そら豆の栽培方法がテーマです。
そら豆の栽培において、摘心や植え方、そして追肥のタイミングなど、そら豆の栽培ではどのように注意した方が良いのでしょうか。
そら豆についてまとめていきます。
そら豆の栽培方法!
そら豆は4~6月の春の時期が旬です。
ですので、その時期に収穫時期を迎えます。
そのため一般的に秋まきをし、春に収穫するという流れです。
生育温度は16~20℃とやや冷涼な環境を好み、寒さにも強いために、冬は畑で越すことになります。
そら豆の栽培・種まき時期
関東や東海などの中間地 : 10月中旬~11月上旬
北海道や東北などの寒冷地 : 2月中旬~3月中旬
沖縄や九州などの暖地 : 10月中旬~11月中旬
10月~11月が時期です。
寒冷地では、種まき時期を遅らせますが、10月下旬の頃に種まきをするところもあります。
上記のように2~3月の頃に種まきを行った場合は、ハウスなどで加温する必要があります。
そら豆の種まき方法
そら豆はポット栽培を行います。
- まずポット(9cm)に腐葉土をいれて、そこに種まきをしていきます。そら豆の黒い部分(お歯黒)を斜め下にして、種が半分くらい埋まるようにして、種まきをします。
※横向きにすると、育ちにくいので、種まきの仕方も大切です。1つのポットに種は1~2粒です。 - 種をまいたら、軽く土を手で押さえて、たっぷり水やりを行います。
- 日の当たる暖かいところを選びますが、鳥に食べられないようにネットなどをかけておくようにします。
そのまま本葉4~5枚になるまで、ポットで栽培します。
そら豆の植え付け
ポットで苗が成長したら、植え付けを行います。
あらかじめ畑に植え付ける前に、土の準備をしておきます。
植え付ける2週間前に苦土石灰150g/m2を散布して、よく耕し、さらに1週間前に堆肥2kg/m2、化学肥料100g/m2を散布して耕しておきます。
幅90cm程度の畝をつくり、 株間30cm程度で植え付けを行います。
植え付ける際は、根鉢を崩さないようにして、ポットから抜き取るようにします。植え付け後は、水やりも行います。
そのまま畑で冬を越すので、苗の防寒対策のために、ネットをかけるなどしておきます。
そら豆の栽培管理
水やり
あまり水やりは必要ありません。
乾燥が激しいときに、日中の暖かい時間帯に水やりをします。
追肥・土寄せ
春(3~4月)になり、暖かくなって成長が盛んになったら追肥を行います。
株元に化学肥料をひとつかみ程度まきます。
同時に、周りの土を軽く耕して、土寄せも行います。
支柱
春になると、草丈がのびてきます。
草丈がのびてきたら、倒れないように支柱をたてます。
株を囲うようにして、支柱をたてて、紐を巻き付けておきます。
摘心・整枝
摘心は、生長点の成長をとめて、側枝を伸ばし、花や実の数を増やすために行う作業です。
野菜によっては必要な作業です。
そら豆の摘心は、草丈が70cmになったころに行います。
成長したら、先端の部分をつみとって摘心します。
また春になると茎が多く混み合ってくるので、1株7~8本程度に整枝すると、日当たりが良くなり、成長の妨げとなりません。
そら豆の収穫時期
そら豆は春に収穫されます。
一般的に収穫時期は以下のようになります。
関東や東海などの中間地 : 5月中旬~6月中旬
北海道や東北などの寒冷地 : 6月中旬~7月上旬
沖縄や九州などの暖地 : 4月中旬~5月中旬
そら豆は開花後30~40日程度で収穫を迎えます。
花が枯れたあと、付け根がどんどん膨らみ、上を向いてさやが成長してきます。
さらに成長すると、さやが今度は下を向くようになります。
さやに光沢がでてきて、実が膨らんできたら、収穫のタイミングです。
ひとつずつハサミで切り取って収穫するようにします。
収穫時期を逃すと、硬くなってしまうので要注意です。
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そら豆の栽培方法まとめ
そら豆の栽培方法をテーマにしてまとめました。
そら豆は、「そら豆がおいしいのは3日間」といわれるほど、鮮度が落ちるのが早い野菜です。
新鮮なものをすぐに味わえるので、家庭菜園での栽培もおススメです。
また、連作障害が4~5年ほどあるので、同じ場所で栽培しないように注意が必要です。