今日は、たけのこに含まれる食物繊維をテーマにしていきたいと思います^^
たけのこにはどのくらいの食物繊維量が含まれているのでしょうか。
便秘やダイエットにも効果的といえるのでしょうか。
たけのこについてまとめていきます。
たけのこは食物繊維量が豊富!
たけのこの旬は4~5月 の時期とされています。
その時期になると、たけのこ掘りを行う人も多いかと
思います。
たけのこは、煮物や炒め物など様々な料理に利用されることが
多いですが、栄養成分でみると、ビタミンやミネラルは
さほど多く含まれていません。
βカロテンも少ないため、緑黄色野菜ではありません。
そんなたけのこの代表ともいえる栄養成分は、
【食物繊維】 です。
食物繊維は、 人の体内では消化することのできない
成分 をさします。
そして野菜や豆類などに多く含まれているとされています。
消化することができないために、人間にとって不要なのかというと
そうでもなく、
食物繊維は体内で様々な働きをしてくれます。
おもに食物繊維は2タイプに分かれており、
・水溶性食物繊維
・不溶性食物繊維
に分類されます。
水溶性食物繊維は水にとけやすい食物繊維で
・血糖値の上昇をおさえる
などの働きがあります。
一方の不溶性食物繊維は水に溶けにくい食物繊維で
・腸の蠕動運動を促して便秘を解消する
・有害物質を排泄する
などの働きがあります。
働きが異なるので、どちらの食物繊維も摂取することが望ましいですが、
たけのこには2タイプのうち
【不溶性食物繊維】
を多く含みます。
たけのこには100gあたり3.3gもの食物繊維が含まれていますが、
割合は
水溶性食物繊維: 0.4g
不溶性食物繊維: 2.9g
と不溶性食物繊維の方が多いです。
なので、上記のように便秘を解消する作用があるといえます。
日本人の1日の食物繊維の摂取目標は
成人男性で 20g
成人女性で 18g
と多くの食物繊維量を摂取することが求められています。
食物繊維の摂取量が少ないと、
便秘がちになって、肌荒れ・痔などのトラブルの原因となる他、
大腸がんのリスクが高まります。
食物繊維量が豊富に含まれているたけのこは、
貴重な供給源であるといえます。
たけのこの効果で便秘解消、ダイエットにも!
さきほどの説明のように、
たけのこには豊富に食物繊維が含まれています。
たけのこに含まれている不溶性食物繊維には、
腸の蠕動運動を促して便秘を解消する作用があるので、
便秘がちな方にもおススメの野菜といえます。
ただし、たけのこに多く含まれる不溶性食物繊維は、
体内の水分を吸収して膨らむので、
腸内には水分があることが必要です。
そのため、腸の水分が少ないと便がかたくなり、
排泄しにくい状態になってしまうことがあります 。
なので、日頃から便秘で悩んでいる方は、
水溶性食物繊維も一緒に摂取することが望ましいと
されています。
水溶性食物繊維は、果物や海草などに多く含まれています。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の摂取割合は、
1:2
が良いとされています。
水溶性食物繊維は便をやわらかくする作用があり、
不溶性食物繊維は蠕動運動を刺激するので、
排泄しやすくなります。
ただ加齢により日頃から便の量が少なく、腸の運動が
少ないために便秘がちの方は、
不溶性食物繊維 は蠕動運動を促すので、
積極的に摂取すると良いといえます。
食物繊維を日頃から摂取することで
・がんのリスクを低下させる
・糖尿病を防ぐ
・コレステロールを抑制する
などの効果もあります^^
たけのこには食物繊維が豊富なのに関わらず100gあたり
30kcal ※ゆでた場合
と低カロリーのうえ アスパラギン酸 というエネルギー代謝を活発にする
アミノ酸も豊富に含まれています。
またカリウムも多く含まれているので、
むくみ予防 の効果も期待され、
総合的にダイエット効果もあるといわれています。
たけのこは、歯ごたえがしっかりあるので、
満腹感も得やすいです。
ダイエット中の方でも、
たけのこには様々な食べ方がありますので
・焼き竹の子
・筍のさしみ
・若竹煮
など、様々な料理にアレンジして、
食べるのも良いかと思います。
基本的に煮物はカロリーが低く、
満足感もあるのでダイエット中の方にもおすすめです♪
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まとめ
今回は、たけのこの食物繊維や便秘、ダイエット効果について
まとめてみました。
たけのこには不溶性食物繊維が豊富に含まれています^^
なので便秘中の方にもおすすめです。
ただ、痙攣性便秘の方は、便秘解消には
水溶性食物の方が良いとされています。
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