邪予防、美肌効果などの抗酸化作用(βカロテン、ビタミンC)
パプリカには、βカロテン が多く含まれています。
パプリカに含まれるβカロテンの含有量は、
赤パプリカで、緑ピーマンの 約3倍 含まれています。
黄ピーマンの場合は、緑ピーマンよりも少ない
200µgとなっています。
赤パプリカに多く含まれているβカロテンは、
体内でビタミンAとして働き、様々な効果をもたらします。
具体的には
・風邪予防
・皮膚や髪の健康維持
・夜盲症の予防
・呼吸器官を守る
などの働きがあるとされています。
またβカロテンとしても強い抗酸化作用を発揮し
・がん予防
・美肌効果
・生活習慣病の予防
なども期待できます。
βカロテンは油と一緒に調理すると吸収が良くなる ので、
炒め物などにするのもおススメです。
また赤パプリカにはβカロテン以外にも、
カプサイチン という抗酸化作用の強い色素成分も
含まれています。
こちらもβカロテン同様、
がん予防など期待できます。
またビタミンC も多く含まれています。
赤パプリカには100gあたり 170mg 、
そして黄パプリカには100gあたり 150mg もの
ビタミンCが含まれています。
ビタミンCの1日に摂取すべきビタミンCの摂取量を
補うことができます。
それだけパプリカには多くのビタミンCが含まれており、
レモン果汁100gよりも多くのビタミンCを摂取することができます。
なお、ビタミンCは、しみそばかすを防ぎアンチエイジング効果があるので、
美肌効果 も期待できます。
パプリカには、ビタミンP という成分が含まれており、
この成分のおかげで、加熱調理しても
ビタミンCが失われにくくなっています。
2・むくみ、高血圧予防(カリウム)
パプリカにはミネラルの一種として、
カリウムを多く含みます。
カリウムには、体内の塩分濃度を調整し、
余分な塩分を排泄する効果があります。
ですので、むくみの予防に効果があるだけでなく、
高血圧の予防 にも効果があるとされています。
カリウムは野菜や芋類に多く含まれています。
3・若返り(ビタミンE)
赤パプリカには、特に多くのビタミンEが含まれています。
ビタミンEは、「若返りのビタミン」 とも呼ばれており、
βカロテンやビタミンC同様、
抗酸化作用の強い栄養素です。
・老化防止
・生活習慣病の予防
に効果があるとされています。
野菜の中でも、パプリカのビタミンE含有量は
トップクラスです。
また、パプリカには、緑ピーマンよりも多くの
葉酸 を含んでいます。
葉酸は、造血作用があり、
また妊娠している方の場合、
胎児の成長にかかせないので、成人女性の2倍摂取することが
望ましいとされています。
様々な野菜、またレバーなどから摂取することができます。
このようにパプリカには様々な効果・効能が
期待できます。
黄色パプリカよりも赤パプリカの方が、
栄養価が高いといえます。
栄養価を考えて購入するのであれば、
赤パプリカがおススメです。
マリネやサラダに加えると、
彩もよくなります♪
国産パプリカも
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まとめ
今回は、パプリカの栄養や効果・効能をテーマにして
まとめてみました。
パプリカには様々な栄養が含まれています。
また赤パプリカには抗酸化作用の強い
ビタミン類も豊富に含まれています。
美肌効果や生活習慣病の予防の効果も
期待されています。
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